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健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

3つのフレイル

2025年06月30日 19時04分01秒 | Weblog

6月最終日の夕方になりましたが酷暑の中、全国的にも危険な暑さになったようです。

この暑さで屋外のスポーツに限らず、室内でも激しいスポーツは水分補強など

個々の対策が必要になります。

未だにコロナ感染もゼロにはなっていませんが、コロナによる自粛生活の間

特に社会から取り残されたような生活によって心身の老化が進んだ高齢者も多いと聞きます。

厚労省の調査では2020年度(コロナ禍)と2019年度(コロナ前)の高齢者(75歳以上)の

心身の状態について把握した調査では、外出の機会が減少した人が約18%の増、

うつの項目に該当する人が約5%増えたなどの変化が見られたようです。

 

コロナ感染の減少があっても、気候変動による外出減少が「フレイル」を招くことにも繋がります。

近頃「フレイル」と聞くことが増えていますがそれは

健康な状態と要介護状態の中間の段階を指します。

 

加齢とともに身体も心も何か障害を受けた時の回復力が落ちてくると

生活支援を受ける必要が出てきていよいよ要介護状態に変化していきます。

 

3つのフレイルと言われるものは

「身体的フレイル」運動器の障害で移動機能が低下したり(ロコモティブシンドローム)、筋肉が衰えたり(サルコペニア)するなどです。

「精神・心理的フレイル」高齢になり、定年退職や、パートナーを失ったりすることで引き起こされる、うつ状態や軽度の認知症の状態などです。

「社会的フレイル」加齢に伴って社会とのつながりが希薄化することで、独居や経済的困窮の状態などのことです。

 

 これら3つのフレイルが連鎖していくと更に自立が出来なくなり深刻です。

また、フレイルの概念をもっと細分化した言葉でアイフレイルオーラルフレイルなどもお聞きかと思います。

私は以前にもブログで紹介しました目の周りのツボ刺激や眼球運動でアイフレイルのセルフケアに

そして、オーラルフレイルに関しては、近頃むせたりしがちなことも有り

朝起きた時のマイルーティーンがあります。

 

前夜に1杯のお茶を用意して朝起きた時、冷めたお茶でガラガラとうがいをします。

そのあと舌の表面をお掃除ブラシで軽くブラッシングします。

次に軽く歯磨きして最後に洗顔しています。

 

朝は慌ただしく朝食準備などで自分のペースが乱れがちですが、

ちょっとした習慣で継続を心掛けています。

 

明日から7月、酷暑や所により豪雨などの予報もありますが、個々に工夫しながら

フレイルの進行を食い止めたいと思います。


感動体験・ワクワクドキドキ

2025年05月30日 20時19分27秒 | Weblog

 

皆様は最近何か感動体験をしましたか?

ワクワク体験は精神的な効果・身体的効果・社会的な効果があると言われます。

特に身体的効果では見ること・聞く事・味わうことなどの五感は、脳の様々な領域の刺激で

脳が活性化され、認知機能の維持や向上、ストレス解消、心身のリフレッシュにもなります。

また、日常と違う体験は脳内にドーパミンという神経伝達物質が分泌されて幸福感が高まり

それは若さを保つことや免疫力アップにも効果があるという研究結果が有ります。

ちなみにホルモンと神経伝達物質の違いは、ホルモンは 体全体に影響を与え、

神経伝達物質は 脳内や特定の神経経路で働くということです。

 

実は五月に横浜で未知のワクワク体験をすることが出来ました。

『ホライゾン・オブ・クフ』といって、VRで古代エジプトを体感するものでした。

4500年前のクフ王の時代に建てられたという大ピラミッドは実際に見たことが有りませんが、

私の中では謎に包まれた神秘な世界として存在しています。

45分間の旅ではありましたが、目の前に広がる景色と音声との異空間で

岩の隙間を避けて恐る恐る足を運んだり、迫る岸壁を避けて四つん這いになったりと

まさにワクワクドキドキで想像以上の満足感でした。

 

そして、本日マヤ文明の遺跡ワシャクトゥン近郊で、

約3000年前の都市の遺跡が発見されたというニュースを聞きました。

すっかり、エジプトへのワクワクが高まるこの頃ですが、学生時代に奈良で見た石舞台古墳の感動は今も忘れません。

数ある日本の遺跡もいつかは見に行きたいとワクワク体験を夢見ています。

例えば九州の吉野ケ里や青森の三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき)なども興味津々です。

 

身近なところに思わぬワクワクドキドキが潜んでいるかもしれません。

みなさまも是非、心弾む日々をお過ごしください。


健康塾通信のテーマ

2025年04月29日 15時55分19秒 | Weblog

皆様こんにちは

ゴールデンウィ-ク真っ只中ではありますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

きょうの横浜は強い日差しですが、風の影響もあってさわやかな休日になりました。

4月も明日で終わりますが、これからは紫外線の強い時期になってまいります。

対策をしっかりとして出かけたいと思います。

 

ところで「健康塾通信」のブログをこれまでお読みくださり誠にありがとうございます。

GOOブログが今年の10月1日で新規投稿の機能が終了することになったということで

2004年より投稿の機会をいただき多くの記事を更新できたことに心から感謝申し上げます。

 

健康塾通信ブログGOOの記事を主なテーマごとに分類すると、以下のようになります。

1. 東洋医学の基礎知識:

  • 経穴(ツボ): 各ツボの位置、効果、押し方など
  • 経絡: 経絡の流れ、体への影響
  • 気・血・津液: 東洋医学における基本的な考え方
  • 五臓六腑: 各臓器の働きと関連する症状
  • 陰陽五行説: 自然界や体のバランスに関する考え方

2. 家庭でできる健康法・養生:

  • ツボ押し: 特定の症状や体調不良に効果的なツボの紹介
  • ストレッチ・体操: 体の歪みを整え、血行を促進する方法
  • 食事療法: 体質や季節に合わせた食養生
  • 呼吸法: 心身をリラックスさせる呼吸法
  • 睡眠: 質の高い睡眠を得るためのヒント
  • 季節の養生: 季節の変化に合わせた生活の注意点

3. 健康に関する情報・解説:

  • 症状別のケア: 頭痛、肩こり、腰痛、便秘など、よくある症状への対処法
  • 未病対策: 病気になる前のケア、体質改善
  • 健康維持・増進: 日常生活でできる健康習慣
  • 東洋医学的な視点からの病気解説: 西洋医学とは異なる視点での病気の捉え方

4. その他:

  • ブログ運営者の考えや日常: 健康に関する考え方や日々の気づき
  • イベント・講座情報: 健康に関するセミナーやワークショップの告知

以上おおまかな内容ではありますが、このページは9月までは更新したいと思います。

是非、過去のページをご覧いただけると思いますのでどうぞ宜しくお願い致します。

では健やかな毎日をお過ごしください。


春の怠さ

2025年03月20日 14時47分37秒 | Weblog

昨日の寒の戻りで朝から雨時々みぞれ,

そして、朝八時ころには虹が見られたところもありました。

いきなりのボタ雪に卒業式に向かう小学生たちやご両親の姿を見かけました。

午後からはお日様が顔を出したのですが、お天気にはもどかしさを感じますね。

ところで今月18日は睡眠の日でした。

睡眠健康推進機構が日本睡眠学会との協力によって制定したもので、

春と秋(9月3日)の年2回有ります。その前後1週間が「睡眠健康週間」になっています。

 

近頃、身体の怠さを訴える方が多いのですが

 

春の時期にだるさを感じる原因の中にいくつかの原因が複合的に重なって起こると考えられます。

まず、気温の変化に対応しようとすることで、自律神経が乱れやすくなりだるさや疲労感を感じやすくなるといわれます。

 

そして、睡眠の質の低下も要因になります。

冬から春にかけて、日照時間が長くなることで、体内時計が乱れやすくなる事があります。

 

更に、多くの方を悩ませる「花粉症」は鼻水、くしゃみ、目のかゆみなどだけでなく、だるさや倦怠感を引き起こすと言われます。

そのほか、この時期は

卒業、入学、就職、異動など、生活環境が大きく変化することが

心身にストレスを与え、だるさや疲労感の原因となります。

また新生活などで生活習慣が乱れやすいことから

 睡眠不足、食生活の乱れ、運動不足などが原因となり

怠さや疲労感となります。

対策としては

十分な睡眠とバランスの取れた食事
 適度な運動を行い、ストレスを解消していきましょう。

この先の予報では、気温も上がり桜の開花が待たれます。

この気温変化に負けないように

服装にも気を配りながら春を楽しみたいと思います。

 


『 健康塾通信』の概要をAIに聞く①

2025年02月22日 11時30分38秒 | Weblog

きょうは猫の日、かつては16年共に過ごした猫のジジが懐かしく

その面影やたくさんの出来事を振り返ることができます。

近頃は外ネコは近所でも全く見かけなくなりましたが、気ままで立体的に

行動する習性や柔軟な動き、愛らしいしぐさには魅力があり猫ファンを癒してくれますね。

さて、私は健康塾通信のブログを始めたのが2004年6月でした。

いつもお読みくださりありがとうございます。

 

今回は「健康塾通信」のこれまでの記事の全体を振り返り

概要をご紹介いたします。

実は以下の概要は今話題のAI、(人口頭脳)人間の知能をコンピュータで再現しようとする技術の総称で

その定義は研究者によりさまざまと言われます。

その能力の一つである 機械学習( 大量のデータからパターンを学習し、予測や分類を行う)方法に

よって記されたものです。

 

健康塾通信:健康と養生の情報ブログ

 

概要

「健康塾通信」は、健康に関する情報や家庭で手軽にできる健康法を提供するブログです。

東洋医学の知識、特に経穴(ツボ)や経絡、養生訓などを紹介し、日々の生活習慣に取り入れられる健康法を提案しています。

季節ごとの体のケアや病気の予防、健康診断の重要性なども取り上げ、読者が健康的な生活を送るための情報源となることを目的としています。

著者の個人的な経験や季節の話題も交えながら、健康に関する幅広いテーマを扱っている点が特徴です。

主なトピック

健康法 (Kenkouhou)

東洋医学 (Touyou Igaku)

生活習慣 (Seikatsu Shuukan)

筋肉 (Kinniku)

養生訓 (Youjoukun)

 

では次回も「健康塾通信」のこれまでの記事の健康についてAIで振り返ってお伝えします。

左からモナカちゃん、寄り添うミーちゃんとモモちゃん*友人のネコたち


経穴(けいけつ)と経絡(けいらく)

2025年02月02日 13時01分18秒 | Weblog

きょうは節分

季節を分けるという意味の節分は今年は立春が3日なのでその前日の2日が節分になるようです。

我が国の伝統的な暦では、四季でそれぞれ季節の変わり目にあたる日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日が節分ですが、

特に立春は1年の始まりの日として尊ばれたため、現在節分といえば春の節分を示すようになったということです。

 

今朝は気温も下がり朝から冷たい雨や雪の所もあったかと思います。

きょうは風邪予防や冷えに効果のあるツボを二つご紹介します

「大椎」だいつい

首を曲げた時に1番でっぱる骨の直下。

「湧泉」ゆうせん

足の指全体を足裏に曲げた時にできるしわの真ん中。

*新版 経絡経穴概論(㈱医道の日本社)より転記

大椎は肩こりなどにも効果が有り、外出中の冷え対策でも洋服の上からツボ周辺をカイロなどで温めることができます。

湧泉のツボは万能のツボともいわれていて冷えや不眠など養生としても大切なツボです。

 

以前よりブログの中でも多くのツボをご紹介して参りましたが、

一般的にツボと呼んでいる「経穴けいけつ」は、体の表面にある特別な場所で内臓の状態と関係があります。

 

「経絡けいらく」はツボとツボを結んだエネルギーの通り道のことです。

ツボを刺激することで、経絡を通じて体の調子を整えることができると考えられています。

例えば、お腹の調子が悪い時、お腹につながる経絡の上のツボを押すと、お腹の調子が良くなることがあります。

WHOが認定した361個の経穴は、世界的に統一された基準に基づいていて、名前と場所が定められています。

東洋医学におけるツボの大部分で、一般的にツボとして認識されているものの多くがこの経穴に該当します。

 

それでは、今宵は伝統の豆まきで「福」を呼び込んで節分の夜を楽しみたいですね。

 

 


2025年迎春のご挨拶 

2025年01月01日 07時20分52秒 | Weblog

 

迎春2025

皆様、新しい年を迎え益々のご健勝をお慶び申し上げます。

どうぞ今年もよろしくお願い申し上げます。

 

私事ですが今年は年女として、満72歳を迎えます。

巳年の蛇については諸説ありますが、脱皮を繰り返すところから「復活と再生」

とも言われています。過去には臨死体験もありこうして命を繋いだことに

深く感謝して、今年もさらにお役に立てるよう努力と希望をもって

日々を楽しもうと思います。

古希の声を聴くころから時間の経過が早く感じるようになりました。

また、若き頃の勢いが薄れつつあることも事実です。

大病はせずとも身体の変化や小さなほころびも感じては、また身体を鍛えなければと

内心は思いながらも勢いがまだ足りない自分がいることも否めません。

 

しかし、今年こそ蛇のような強い生命力を沸き立たせて脱皮していく決意です。

それではこの様な新年の思いに符合する

貝原益軒先生の「養生訓・巻八 養生」の項の抜粋をご紹介します。

 

*『七十を過ぎる頃』から

 

年齢が下寿かじゅ(六十歳)をこえて七十歳になったならば、一年を

無事に過ごすだけでもひどく難しい。老人もこの頃になると一年の間でも体力

気力の衰えが時とともに変わっていく。

その変化は、若い時の数年を過ぎるよりもなお明瞭である。このように衰えていく

老いの身であるから、よく養生しなければ天寿を全うすることはできない。・・・・

またこの年の頃になっては一年の経過は若いときの一、二か月を過ぎるよりも早く感じられる。・・・・

 

『日々を楽しむ』から

 

老いてからは、一日をもって十日として毎日を楽しむが良い。つねに一日を惜しんで一日をむなしく暮らしてはいけない。

世間のひとの在り方が自分の心にかなわなくとも、凡人だから無理もない事だと思い、

自分の子弟はもちろん、ひとの過失をもゆるし、とがめてはいけない。

怒ったり、うらんだりしてもいけない。

浮世の習いはこうしたものだと思って、天命として憂い悩んではいけない。

つねに楽しんで日を送るがよい。・・・・

このように惜しむべき大切な年月を、一日も楽しまないでむなしく過ごしてしまっては愚かというほかはない。・・・

 

以上の抜粋から、新たな気持ちでこの一年をスタートしていきたいと思います。

 

皆様もどうか益々健やかな一年でありますように💛心よりお祈り申し上げます。

 

 

2025年元旦 

健康塾主宰 古賀公子

 


今年の締めは「養生訓」

2024年12月09日 17時45分57秒 | Weblog

 

2024年も残り少なくなりました。

今年も健康塾通信をお読みくださり有難うございました。

今年最後になるブログを更新いたします。

お忙しい日々とは思いますが、どうぞよろしくお願い致します。

以前より貝原益軒(かいばら えっけん)先生の「養生訓」をご紹介して参りましたが

今回は、先生の基本情報をまとめました。

(1630年12月17日 ~1714年10月5日)江戸時代前期から中期にかけての日本の儒学者、医師、博物学者と紹介されています。

その業績は多岐にわたりますが、医学と健康の分野においては江戸時代の人々に

「養生訓」が広く読まれ、健康維持のための心身の調和を重視して

食事、運動、睡眠などの日常生活の重要性を説きました。

健康法として何が最も優れているかは、目的や個人の体質・状況によりますが、

総合的に効果があるとされる基本的な健康法は現代の科学的知見にも通じるものと評価されています。

 

その内容は

*バランスの取れた食事・・・「腹八分目」食べ過ぎず、自然食材を取り入れる

*適度な運動・・・「歩行は気を巡らせ、内臓を強くする」

*十分な睡眠・・・「規則正しい睡眠は健康の基本」

*心の平穏・・・「怒りや悲しみなどの感情をコントロールし、平穏な心を保つ」

*自然との調和・・・「季節に応じた生活」で衣食住の工夫や、寒暖差に応じた行動 

これらを日々無理なく節度を守り習慣化すること。

自分の体調や個人のライフスタイルに合った健康法を取り入れることが

長続きのこつと言われています。

今年一年は、大きな病もせず過ごせた皆様、また持病を抱えながら養生をされた方々も

今回は大まかな内容のご紹介になりましたが

もう一度、一年を振り返りながらご自身のウイークポイントや

健康習慣を確認する機会になったらと願っています。

今朝は各地で最低気温を記録したと報道されていましたが

日中の関東は陽ざしに恵まれ比較的暖かい日が続いています。

ショッピング街には大きなクリスマスツリーが個性豊かに競い合い

夜の街もイルミネーションのきらめきに魅了される時期となりました。

今回はあちこちで見かけたクリスマスツリーなどの写真を中心に投稿致しました。

ツリーのオーナメントになっている知人のネコちゃん

 

それでは少し早いですが、皆様どうぞ良いお年をお迎えください。


生活習慣病 乳がん

2024年12月01日 12時54分39秒 | Weblog

きょうから師走、関東では晴れて暖かい日が続いています。

何かとせわしいこの1か月ですが、皆様の体調は如何でしょうか?

これから寒さも本格的になりますので、冬支度をしながら元気に年を越したいと思います。

稲刈りの後のヒコバエ

 

乳がんの原因では、女性ホルモンのエストロゲンや生活習慣、また遺伝なども関与していることが知られていると思います。

早期発見すれば、90%以上が治癒できますが、通常は症状がないため知らずに進行してしまうこともあり、定期的に検診を受けることが重要になります。

また、以下のようなデーターもあります。

* 初経年齢が早い * 閉経年齢が遅い * 出産回数が少ない

喫煙 *飲酒*運動不足 *肥満 など

 

病の原因で個人で見直すことが大切なのが生活習慣です。

食事や運動習慣、休養の取り方や、喫煙・飲酒など嗜好の習慣がもとで発症したり

病の進行に大きく関わってくる病気を生活習慣病といいます。

 

その種類は、がん・心疾患・脳血管疾患・糖尿病・高血圧性疾患・肝硬変・慢性腎不全

歯周病などがあります。

 

前回お伝えした死亡原因には、8種の病気があげられていましたが、

厚労省の令和元年の割合では

がん(悪性新生物)27.3%、心疾患15.0%、脳血管疾患で7.7%とこの3つは50%近くを占めます。

 

参考までに生活習慣と関連疾患などをお伝えします

食習慣による関連疾患  2型糖尿病、肥満、脂質異常症、高尿酸血症、循環器病、

大腸がん、歯周病など

運動習慣 によるもの  2型糖尿病、肥満、脂質異常症、高血圧症など

 

喫煙によるもの     肺がん、循環器病、慢性気管支炎、肺気腫、歯周病など

 

飲酒によるもの     肝障害など

 

生活習慣病は、環境や生まれつきの遺伝的な要素も関係していますが

健康によくない食行動や運動不足などの不適切な生活習慣は、思春期の頃から始まるもので

年月を経ると共に改善が難しくより強い習慣となってしまいます。

 

日々の習慣を見直して人生100年を健やかに過ごしたいものです。


健診受けてますか?

2024年11月21日 17時13分08秒 | Weblog

野ブドウ

11月7日、立冬を迎えたと思っていましたが例年より気温が高かったと思います。

そして、いきなり冬の寒さを感じる日がやってきました。街にはダウンコートの人も見受けられるようになりました。

二十四節気の立冬は暦の上では冬ですが、明日22日は小雪(しょうせつ)で、寒くなって雪が降る頃をいいます。

 

今年の夏の暑さそして長く続いた残暑で紅葉も遅れているところが多くなっています。

一番過ごしやすいはずの秋には、たくさんのイベントが有りますが

秋の行楽シーズンは楽しめましたでしょうか?

秋は健康診断を受けたり、通知が来たりすることも多くなります。

皆様は、個々に健診の時期を決めていらっしゃると思いますが、如何でしょうか?

 

私は医療のリンパドレナージセラピストとして、婦人科がんの後遺症の患者様とのご縁があります。

子宮体がん・頸がん・乳がん等の中でも乳がんの発症が多いのが現状となっています。

 

以下は成人病における今年の日本人の3大死因を含めた死亡率です。

1位:悪性新生物(24.3%)

2位:心疾患(14.7%)

3位:老衰(12.1%)

4位:脳血管疾患(6.6%)

5位:肺炎(4.8%)

6位:誤嚥性肺炎(3.8%)

7位:不慮の事故(2.8%)

8位:新型コロナウイルス感染症(2.4%)

となっています。

 

このように悪性新生物による死因が多いのが現状です。

近年では、生活習慣の欧米化等に伴い、悪性新生物の中ではこれまで多かった胃がん、子宮がんが減少し

それに代わって乳がん、大腸がん、肺がんなどが増加しています。(厚労省)

健康診断の目的は、自覚症状がない初期のうちに異常を発見することで

病気の予防につなげることにあります。

職場などで健康診断を受ける機会がない人も、市区町村が実施する健康診断を定期的に受けて、自身の健康状態を把握することが大切です。

また、わが国のがん検診受診率は欧米諸国に比べ低いのが現状だと言います。

 

まず今回は子宮頸がんの事を追記します。

子宮頸がんは、性交渉によってヒトパピローマウイルス(HPV)が

子宮の出口(子宮頸部)に感染することが主な原因とされています。

早期発見できればほぼ治癒できますが、子宮頸がんの初期は

まったく症状がなく40歳ごろから増加するため、早期発見と予防・改善のためにも

定期的に健康診断を受けることが大切です。

子宮頸がんの前段階では程度に応じ、経過観察~治療を行います。

自然に軽快することも多いということです。

では次回は乳がんの原因やリスクなどお伝えいたします。

急な冷え込みで風邪などひかれませんように寒さ対策をしていきましょう。


秋の風の諸々

2024年10月01日 17時41分16秒 | Weblog

きょうから10月、朝晩はすっかり冷え込むようになりました。

前回の秋の風が運ぶものでは、「乾燥」が身体に及ぼす変化をお伝えしました。

漢方では肺から呼吸器系そして皮膚に影響しますが、五臓六腑の中で「肺」と表裏関係の

「大腸」にも特に繋がりがあるので便秘や大腸炎などの症状も出やすくなります。

 

また、最も季節感を感じる皮膚は三層構造になっていて上から

「表皮」、「真皮」、最下層が「皮下組織」となっています。

さらに表皮は五層から成っていていちばん上の角層が一番環境の影響を受けるため

健康な状態では20~30%の水分量も乾燥するとカサカサになって減少します。

 

そのため保湿などのプラスケアが必要になってきます。

 

秋風に吹かれてほっとすることもありますが、少し物悲しく感じたりと五行の感情の分類では悲(憂)になっています。

 

また秋風は夏の熱い身体に清涼を与えるとして貴ばれ「金風ごんぷう」と表現します。

それは陰陽五行論で万物を構成する五行【木(肝)・火(心)・土(脾)・金(肺)・水(腎)】の季節の分類()内は五臓の分類で

秋にあたるのが金(ごん)なので秋風を金風ごんぷうと表現しています。

漢方の古典「黄帝内経(こうていだいけい)」では、秋になるとすべてのものの形(容)が定(平)まるという意味から、

秋の3ヵ月のことを容平(ようへい)と言います。

また、秋の養生法として

「この季節には、鶏の寝起きのように、早く寝て早く起きることであり、心を安らかにして、くやまず精神を落ち着かせて、

秋の気が身体を損なうことのないようにし、やたらと動きまわって、肺を冷やさないようにします。これが秋の季節に調和した養生法であります。」

このように記されています。

 

近頃、日暮れも早くなりましたが秋の味覚や行楽シーズンを楽しみながら養生にも気を配りたいと思います。

ではこの辺で今日もお疲れ様でした。


秋の風が運ぶもの

2024年09月27日 16時55分55秒 | Weblog

今年元旦に、能登を襲った最大震度7の巨大地震から、今回の能登豪雨が被災地を

更に苦しめている現状を目にしている方は多いと思います。

中々進まない復興復旧を祈らずにはいられない日々が続きます。

この先も被災地に自然災害が集中しないことを祈りつつ、多くの被害に遭った人々への

お見舞いを申し上げます。

* * * * * * *

関東では彼岸を過ぎて徐々に猛暑が去り、秋の風を感じるようになりました。

熱中症アラートも聞かなくなり一晩中エアコンをつけていた生活から、虫の鳴き声も聞こえている昨今です。

今回は秋の風にまつわる秋のからだのトラブルについて触れていきたいと思います。

この時期に多く悩まされるのは「乾燥」です。

近頃、のどの痛みや長引く咳に悩んでいる方が多くなってきました。

夏の暑い時期は汗をかくことで水分代謝が盛んになりますが、朝晩の涼しい気温によって

乾燥した空気が喉や鼻の粘膜などに炎症を起こします。

 

漢方では【鼻は「天空の気」が出入りする門戸で、「肺は鼻に開孔す」ゆえに

肺に病変があると鼻に症状が現れ鼻づまりや臭覚の異常を起こし

更には咳や呼吸困難が生ずる。】と言われます。

また鼻翼(小鼻)がぴくぴくするのは肺異常の特徴のひとつとされます。

ここでいう、「肺」は西洋医学でいう肺より範囲が広く呼吸全般をつかさどる

臓器をいいます。

また、五臓のひとつの「肺」が主(つかさど)るところは皮毛で皮膚にも影響があるため

肌荒れや皮膚炎、老人性の掻痒症等の症状が出てくるのも秋の乾燥です。

では次回も秋の続きをお伝えします。


「めまい」について

2024年08月31日 14時03分50秒 | Weblog

8月最終日、31日は野菜の日だそうです。

ところで今も各地で雨などの警戒が続いていますが

台風10号が九州で猛威をふるったほか離れた地域でも被害が出ています。

被害を受けた皆様には早い復旧とお見舞いを申し上げます。

9月は台風の時期でもあるので、今回の居座った台風のあとも続いて発生する可能性もあります。

ところで、皆様は「めまい」を体験されたことはありますか?

9月は台風のシーズンで、気圧が急激に変化する時期で、 内耳は気圧変化に影響を受けやすいので、めまいが悪化すると言われています。

日常生活動作では立つ・座る・横になる・歩く・走るなど様々ですが

この運動や動作をバランスよくコントロールしているのが

  • 内耳の中の「三半規管・耳石器」
  • 眼の中の「視覚器」
  • 体幹の中の「深部知覚器」 

この3つのアンテナによって調整されてスムーズに運動できるしくみになっています。

でも、この感覚器と脳をつないでいるどこかに支障があるとめまいやふらつきが起こります。

原因は血流障害、炎症、自律神経障害、心因性のほか原因不明の場合もあるそうです。

 

今回はめまいの症状の中で「良性発作性頭位めまい症」とよばれている病気の事をお伝えします。

寝起きや寝返りなどで頭の位置を変えた時におきて回転性のめまいが多いのですが

通常は1~2分で治まります。

これは三半規管に耳石の小破片が流れるために起きるとされますが通常は1~2週間で耳石が解けて治まるようです。

症状が続く場合は頭位理学療法の運動で治療します。

☆彡耳石を散らせるためのトレーニングで体位を左10個間・右10個間交互に停止する寝返り運動を10セットで一日、2回めどに行うなどの方法です。

「めまい」にもいろいろな原因や性状が有りますから軽視することは出来ませんね。

長引く場合や不安な時は耳鼻科でまずはご相談することが大事になります。

 

それでは季節の変わり目ですので、自然災害の備えの他、体調管理にも気を配りたいと思います。

きょうは8月に撮影した鎌倉方面の写真をアップいたしました。


後頭部のツボと筋肉

2024年08月06日 16時17分34秒 | Weblog

 

稲村ケ崎より8月5日

週末から雲の多い日が続いていますが夕方にマジックアワーを見れた日には疲れも癒されます。

きょうは最近の夕空の写真と共に一読いただけたら幸いです。

逗子より

また、各地の風物詩と言われる花火大会や夏祭りも盛んな時期になりましたが

中々現地に行けないのが残念です。皆様はどこかでご覧になりましたか?

 

ところで、夏休みはいつから始まったのか?調べてみましたら140年以上の歴史があり驚きました。

1881年に文部省が夏季休業日と定めたことで誕生したそうですが

教育機関の正式名称は「夏季休業」といって 校舎などに冷房設備がない場合が多く、

太平洋高気圧支配下での授業が暑熱により困難なので、

その間を休業とするためとされたようです。

昨今のように30度超える日が続き教育機関にも冷房設備は整えられたと思いますが

私が子供の頃は学校の夏休みは有っても大人たちは仕事に追われ、

お盆休みだけが一般的に夏休みのようだったと記憶していました。

今は職種にもよりますが、労働環境によって夏休みの取り方も変化してきたのではと思います。

 

さて、今回は後頭部にある筋肉やツボをご紹介します。

(経絡経穴概論・医道の日本社発行より転記)

日常的に作業の多くは下を向くことが増えていますが首コリ、肩こり

が安眠等の支障にも繋がります。

後頭部には触ると出っ張りがあってこれを外後頭隆起と言い枕のあたるところです。

正中線上、督脈には脳戸(のうこ)が有ります。

正中から左右に親指の幅一つ分に玉枕(ぎょくちん)のツボが有り、

脳空(のうくう)は更に親指ひとつ広めの左右横にあります。

 

更に髪の生え際で僧帽筋の外側の左右には天柱があります。

図を参考にツボの位置や筋肉を触ってご確認ください。

 

次に3つのツボの効能を記します。

「玉枕」ぎょくちん 

不眠症、肩背痛、首コリ、頭痛、めまい、目の痛み、視力低下、鼻づまりなど

足の太陽膀胱経は顔と頭を走行しているため、それらの部位に出現する症状を治します。

「天柱」てんちゅう

頭重、頭痛、不眠症、眼疾患、鼻疾患、肩こり、頸痛、心臓疾患など

このツボは後頭部では特に重要なツボとして応用範囲が広く

臨床上でも多く用いられています。

「脳戸」のうこ

三叉神経痛、後頭痛、項頸痛、咽喉など

 

ご紹介した後頭部や首まわりの筋肉などほぐしたあと軽く肩回し運動や

頸の運動など取り入れて、これらのツボはイタギモと感じるくらいの

強さでゆっくりと押していきます。

両手の親指をツボにあてて頭を後ろに倒しながら頭の重さで刺激したり

お休み前に枕を外して平らな状態で刺激する方法もあります。

 

それでは寝苦しい夜に首こり・肩こりをほぐして、どうか安眠できますように☆彡


暑中お見舞い申し上げます。

2024年07月29日 15時03分44秒 | Weblog

きょうも危険な暑さになるのではといわれていますが、

ある調査では40年前は夏のシーズンで最高気温35度を超えたのが1日だったと聴きましたが、

日本気象協会記録では2023年の東京は7/6~9/7の64日間最高気温30℃以上の真夏日が続いて過去最長を記録、猛暑日は22回で過去最多になったそうです。

確かに去年も暑い日々でしたが、今年は40度超える地域も出ています。

 

ちなみに猛暑日は最高気温35度以上の日、真夏日は最高気温30度以上の日、夏日は最高気温25度以上の日、熱帯夜は最低気温25度以上の日ということです。

また、「暑さ指数」や「熱中症指数」などの基準があって注意喚起を促される日々です。

そこでこれらの内容を調べました。

 

暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、

人体の熱収支に与える影響の大きい 気温、湿度、 輻射熱(周辺の熱環境)それぞれの効果から算出される指標です。

 

熱中症指数は、環境省の発表する「WBGT指標(暑さ指数)」に米国の基準の

「極めて危険(Extreme)」というレベルを加えた6段階で表現したものを採用しているそうです。

 

6段階目の『極めて危険』とは外出は極力控えて室内では冷房を使用。

運動は中止し、涼しい場所で十分な水分・塩分補給をということです。

後の5段階の内容も参考にチェックしてみましょう。

危険

屋外での活動や外出はなるべく控えて涼しい室内で過ごす。

運動はできるだけ中止し、こまめな水分・塩分補給を。

厳重警戒

外出は炎天下を避けて、室内では冷房を適切に使用。

激しい運動は控え、適宜水分・塩分を補給する。

警戒

運動や激しい作業の際は定期的に十分な休息を。

水分・塩分補給を意識し、激しい運動は30分を目処に休憩。

注意

激しい運動や重労働では熱中症の危険がある。

体調の変化に注意し、運動の合間には水分・塩分補給を。

ほぼ安全

 のどが渇く前に水分補給を

熱中症の危険は小さいが、水分・塩分補給を適切に。

 

この様な段階が有りますが、クールファーストという

熱中症の応急処置 Ⅰ度(軽症)の症状では

皮膚には濡らしたハンカチなどをあて、うちわや扇風機で体を冷やすようにしましょう。

衣服の上から直接冷やした水をかけたり、氷で冷やしたりするのも効果的です。

特に首の付け根や脇の下、太腿の付け根など、皮膚直下を流れている血液を冷やすことでより早く体を冷やすことができます。

 

さあ夏休みも始まって楽しみな計画もある中で、子供たちも大人も高齢者も

それぞれの環境で暑さ対策をしながら安全にこの夏を過ごして参りましょう。