健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

コラーゲン と・ろ・う・か

2009年01月28日 16時06分03秒 | Weblog
新年になりましてまだご挨拶をしていませんでしたが、あらためまして冬毛でふさふさ・むくむくのジジもどうぞよろしくお願いいたします。


さて、今回も引き続きコラーゲンのことをお伝えいたします。

特にコラーゲンとろうか(老化)の関係を知るとコラーゲンとろうか(摂ろうか)という気持ちになるのは間違いなしかと思います。

私たちの体は約60兆個の細胞からできているといわれますが
その細胞は絶えず新陳代謝(古いものから新しいものへと)を繰り返しています。
この新陳代謝の衰え、細胞の衰えを『老化』と呼びます。

肌も関節も老化が進むとどうなるか・・・
たとえば肌を紫外線で焼いても本来修復しようとする力がありますが、繰り返し長い時間紫外線を浴びているとこの修復作用(新陳代謝)が間に合いません。

又関節など、若い頃は滑らかに動いたものがきしみや痛みが出たりそれは加齢によって更に加速します。

もう一度、基本に返ると人体の70%が水分で残りはたんぱく質のわけです。
総タンパクの3割がコラーゲンということは前回お話いたしました。

若さを保つことは細胞の新陳代謝、つまり細胞のたんぱく質の新陳代謝をアップ
することです。 

私たちが食べ物からたんぱく質をとると
→アミノ酸に分解→細胞に入って→
二つの人体を作るたんぱく質に組み立てられる・・・①非コラーゲンたんぱく質
(細胞の内側にあり体の3分の2を占める)
②コラーゲンたんぱく質(残り3分の1で細胞の外側にあって細胞と細胞をつなぐ役目)

*重要
①非コラーゲンたんぱく質は細胞を作る
②コラーゲンたんぱく質は細胞をつなぐ役目
人体の細胞の外側のコラーゲン②の減少は①のコラーゲン減少につながることが
実証されています。

またコラーゲンの合成能力は年齢と共に衰えるのでコラーゲンを含む食品を摂る
事が重要です。

(新しいコラーゲンの補給→新陳代謝を促進→細胞が活性→体の若返りにつながる。)


コラーゲンを豊富に含む食品
スペアリブ、手羽先、豚足、牛筋、鶏皮、 魚皮、ふかひれ、エイひれなど
調理法はチキン(鳥のガラを煮出す)スープ、魚の煮付け
(煮汁のかたまりの煮こごりはコラーゲンたっぷり)


*コラーゲンが多く含まれる食品のポイント
お肉や魚の食べやすい筋肉の部位(身)・・・非コラーゲン①です。
皮、筋、内臓、軟骨、腱・・・コラーゲン②にたくさん含まれます。

身の部分より調理する時、捨てていたものを見直しましょう!


*コラーゲンの合成を助けるもの
ビタミンCです。
レモン、みかん、緑黄色野菜などを一緒に摂りましょう!

**最後は運動
コラーゲンを摂って運動することで
①体内のコラーゲンの新陳代謝が上がります。
②体のたんぱく質の新陳代謝が上がります。
③骨や筋肉が強化されます。
④血液、リンパの流れが促進されます。
⑤肌のつやもよくなります。


私たち人のコラーゲンたんぱく質は30種以上といわれていますがなかでも
Ⅰ型コラーゲンが最も多く真皮、骨、靱帯、腱に含まれます。

ということではりのある若さを保つ肌や、頑丈な骨太の体を作るために、もう一度食生活と運動を見直してみましょう。





体を支える物質コラーゲン

2009年01月23日 20時33分13秒 | Weblog
大寒を過ぎ、本格的な寒さの到来です。

先日ご近所から紅梅をいただきました。
そして今日一つ小さなつぼみが開きました。

梅というと「ふくいくたる梅の香り」とか、菅原道真の和歌にも

「東風(こち)吹かば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」
等とその香りのよさが歌に読まれ、故人も寒中に開花する梅の花に春の訪れを
待ったことでしょう。

我が家もこの小さなひと枝から、あざやかな紅色とほのかな春の香りで五感を癒され元気を頂きました。


さて新しい年を迎え、諸々のお正月行事も終りそれぞれの日々を決意新たにお過ごしの方もいらっしゃることと思います。

今回からシリーズで私たちの体の中で作られている大事な物質で加齢と共に体内での生成が衰えつつある物質を特集していきたいと思います。

今年も更なる健康をと取り組み始めた皆様も、体作りの基本としてお役立て下さい。
まずは皆様も少なからず耳にされているコラ・・、コエ・・、コン・・?
の中から、コラーゲンについて調べてみました。

コラーゲンといえば、私の知り合いに薬学博士の高橋周七先生がいらっしゃいます。
10年ほど前、ちまたで杜仲茶がブームになったことがありましたが覚えていらっしゃいますか?
高橋先生がその火付け役ですが杜仲茶と高麗ニンジンを一緒に摂ることでコラーゲン合成の相乗効果と若返り効果が大きいことを提唱されました。

それではコラーゲンの基礎知識から

①私たちの体はたんぱく質から作られていますがコラーゲンは人体の全タンパク質の3割を占めています。

②体の中で多く存在するところは皮膚、骨、関節、歯や歯茎、血管、目の角膜
などです。


③人体は60兆個の細胞からできていますがその細胞どうしをつなぐ役目をしています。レンガを壁にたとえるとレンガとレンガの間を埋めるセメント役がコラーゲンだということです。

④コラーゲンは膠原繊維の一種で三本の縄をなうようにらせん状の紐になっています。

⑤お肌のハリやみずみずしさそして、皮膚の強度や弾力性はコラーゲンから生まれます。

⑥腱は主成分がコラーゲンですが、筋肉が発した力を骨に伝えるのが腱の役目なのでコラーゲンは力や強さを与えています。

⑦骨や軟骨の中のコラーゲンは弾力性があることで衝撃から発生する骨折などを守る働きが有ります。


まだまだ大事なことがありますが、次回は新陳代謝や老化防止になくてはならない
コラーゲンとその摂り方をお伝えいたします。


健康十訓より

2009年01月01日 00時30分39秒 | Weblog
皆様、
輝かしい新春のお喜びを申し上げます。

今年も益々のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。




一年の計は元旦に有りということで、新年にちなんで「健康十訓」をお伝えいたします。

これは、江戸中期に横井也有(西暦1702-1782)という尾張の俳人が書いたものだそうです。

前半の一.から六.は、健康のなかでも身体的な要素(食事をはじめとする生活様式)を、

後半七.から十.は精神的な要素(気持ちの持ちよう)を謳っているようです。
 

『健康十訓』

一.少肉多菜(肉を控えて野菜を多く摂りましょう。)

二.少塩多酢(塩分を控えて酢を多く摂りましょう。)

三.少糖多果(砂糖を控えて果物を多く摂りましょう。)

四.少食多噛(満腹になるまで食べずよく噛んで食べましょう。)

五.少衣多浴(厚着を控えて日光浴し風呂に入りましょう。)

六.少車多走(車ばかり乗らず自分の脚で歩きましょう。)

七.少憂多眠(くよくよせずたくさん眠りましょう。)

八.少憤多笑(いらいら怒らず朗らかに笑いましょう。)

九.少言多行(文句ばかり言わずにまずは実行しましょう。)

十.少欲多施(自身の欲望を控え周りの人々に尽くしましょう。)

 
さあ今年は丑年、干支の丑年生まれは1082万人で干支の中では3番目に多いということです。
更に昭和24年生まれの方が230万人でトップだそうです。

まさに私の世代は戦後のベビーブームであったわけですが、まだまだ働き盛りの方たち、もうすぐ定年を迎える方々、親世代の介護におわれている方、孫の面倒に振り回されている方、自由気ままに人生を謳歌している方、いずれの方もまず健康が第一です。

この健康十訓に学んで、今年も身体づくりしてまいりましょう!

今年も喜んでいただける健康塾通信を発信してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。


2009年 元旦     古賀 公子