某ちゃんノート

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不健康な作業

2011-05-21 | 読書メモ
『走ることについて語るときに僕が語ること』
  村上春樹

その2

彼は
小説家を芸術家と描いている
ふむふむ。。。

文章を用いて物語を立ち上げようとするときには
人間存在の根本にある毒素のようなものが
否応なく抽出されて表に出てくる
作家は多かれ少なかれその毒素と正面から向かい合い
危険を承知の上で手際よく処理していかなくてはならない
そのような毒素の介在なしには
真の意味での創造行為をおこなうことはできないからだ

って

ふむふむ。。。
音楽
美術
小説
用いるものが
音か
色か
言葉か
そこが違うだけだ
溢れてきたり
吸い上げたり
汲みだしたり
量的な違いは
人それぞれあるけれど
内側に内側に掘っていく
そして見つけるんだ

思う
そして
それは確かに
とても不健康なもののような気がする
健全な魂は健全な肉体に宿る
なんて
言うが
彼は

不健全な魂もまた
健全な肉体を必要としている


ふむふむ。。。
そして
走るわけだ

「あんなのは芸術家じゃない」と言われても
僕は走る続ける


創造行為や制作が
不健康な作業だというのは分かっているが
それを理由に
恐れたり
作業を止めたり
ではなく
自分のテーゼがあって
しかも
そのためにちゃんと行動する
そこが
やはり違うな~
自分は
それについてのテーゼはない

あったとしても
自分は動かないな
知っているだけ
分かっているだけ
ってね
分かった。。。