健康塾通信

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春の便り

2023年03月19日 16時29分58秒 | Weblog

おかめざくら

こんにちは。

あちらこちらで桜の開花便りが聞かれる頃となりました。

「春和景明」まさに今日のような穏やかな春の日差しが明るく

「桃紅柳緑」とうこうりゅうりょく・くれない色の桃の花と緑鮮やかな柳の葉など

春は美しい色どりの景色を楽しませてくれています。

 

今回は「春」をテーマに五行理論の系統的に分類した配当の一部をお伝えいたします。

漢方医学では西洋医学で考えられるような解剖学で実証された臓器自体と違い

臓腑を独立したものととらえずに臓と腑は互いに連結、制約しあいながらも

総合的な働きをしていて、密接な表裏関係を持つと言われます。

そして、体内外との関係もあります。

例えば五臓を五行や季節などの配当した場合

五臓(肝・心・脾・肺・腎)

五腑(胆・小腸・胃・大腸・膀胱)

五季(季節の配当、春・夏・土用・秋・冬)

五悪(五臓の嫌う外気の性質、 風・熱・湿・燥・寒)

五志し(感情の所属、激しい怒りは肝を傷つける、怒・喜・思・憂・恐)

五味(味覚の所属で五臓の求める味、過食は害、酸・苦・甘・辛・鹹かん塩辛い

五主(五臓から栄養を補充するもの、筋・血脈・肌肉・皮・骨)

五支(五臓の精気が発するところ、爪・毛・唇・息・髪)

鎌倉彫

このように

五臓は気象や四季の変化に適応していて、に通じ、険悪な気象現象は

更に肝はとその運動のすべてに統率者となり筋骨の痛みなど筋すべての症状は

肝の病変の現れとされる。また、「肝は血を蔵す」と言われて、身体の血量を調節する

働きがあり、血が不足するとが柔らかく薄く、色は淡白でつやが無くなるので、

肝の健康状態を知ることが出来、さらにとも関係しています。

これら、東洋医学基礎編 学習研究社発行より一部抜粋、改編しましたが

臨床にそのまま応用するのではなく、治療上の示唆を得ていると言われてます。

玄関飾り

ところで、昨日は雨の一日で気温もかなり下がりましたが

「春寒料峭しゅんかんりょうしょう」と言われるように、寒さがぶり返すこともあります。

もうすぐ彼岸ですが、春は気温差にも気をつけたいと思います。