横濱・櫻木町コティベーカリーぶろぐ

街のこと店のこと今昔物語

『シベリアの作り方』~犬のジュース屋さんZ編~

2010年03月29日 14時12分56秒 | 店のこと
  

念願だった「シベリアの作り方」の動画を、YouTubeに投稿することができました。
実写とコミックスの融合といえば、真っ先に思い浮かぶのは1985年の大ヒット曲、
アーハ(a-ha)の『テイク オン ミ-(Take On Me)』です。
このメロディーにのせて”犬さん”がシベリア作りをご紹介~♪




                 
     横浜桜木町シベリアのコテイベーカリーHP

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ピーターラビット、世界最古の翻訳

2010年03月28日 12時10分01秒 | 好きなもの
               
子育てが終わったご家庭には、このような古びてしまった絵本が残されているお宅も多いのではないでしょうか。『ピーターラビットの絵本』といえば石井桃子さんの名翻訳が有名ですが、明治39年(1906年)なんと!世界最古の翻訳が日本で成されていました。このニュースを聞いたのはは2007年5月のことでした。それ以来、この翻訳を読んでみたいと思っていましたが、今回機会を得てそのコピーを見ることができました。

この最古の翻訳は国立国会図書館に所蔵されている『日本農業誌』明治39年(1906年)11月発行に「悪戯な小兎」として掲載されていて、手続きをすると閲覧も可能です。古くて貴重な文献なので担当の職員さんと共に別室での閲覧になり、複写も可能ですが申し込み制になっていて数日後に郵便で届けられるシステムになっています。

明治時代の翻訳なので日本向けアレンジがされているのが、この翻訳の楽しいポイントです♪
むかしむかし、あるところに…と御伽噺風に物語は始まります。キャラクター紹介は次の通りです。
・ペター=旋毛曲の我儘者
・エロプシー(原文のママ)=駈落者
・モプシー=始終ふて口をしている佛頂面
・コツトンテール=木綿の尾
・マグレガーさん=杢平爺さん、赤鬼青鬼よりも恐ろしい

以下は、物語の中でパセリが見つからず、癇癪をおこしたシーンのペターの悪態です。明治という時代を感じます。
「此の廣い畠に
阿蘭陀芹だけ無いとは可笑しいナ
何を差し措いても彼れだけは作ら無ければならぬ物だのに
杢平爺奴め大分耄碌したとみえるな」

まるで「カチカチ山」のタヌキの様に悪態の限りを尽くしています、対する杢平爺さんも負けていません(笑)
「やい、盗賊兎奴、待たう。汝打殺つてやんねえけれ、承知出來ねえだ。」
この後もペター&杢平爺さんの攻防戦は続きます。ピーターラビット・ファンの方は、是非ご一読を

    このニュースの詳細→YOMIURI ONLINE・2007年5月   asahi.com・2007年5月

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“清浄歓喜団”…千年お菓子

2010年03月25日 13時51分52秒 | 好きなもの
一見、縄文土器の様な姿ですが、これは京都・祗園の「清浄歓喜団」というお菓子です。以前お菓子の歴史を調べていた時にこのお菓子を知り感動しました。創業・元和三年(1617年)の亀屋清永さんの製品です。奈良時代に遣唐使によって伝えられた唐菓子が代々作り続けられ、今日に至っています。              
               

伝来当時は中のあんとして栗や柿・杏などの木の実が使われていましたが、江戸中期に小豆餡にを用いるようになったのだそうです。1000年の歴史を持つお菓子は時代のニーズに応えて少しづつ変化しているのでした。
            
             
                       結び口は“八葉の蓮華”を表現しています

私は冬~春にかけての季節になると清浄歓喜団が食べたくなるので、通販で購入するのですが、今年はなんと横浜そごうの「京都老舗の会」で販売されていました~!白檀、竜脳、桂皮の香りには身も心もリフレッシュさせる効果があります。冬の終わりにこのお菓子が食べたくなるのは、無意識のうちに春先のデトックスを求めているのかもしれません。
温めると胡麻油の香りがさらに香ばしく美味しさが増すのですが、前回は電子レンジで加熱して失敗してしまいました。今回はオーブントースターで慎重に加熱、軽くあぶる感じの加熱が一番良いようです。

                     
以前、ドラマにもなった『夢をかなえるゾウ』に登場したヒンドゥー教の神・ガネーシャ。ドラマの中では好物はカレーでしたが、本来の好物はインドの「モーダカ」というお菓子です。それが中国経由で日本に伝わり清浄歓喜団になりました。ガネーシャは仏教に入り、日本では天台宗・真言宗の歓喜天(聖天)となり信仰されています。
清浄歓喜団の詳細は京都グルメ情報をご覧下さい。

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コメント (2)
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