健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

骨折経過記録④筋トレ編

2020年10月31日 06時21分15秒 | Weblog

手作りから

 

10月最終日、早起きしてブログの編集をしています。

今日はハロウィーン🎃、マスコミでも注意勧告を出していた

渋谷などは静かに楽しんでくれるでしょうか。。。。

 

さて本日は、おうちリハビリの筋トレ編をお伝えいたします。

その前に、今回の骨折の部位の骨や筋肉・腱の解剖図を、医歯薬出版の解剖学より

参考にしたいと思います。

この骨は膝から下の太い方が脛骨、外側で細い方が腓骨です。

これは右脚の前面と後面からの図ですが、今回骨折した骨は腓骨下部にある左脚の外踝でした。

下腿の筋肉

この図は、右脚を側面から見ていますが、

足首周りにはたくさんの筋肉や

靭帯があって、ヒトが立つことや、歩く動作に関わっています。

 

それでは、筋トレのプログラムをご紹介します。

これは、特に難しい動きはなく、日常の筋トレやストレッチとしても

参考になるかと思います。

  • アキレス腱伸ばし

  • 片脚立ち

  • つま先立ち

  • 足上げ(真後ろと斜め後ろ)キープ(ゆっくり5から10)

         

真後ろに挙げて大殿筋へ斜め後ろは中殿筋への強化に効きます。

  • ヒップリフト

仰向けに寝て膝を曲げ、おしりを持ち上げて頭と足裏で支えキープします。

整形のリハビリでもこの運動はベッドで取り入れていますが、自宅では床に枕無しで寝て行っています。

ハムストリング(太ももの後ろの筋肉)や大殿筋(おしりの筋肉)

を鍛える運動をヒップリストと呼びますが、おしりの筋肉は抗重力筋といい、

ヒトが立つとき重力に負けないように対抗して働く筋肉なので、弱くなると姿勢も崩れてしまいます。

 

これはおしりの筋肉ですが、大きく表層にあるのが大殿筋、中殿筋は

足を外転(側方挙上)する筋肉で、深層にあるインナーマッスルです。

図にはありませんがその下に隠れているのが小殿筋です。

梨状筋は、股関節の運動をコントロールしている筋肉です。

 

おうちリハビリの筋トレは、いずれもその時の体調に合わせ

全てをするのではなく、いくつか選んで行い、運動にはずみをつけず

ゆっくり10回くらいをめどに数えてキープ、調子が良かったら2~3セットを目安にやっています。

 

では最後に足の裏を合わせるがっせきをしている写真の比較ですが

 

骨折前8月1日撮影

 

ギブスカットした日の9月29日撮影

この写真で気付くことは、よく見ると約1か月のギブス固定で左の脚の筋肉が衰えています。

太い方を骨折の浮腫み?と勘違いする方が多かったのですが

骨折は左脚なので、明らかに筋肉が痩せて細くなっています。

また、太極拳が出来るよう無理なくリハビリしたいと思います。

 

今、「東京都心で今シーズン初の気温10度未満。。。」とのこと、

上空に強い寒気が流れこんで、晴れていると放射冷却が強まるそうです。

朝晩と昼の気温差に気をつけて、週末を過ごしましょう!

今日も、近場でリハビリウォーキングに出かけたいと思います。

 

では次回は、オイルマッサージ・リンパドレナージや圧迫法(コンプレッション)

をお伝えします。

どうぞ良い週末を💛

ウキツリボクの花

 

 

 


骨折経過記録③おうちリハビリ

2020年10月29日 12時37分16秒 | Weblog

秋も日増しに深まって参りました。

近頃は街の街路樹もだんだんと秋色に染まり

晴れた日には郊外へ足を延ばしてみたくなりますね。

 

さて、9月1日に不覚にも骨折した私は、この貴重な体験を

記録して参りました。

今回は、おうちリハビリで先ずは道具を使ったものです。

 

*タオルギャザー   床にタオルを広げて、踵はつけたまま動かさず足の指でタオルを手繰り寄せます。

 

*ビー玉つかみ

タオルギャザーやビー玉つかみは、病院でのお薦めですが足指の力を強化し、足裏を鍛えて偏平足の改善や足のアーチを強くする効果があります。

    

*ボールを使ったマッサージ(足の裏・ふくらはぎ・足首周り)

自重をかけて、ギプス固定によって硬くなった部位へ柔軟性や血行を促します。

 

*ゴムチューブやバンドなどを使ったストレッチ

*足踏み運動やアキレス腱伸ばし

家にあった器具ですが中にボールが入っているので、足踏みをすると足裏の刺激になり、傾斜を使ってアキレス腱伸ばしに使います。

おうちリハビリは、わざわざ道具を購入しなくても、あるもので代用したり

目的を考えてみると、工夫できると思います。

私自身、本日でギブスを外してから1ヵ月が経過しました。

 

ギブスを外した当日の足の背屈と底屈を、無傷な足と比べると

骨折した左足の可動域がよくわかります。

2020年9月29日撮影

2020年10月24日撮影

 

まだリハビリ途上ですが、少しずつ柔軟性が出てきているのがわかります。

 

では次回は、おうちリハビリ、筋トレ編をお伝えします。

何かのお役に立てたらと思いますので、もうしばらくよろしくお願いいたします。

コムラサキ

 

 


骨折経過記録②リハビリ編

2020年10月18日 11時33分53秒 | Weblog

今朝6時過ぎの富士、ベランダより

 

おはようございます。

朝起きて、外を見ると雨上がりの空と久しぶりの富士山が見えました。

肌寒さはありましたが、朝の空気はひんやりと澄んでいて気持ちよく

早速、外に出かけたくなる気分でした。

少し前までは、痛い足を引きずりながら100メートル歩くのも慎重に

スローペースでした。

 

それでは、本日は病院でのリハビリについてお伝えしたいと思います。

 

 

9月29日リハビリ 1日目

 

*バイブラバスで10分の温浴をします。(毎回)

これは、手足の骨折の患者さんを中心に使用されているもので、筋緊張を緩め

血流改善などの温熱効果があるようです。

 

*その後はベッドで仰向けになり、骨折部位周辺の軽いストレッチ、

特に脚指の屈曲伸展、アキレス腱から腓腹筋(ふくらはぎ)を緩めます。

(ギプスから出ていた指は、積極的に動かしていましたが、固定されていた足の甲や指の付け根の裏の部分、アキレス腱は

かなり硬くなっていて、動きに痛みを伴いました。)

 

9月30日 リハビリ 2日目 両足着地に成功!

    

*骨折後の脚へ体重をかける練習

はじめは恐る恐るでしたが、恐怖心を克服してゆっくり左足に体重を乗せることに成功しました。🙌万歳!

 

10月1日 リハビリ 3日目

 

*片方だけの松葉杖を使う歩き方練習

(片方だけ使う場合は健側方に松葉杖をもつのですが、

両側でも松葉杖は病院の往復以外に使わなかったので上達しませんでした。)

*階段上り降り練習。

手すりをもって

「行きはよいよい

昇りは健康な脚(よい)から一歩の一段ずつ二足揃えて昇る

「帰りはこわい

降りる時は、怪我した脚(こわい)から一歩降りて、二足を揃えて降りる

これを二足一段昇降といいます。

通りゃんせ♬の歌から、「行きはよいよい、帰りはこわい~(^^♪」なんです。

 

10月3日 リハビリ 5日目 松葉杖返却!

運動療法として、股関節を伸展しながら臀部の中殿筋

への筋力アップをします。

 

10月16日 リハビリ 12日目

病院でのリハビリは、まだ続きますが、

階段を降りる時は痛みや緊張があり、まだ十分な回復をしていません。

しかしながら日常生活は、ほぼ不自由がなくなり

後は電車の移動を一人ですることが目標になりました。

 

次回は、おうちリハビリに取り入れたことと、セルフケア後の脚の変化など

お伝えいたします。

 

では、良い休日を💛


骨折経過記録①

2020年10月17日 15時13分49秒 | Weblog

 

皆さん、こんにちは!今月 13日、お陰様で67歳の誕生日を迎えました。

雨の週末を迎えています。まさに秋晴れが恋しい空模様ですが≪プレゼントのアレンジメント≫

急な冷え込みに用心しなければと、重ね着をいたしました。

 

はじめに***

さて、9月1日に不注意で自宅玄関前の階段を踏み外してしまいましたが、

激痛の中、「救急車を!」というご親切なお声がけには応じることが出来ず

『先ずは、タクシーを。。。』と、私。これも時間がかかりそうでしたので

バスで2つ先の停留所近くにあるはずの整形外科に行こうと決断しました。

(応急措置で冷えピタを貼り付け、バンテージを巻いて氷を詰めたビニール袋

を持ちました。

あの時は必死でしたが、良くたどり着けたと。。。かなり痛くて危ない思い出です。)

 

8年ほど前に台湾で帰りの飛行機に乗る前に、雨の中で転倒し左足首捻挫をして

帰国後も病院には行かず、湿布や自己バンテージでやり過ごしました。

 

しかし、つけが回ってきたようです。

今回は同じく左足くるぶしの骨折ですが、8年前に捻挫でダメージを受けた

くるぶし周りの靭帯や、腱などが正常に修復されていなかったので、

更に落下の衝撃が加わり骨折につながったと思われます。

 

処置

9月1日 レントゲン撮影で左腓骨下部 外踝骨折が判明、これから夜にかけて

腫れるため、ギプスは翌日となりエル字型シーネと包帯でひざ下までの固定で帰宅。

激痛で眠れぬ一夜を過ごす。

【応急処置RICEの法則】

Rest(レスト)安静

Ice(アイス)冷やす  48時間は急性期で出血が止まらないと言われています。

Compression(コンプレッション)圧迫

Elevation(エレベーション)挙上  怪我した部分を心臓より高く保ちます。

これは、応急措置として役に立ちます。

 

2日 車いす付きの介護車を予約して、病院まで

ギプス固定、

これより週1回の通院8日、16日、23日ごとにレントゲン撮影で

骨の状態を見てもらう。

8日、16日にギプスの当たるところがあったのでカットして貰う。

 

29日 骨折より5週間経過、待ちに待ったギプスカットでした。すさまじい音と

   振動で恐怖感有り、しかしながら1か月ご無沙汰の左脚との対面は、感無量!

   このあと、リハビリスタート!終了後、足首上までのⅬ型シーネ

を付けて帰宅。

まだ足は着地できませんでした。

 

≪教訓≫

階段を降りるときは、ひとりの時も最後の一段まで気を抜かず、

更に手すりを持つことは、人込みでは特に用心につながります。

 

次回より、経過報告から

病院とおうちリハビリ、セルフケアの記録を順にお伝えいたします。

どうぞ宜しくお願い致します。

それでは、寒いので風邪にお気を付けくださいませ。

手作り飾り