健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

養生訓の調息

2017年01月11日 20時44分48秒 | Weblog

 

今日は 鏡開きです。

お正月気分も終わり、いよいよ寒さも本格的になってまいりますね。

インフルエンザの流行やノロウイルスなど。。。

体力や抵抗力をつけて撃退しなくてはいけない季節となりました。

 

 

さて、本日は養生訓に書かれている「調息」をお伝えします。

「息」すなわち呼吸のことで、「調息」とは呼吸をととのえることをいいます。

益軒さん曰く

― 常の呼吸のいきは、ゆるやかにして、深く丹田に入るべし。急なるべからず。―

丹田とは、東洋医学でへその下あたりのことで、

全身の気が集まるところとされています。

 

呼吸はあらくしないで、静かにかすかに、長く行うのがよい。

そして、「深く丹田に入る」

 

では、あらためて丹田に意識を集中して、ゆっくり呼吸してみましょう!

また、忙しい日常が戻ってきますが、ちょっと立ち止まって

長い呼吸をして見ませんか。。。おなかに意識を集めると身体も温まってくると思います。


謹賀新年

2017年01月04日 09時02分25秒 | Weblog

 

みなさま明けましておめでとうございます。

暖かい太陽に恵まれた新年の出発に

益々のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

いつも健康塾通信のページをご覧頂きましてありがとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、年の初めのブログは 「について」お伝えいたします。

健康塾通信では以前より貝原益軒さんが著した「養生訓」について

数多く取り上げてまいりました。

養生訓の中にも多く登場する言葉が「気」です。

私たちの生活の中にも「気」のつく言葉はとても多いと思います。

天気・元気・気配り・気まま・気づき・・・・などなど

 

養生訓の一節より

「養生の術は先ず心気を養うべし。心を和にし、気を平らかにし、

いかりと慾とをおさへ、うれひ、思い、をすくなくし、心をくるしめず、

気をそこなわず、是心気を養ふ要道なり。

又、臥す事をこのむべからず。久しく睡り臥せば、気滞りてめぐらず。」

また、「人の元気は、もと是天地の万物を生ずる気なり。是人身の根本なり・・・・」

このように「気」は人間の基本と考えられているところは、

東洋医学の根幹とも通じています。

「百病は皆気より生ず。病とは気やむ也。故に養生の道は気を調るにあり。」

まさにこの一文をかみしめて、この一年も養生に努めたいと思います。