オスグッド

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膝の痛みで成長期に多いのが「オスグッド・シュラッター氏病」略してオスグッドです.
膝の構造は下図のようになっていますが,お皿の下のすじ(膝蓋腱)の下部から脛の骨あたりが痛みます.


原因は簡単に言うと,骨の成長に対して筋肉の長さの変化が追いつかないためです.
筋肉はイメージとしてゴムのような弾力性があるものですが,
骨が成長して長くなると筋肉も引っ張られて長くなっていきます.
しかし,身長が急激に伸びたりして骨の成長の方が大きくなると
筋肉の付着部である,お皿の下の部位を引っ張ってしまうのです.
そうなると下図のように炎症を起こして骨が盛り上がってきます.


一番の対処法はストレッチを念入りにすることです.
朝晩,寝る前,学校で,部活の前にと暇があればストレッチを心がけてください.

もう一つは膝に負担のかからない動作を意識することです.
大雑把にいえば,姿勢を良くする事.
椅子に変な姿勢で座ったり,足を組んだりと筋肉のバランスを悪くすることは
極力避けましょう.

股関節の柔軟性も非常に大切ですので,開脚や前屈もやってみて下さい.

もう一つの原因は足部を含めたアライメント(骨の配列)にあります.
この辺はまた次回にでも書きます.

こんな感じでどうでしょう?
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