6月最終日の夕方になりましたが酷暑の中、全国的にも危険な暑さになったようです。
この暑さで屋外のスポーツに限らず、室内でも激しいスポーツは水分補強など
個々の対策が必要になります。
未だにコロナ感染もゼロにはなっていませんが、コロナによる自粛生活の間
特に社会から取り残されたような生活によって心身の老化が進んだ高齢者も多いと聞きます。
厚労省の調査では2020年度(コロナ禍)と2019年度(コロナ前)の高齢者(75歳以上)の
心身の状態について把握した調査では、外出の機会が減少した人が約18%の増、
うつの項目に該当する人が約5%増えたなどの変化が見られたようです。
コロナ感染の減少があっても、気候変動による外出減少が「フレイル」を招くことにも繋がります。
近頃「フレイル」と聞くことが増えていますがそれは
健康な状態と要介護状態の中間の段階を指します。
加齢とともに身体も心も何か障害を受けた時の回復力が落ちてくると
生活支援を受ける必要が出てきていよいよ要介護状態に変化していきます。
3つのフレイルと言われるものは
「身体的フレイル」運動器の障害で移動機能が低下したり(ロコモティブシンドローム)、筋肉が衰えたり(サルコペニア)するなどです。
「精神・心理的フレイル」高齢になり、定年退職や、パートナーを失ったりすることで引き起こされる、うつ状態や軽度の認知症の状態などです。
「社会的フレイル」加齢に伴って社会とのつながりが希薄化することで、独居や経済的困窮の状態などのことです。
これら3つのフレイルが連鎖していくと更に自立が出来なくなり深刻です。
また、フレイルの概念をもっと細分化した言葉でアイフレイルやオーラルフレイルなどもお聞きかと思います。
私は以前にもブログで紹介しました目の周りのツボ刺激や眼球運動でアイフレイルのセルフケアに
そして、オーラルフレイルに関しては、近頃むせたりしがちなことも有り
朝起きた時のマイルーティーンがあります。
前夜に1杯のお茶を用意して朝起きた時、冷めたお茶でガラガラとうがいをします。
そのあと舌の表面をお掃除ブラシで軽くブラッシングします。
次に軽く歯磨きして最後に洗顔しています。
朝は慌ただしく朝食準備などで自分のペースが乱れがちですが、
ちょっとした習慣で継続を心掛けています。
明日から7月、酷暑や所により豪雨などの予報もありますが、個々に工夫しながら
フレイルの進行を食い止めたいと思います。