下流志向

『下流志向』
　～学ばない子どもたち
　　働かない若者たち～
　内田　樹

いつもの若者批判？
よくある懐古？
昭和の言い訳か？
などと
思いつつも
何となく選んでみた
ほう～
そことそこが繋がりますかぁ～
なるほど～
と
腑に落ちる
「わからないことがあっても気にならない」
読み飛ばし能力が発達している
というのは
本当によく分かるなぁ
よく分からなくても
その言葉を使っている
だいたいで言っても
聞く方も
読む方も
だいたいで良い
それは
若者の話ではなく
種を捲いたのは
大人と言われる世代の者だ
昨日も
女子フィギュアスケートの放送で
キム・ヨナさんが
clean showと言った
通訳の方は
クリーンにできていた
とか
クリーンな演技
と
訳したが
気にならないか？
クリーンの意味
たぶん
comｐlete
要素をすべて含む
ってことだとは思うが
perfect
完璧
って意味で使うのか？
ま
smooth
滞りなく
ってニュアンスもあるだろうし
実は
明快な
ってことかも知れない
案外
スッキリ
だったりして・・・
ま
演技といっても
彼女は
performanceではなく
showという単語を選んだ
ま
そういう見方をしているんだろうな
とは思ったが
その後
解説の荒川静香さんも
「クリーンな演技をしたのは・・・」
と言い
今日の朝刊も
そのまま
「クリーンな演技」
という文章だった
良いんだろうか？
こんなので。。。
なぜちゃんと質問してくれないんだろう？
または
なぜちゃんと翻訳してくれないんだろうか？
悶々としている
細かいことが気になるのが
上流志向
ではないと思うが
気にならないというのは
下流志向に繋がるよな。。。
と
思ってしまった

夢で会いましょう

ばあさまが亡くなりまして・・・
９７歳
４月に会ったときは
まだ大丈夫かな
と
思わせるくらい
元気な顔を見せてくれた
夢で
離れた土地の状況を見たり
人と話したり
そんなことが出来るばあさまなので
会いに行けるときまで待ってよ～
って
念じていたら
本当にね
そして
意識が飛んで
某を分からなかったときは
夢の中へ
「来たと思ったんよ～」
と
言いに来た
そして
別れの日には
しっかり握手してくれて
名前を呼んでくれて
笑顔をくれた
ばあさま
何か思うところあれば
夢で会おう
またね。。。

言葉が石になるとき

『神の子どもたちはみな踊る』
　　村上　春樹

６編の中の一つ
「タイランド」に
・・・
今は我慢することが必要です
言葉をお捨てなさい
言葉は石になります
・・・
という言葉が出て来る
恨んだり
憎んだり
後悔したり・・・
悲しい気分や
辛い思いは
いつか剥がれ落ちて
少し遠くへ行くが
思いを形にすると
それは言葉
形あるものは残る
そして
呪縛となる
重く重くなって
捨てることが出来なくなる
う～ん
そういうことがあるなぁ～
そっとしておく方が良いこともあるなぁ
そっとしておく方が良いときもあるなぁ
考えず
ただ泣いたり
ただ悲しむだけ
そのままでいる
それはそれで勇気がいることだが・・・
何だか
言葉は石になる
っていうのが
とても
とても印象に残った

共振する世界の人々

ふ～ん
このタイミングで読むんだ～
って
思った
何となく出会ってしまった

『神の子どもたちはみな踊る』
　村上　春樹

１９９５年１月阪神淡路大震災
一瞬で全てが崩壊する
それから
世界は静かに共振を始める
でも
震災のずっと前から
内なる廃墟を抱えていたんだ・・・

「共振」
そうだな
被災地にいなくても
災害の映像を見て
震災のニュースを聞いて
心の内で
たたずむ人
さまよう人
探す人
竦む人
いると思う
見ないようにしていたものが
見えてしまったり
気がつかないフリをして生きていたのに
気になってしまったり
溢れないように
蓋をしていた感情が
溢れ出てしまったり
あると思っていたところに
何もないことが分かってしまったり・・・
あると思う
あるなぁ
「共振」
そうなんだ
うまいなぁ～
うまいこと言うなぁ～

バベルの塔

節電
ちょっとしたマイブームだ
飽きるかな？
と
思っていたが
案外
心地良い
少し薄暗い照明
少し寒いかなってくらいの室温
静かな部屋
癒されるのかも知れない
ちょっと昔は
こんなもんだった
昭和だ
いつからかな？
薬がよく効いたり
速く目的地に行けたり
昼のように明るい都会の夜だったり
知りたいと望めば
すぐに届く情報とか
手術や移植で助かる命
もっと
もっと
もっと
って
当たり前になっていたからね
そうじゃなくても良いのかな？
少し疑ってみた
分からない
不便はイヤだ
痛いのは辛い
悲しいのはお断りだもん
しかし
科学による便利
と
その都合良さ
は
バベルの塔
かも知れないな。。。

さよならドビュッシー

『さよならドビュッシー』
　　中山七里

テレビ見るより
本でも読もうか。。。
という程度の読書欲なので
ミステリーを選択
伏線となるところに
赤線引かれているような
そんな印象はあるんだが・・・

冒頭
スマトラ地震と津波の話が出て来る
今だから
現実味があるかな
苦境に
立ち向かい
でも
翻弄されて・・・
強さと弱さが
混ざっては
分離し
離れては
重なる
人生も
心情も
音楽も
流れていく
そんな文章で
引き込まれます

変わる中央線

車に乗って走っていたら
『中央線が変わります』の看板
う～ん
何の？
青地に白文字の看板は
道路系っぽいよな
道路の中央線か？
こんな狭い道で
どっちかに寄れるのかい？
近くを走るJR中央線？
高架にはなるけど・・・
駅構内も変わるけど・・・
う～ん？
何だ？
今度同じ看板見たら
ちゃんと読まねば・・・
しかし
脇見運転はいかんし
どにで看板あったか覚えとらんし
変わったところで
気がつかないかも知れない
が
何かが変わるらしい。。。

いちごの里親

苗をくれたコが
あまおうじゃないから・・・って
うん？
あまおうって言わなかったっけ？
あまおうみたいに大きい粒って言った・・・って
じゃ
何？
知らない。。。って
調べようと図鑑を見たら
分からない
いちごって
いっぱい種類があるんだね～
実がついたら
少しは分かるのかも。。。
で
いちごって
もう少し地を這うものじゃなかったっけ？
こんなに
のびやかに
立ち上がっていて良いのかな？
う～ん
これも実をつけないと分からない。。。
里親がこんなんで
ごめんな。。。

日曜日のカラス

もらった苗
あまおう
育て方を図書館で調べたが
結局は
水をやるだけで
何もしなかった
が
いつのまにか
花が咲いている
ここに実がなる
おお
素晴らしい～
が
カラスが賑やかになる季節だ
ヤツとの競争か？
毎年
この季節
月・木に
うちの避雷針へやって来るが
今年は
日・水なんだ
日曜は止してくれ～
と
思うが
何かの輪番か？
うるう年とか
そういう時間差か？
正確すぎるカラスくん

突然殺人犯にされたら・・・

地震の際
テレビは
どの局も同じ映像の繰り返し
同じことを言う
その割には
知りたい場所のことは分からなくて
知りたい人のことは分からない
何も教えてくれない
それから
ラジオを聞いた
アナログなチャンネルなので
７９だか８０だか８１だか
メモリが微妙で分からなかったが
ま
その辺り
いろいろな情報
細かい内容
それぞれの気持ち・・・
情報というのは
安心をくれる
が
多すぎる情報や過度な表現は
不安にさせる
チェーンメール
ツイッター
ブログ
ニセ情報
情報をどのように見極めるか
どう対処するのか
そういったことを考える放送もあって
その中で紹介されていた



『突然、僕は殺人犯にされた』
　　スマイリーキクチ

せっかくなので読んでみた
ニュースで聞いた記憶はあった
が
遠い話だと思っていた
そんなことがあるんかい？
ほんまかい？
ひどい話やね～
ってね
けど
この地震での交錯した情報と
ネットやメールでのニセ情報と
振り回される心理と
思い込みと
深読みと
風評被害
実際に見ていると
怖いな～って思いますわなぁ
どこにでもあることじゃないか～って
被害者になるのは怖いが
加害者になるのも簡単で
恐ろしい
って
思ったさ
人を傷つけるのは人で
人を救うのも、また人
っていうけど
ホントそうだね
Ｏ警部補が登場したときには
ほっとして
泣きそうになった
が
まだまだ先は遠くて
理不尽で
不条理
すっきり終わるわけでもなかった
それでも
何だかほっとして
やはり泣きそうになったな
感動とは少し違う
揺さぶられた。。。