健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

エイジング・・・

2008年02月22日 18時42分10秒 | Weblog
今日は猫の日、我が家の愛猫ジジも暖かい陽射しのもとでスヤスヤ・・・今日のお食事は大好物のおかかのトッピングと、マタタビも奮発しようかと思います。

さて今日は、年を重ねていくことで起きてくる身体の変化について考えてみたいと思います。

漢方の基本古典医学書である『黄帝内経こうていだいけい』の「素問そもん」には
生活における基本的なこと、たとえば健康法(養生法)や生理、病因などなどが
問答形式で書かれています。

その一節に、「大昔の人々の中で、養生の道理をわきまえた人は、天文暦数を心得て春夏秋冬の天の気に調和し、飲食に節度あり、起き臥しにきまりをつけ、みだりに心身を過労させることがないというようなわけで肉体も精神も共々に調和が取れていました。そのために百年の寿命を全うすることができたのであります。」

とあります。また人間の年齢と老いの関係を次のように記されています。

*永久歯が生え髪がフサフサになってくるのは女性は7歳男性は8歳。

*女性は14歳で月経がはじまり、男性は16歳で生殖能力が備わってくる。

*親知らずが生えるのは女性21歳男性24歳ですべての歯が生え揃う。

*最も女性として充実した状態は28歳男性としての最盛期は32歳。

*顔に皺が出来髪の毛が抜け始めはじめるのは、女性は35歳、男性は40歳。

*白髪が目立つようになるのは女性42歳、男性48歳。

*女性は49歳で月経が終り、男性は56歳で生殖能力が欠乏し身体全体が老化する。

*男性は64歳で歯も髪も抜けてしまう。

このように女性は7年毎の周期で49歳(7年周期の7回目)男性は8年毎の周期で64歳(8年周期の8回目)を迎えると男女の性的能力の源である「腎の精気」が欠乏してくるので身体が老化するということです。

しかし、養生の道理を心得た真人や仙人、聖人に至っては肉体も精神も温存され百歳以上の寿命を享受出来たといわれています。


かって人生50年と言われていた頃から、日本人の平均寿命は著しく伸びて今では『人生80年』と言われるまでの世界一の長寿国になりました。
でも生活習慣病などの増加によって、いかに元気で活動的に自立して生活できるかと言う『健康寿命』をのばしていくことが重要になってきました。

加齢や老化の問題は90年代はじめ頃よりアメリカで「抗加齢医学」というあたらしい医療の取り組みがなされてきました。
それは、老化のプロセスを「病気」ととらえて、出来るだけ病気にならず老化を遅らせて若々しく生きていく事を研究していくというものです。

女性にとってメノポーズ(月経が停止すること)が身体が大きく変わる節目、更年期といわれます。
最近は男性も更年期による障害があり、男性専門の外来ができている病院もあると聞かれるようになりました。

さあ中高年の皆様、ゆっくりと元気に年を重ねていくエイジング宣言、そして更年期でお悩みの皆様、更年期は必ず終りの来る症状であることはまちがいないのですから積極的なアンチエイジングに取り組んで参りましょう!