資産家カラス

少し木々の葉が落ち、見えた。
隣の民家の木にカラスの巣。
そこにカラスがいるってことは、
卵を温めているのか？
巣つくり練習か？
そして、
あれは、「お若いの」の奥さんかい？
本人か？

しかし、良いお宅だ。
巣の隣の木に、わんさか何かの実がなっている。
うっそうとした庭がある。
巣から離れず、食べ物を調達できるじゃないか。
何とコンビニエントな！
大型食料品店近し、便利で安全な一軒家じゃないか。
ちょっと声が悪いくらい、
鳴き方が下手なくらい、
補って余りある。
案外「お若いの」はモテるかも知れない。

食べごろ

同居人Ｎがきいた。

「賞味期限過ぎているから、
　カップラーメン食べてもいい？」

嬉しそうだ。

賞味期限の意味は知っているのか？
その日が食べごろだと思っているのか？
メロンじゃないぞ。
その日を過ぎた方が美味しいと思うのか？
大丈夫か？

自転車泥棒

自転車で買い物に出かけて、
考えごとをしながら、
いや、何も考えてはいないんだが、
家に帰って、思い出した。
自転車で買い物に出かけたんだ。
自転車置いて来た。
ああ、無念。

自転車置き場で、
自分の自転車がないの見たときは、
盗まれたと思ってしまった。
うっかりだぜ。

聴いて楽しむ？聴かないで楽しむ？

「と」のミュージシャンを検索。
土岐麻子さんを探して。
一曲ダウンロード。
How Beautiful
ユニクロＣＭ。
好みの歌声だ。
かわい過ぎず、シブ過ぎず、
張り上げ過ぎず、つぶやき過ぎず。
ちょっとジャズ気味ポップス。
ポップスとジャズ。
ブレンドの割合が良い。
もっと聴きたいと思う。

で、他のことが気になる。
「突然段ボール」
あるんだなぁ～。
このテのバンド名。
検索一覧で見てしまった。
報われない感じがする。
試聴してしまった。
やっぱり…。
報われない…。
「水中、それは苦しい」も、
やはり聴かないことで楽しもう。
ファンの方々には申し訳ないが、
と思ってしまった。

通訳しますと…

もう一人の同居人であるＮは、
日本語があまりうまく使えない。
せっぱつまると、とんでもない単語を使う。
「er…、えっと、何だっけ…、今土の中。」
地下に下りて行くと、
Ｎは笑っている。

出世街道インフォメーション

東京タワー近くの愛宕神社。
出世階段。
この急な男坂を上り、
脇にある緩やかな女坂を下りると良い。
参詣の仕方が書いてあった。
読んだのは、男坂を下りて、家に帰った後。
出世階段をしっかり下ってしまった。

出世街道、まっすぐ進んでいる。

危ない、お父さん！

♪ お豆腐さんを切りまして・・・♪
と、歌う肉豆腐のコマーシャル。
違うよ～と、自分に突っ込み入れながらも、
♪ おと～さんを切りまして・・・♪
と聞えてしまった。

負けるな、メガネ

キリンジのチケットGet♪
デビュー１０年。
キリンジ・ファンは、コアな感じがする。
「新参者は分かってねえ。」って。
絡まれるわけはないのだが。
負ける感じがする。
聴き手に勝ち負けってヘンな感じだが。
あるんだ。
自分が十分楽しむための、自分作りが必要なのだ。
初めて行くライブハウスとか。
初めて行くライブとか。なんだか、
「おじゃまします～。」気分があるんだ。
デリケートだから。
まあ、NAOTOのコンサート（クラシック・サイド）に、
牛すじ煮込みと生中２杯は、失敗ぽかったが…。

キリンジには、眼鏡を新調しよう。
どうだ！ってのを探そう。

蜘蛛が蛾を振り回しながら・・・

今や、人生１１軒目の我が家になる。
新築から築４５年まで。都会から田舎まで。
一軒家からマンション、社宅、アパートまで。
しかし、いつも初めての経験ばかりだ。
今は６階。
なのに、蜘蛛だの蚊だのがいる。
結構いる。
上の方の階にはいないと思っていた。
実際いなかった、今まで。
玄関前、休憩、休憩、蜘蛛が蛾を運んでいた。
３時間はいた。
なぜだ？

国際親善交流特別演奏会

恥ずかしながら、「障害者週間」を知らなかった。
毎年１２月３～９日の一週間が指定されているそうだ。

今年の正月に叔父が倒れ、身体が不自由になった。
言葉も出にくい。
職人の彼は、頑固で、小うるさい、曲がったことが嫌い。
一人で何でもやって来た、誇り高いオヤジだ。
それだけに、人の手を借りなければ何もできないことは辛い。
しかし、彼の愛する家族は、
彼が生きているだけで、支えられている。
可愛がられた私は、顔を見るだけで嬉しい。
彼の役目は大きい。

昨日、「障害者週間」東欧音楽科支援の特別演奏会へ
家族・介護士総出で、この頑固オヤジを連れて行った。
及川光悦・指揮
モーツァルト・ヴィルトゥオーゾ祝祭管弦楽団・演奏
のクラシックコンサートだ。
池袋の芸術劇場だ。
駐車場有。
広いエレベーター、スロープあり。
段差なし。
障害者席あり。
障害者用トイレ完備。
全部揃わないと、家族・介護士総出でも、出かけられない。

リストのピアノ協奏曲１番
ブラームスのヴァイオリンとチェロのダブルコンチェルト
シューマンの交響曲３番「ライン」
有名で、聴きやすい、華やかな曲ばかり。
同じ姿勢の辛い叔父は、前半で退席したが、
家族・介護士＋１、みんなで、音楽を楽しむ。
コンマスが○○さんに似てる・・・
チェロの植木昭雄はやはり格好良い！
などと関係ないことまでも、みんなでしゃべる。
楽しかった。
頑固オヤジも、
介護疲れの家族も、
新しい介護士も、
気分が晴れ、新しい楽しみや、希望が持てたら良いなあ。
次の楽しみまで、それぞれの世界へ戻る。