某ちゃんノート

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台湾に生きている「日本」

2016-08-04 | 読書メモ
『台湾に生きている「日本」』
片倉佳史



台北の「台湾的店」という本屋のご主人に会って
少しばかし話をしたこと
台北の空気を吸って感じたこと
何ていうかな。。。
とても惹かれるものがあったのだよ
食べ物だけではないのさ
てへへへ。。。
ぎっくり腰になって動けないとなると
借りてきた本を読んでおこうと
腹も座る
ご飯も作らなくて
ネット検索でオリジン弁当の惣菜メニューを見ては
買って来てくれ〜

同居人に注文する
案外優雅な生活かも知れぬ
少し「劇的に軽くなるストレッチ」をしたので
静々と歩けるようにはなったしな

そんなことはどうでも良いわけだが。。。
そう
この本の著者が台湾に惹かれたのは
やはり
この地に漂う空気だ
って言うんだよ
何かあるんだよ
台湾に留学経験のある友人と
先日話したんだが
台湾には何でもあるような気がするんだ
友人は「健全な空気」と言ってたかな
観光客はそんなに嫌な思いはしない
通り過ぎる人には甘いものだろ
生活するとなると
急に競争相手になったり
自分の生活を邪魔しないかどうか
値踏みする対象となるわけで
嫌な思いや惨めな思いもする
それがリアルな生活というもので
生きているってことだし
だからこそ自分というものが見えてくるものだ
生活すれば
いろいろなことがあり
いろいろな感情が芽生える
嬉しいこと、恥ずかしいこと、怒り、悲しみ、温かい思い、優しい気持ち、妬み
友情、お節介、応援、共有、分かち合い・・・
全てが揃っているような気がするんだ
今の日本
どこかに偏っているような
いつも何か肝心なものが足りないような
不健康な感情が漂っていて
バランスが取れていないように思うからね
台湾にはその昔
原住民と言えるのはほんの少しで
ポリネシア辺りから渡って来た部族やその他多様な部族がいて
お互いに共通な言語がなかったようで
そこから
オランダ、スペイン、明(?)、清、日本、中華民国

統治者が変わり続けた
その時代をしたたかに生き抜いている
いろいろな部族の違いはあっても
台湾のアイデンティティを求めて生き抜いている
自我を密かに、固く胸にしまい込んで
強く生き抜いている
自らの意思で政権を選んだのは1996年
ほんの20年前
自分たちへの興味や期待があるんだ
なので
歴史研究や文化財の保護、保存に力を入れ
過度の感情を抜いて
冷静に歴史を見つめようとしている
自分たちのために
大人やなぁと思う
そして
台湾に生きている「日本」
台湾に溶け込んだ日本
台湾に守られている日本
を知ると
日本人とは何かが少し見えてくる
台湾を日本国と思い
良くしようと思いを込めて生き抜いた人々
台湾の人たちと日本から行った人たち問わず
差別や格差はあっても
共に生きたという歴史
そこから学ぶこと
そこに見えること
卑下しすぎず
美化しすぎず
見つめることはとても意義があると思った
歴史を振り返り、認識するには
こういった本は精神的に
初心者にはありがたい
興味を持って良かったなと思う
日本は平和ボケしているというけれど
それは現在だけでなく
長い鎖国の後にいきなり開国した江戸の末期から
日出ずる国だから
神風が吹くはずだから
きっとうまくいく
優秀な
そして勤勉な国民だから

何となく行動した大戦まで
平和ボケで突き進んだことではなかったか?
そして
ただただ戦争を嫌な記憶として忘れようとしたのか
この短期間で
あっという間に平和ボケとガラパゴス化
長期的なビジョンや構想とその手段が構築されることもなく
何となくで盛り上がる
お子ちゃまなところが多々ある国のままではないか
グローバル化はいつになるであろうか
などと思ってしまった。。。
卑下しすぎず
美化しすぎず
冷静に
日本人のアイデンティティ
日本人とは
を見つめてみようか


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