梅の香庵~うめのかあん~

梅の香堂別館喫茶スペース*梅の香庵*
とりとめないことをとりとめなく・・・

聴く映画

2014-07-09 23:30:15 | 日記
今年のアートコンテスト出品作品、
昨日完成し、発送いたしましたー!
やたー。

そんなわけで開放感いっぱいな今現在。
会社の帰り道でたたずむ野良猫にも話しかけちゃうよ。
やぁ。何してんのー?

すると猫は言った(と思う)。
コレ見てんの。

ん?何?
おお!

ゴマダラカミキリムシ
って言うんだそうです。
けっこうでかい。
椿だったら大興奮した挙句、怖くて捕まえられないというオチだと思われるが、さすが野良猫。
冷静に眺めた上で、「うん。食えなさそう」って顔でスルーでした。

ふと思ったけど、夏に出てくる虫はでかい。
てことはですよ、
地球温暖化したら、さらにでっかい虫が年がら年中うろうろしてたりしないのかしら・・・・。

ていうかそれってナウシカ?


と、
そんなたわごととはなんら関係ないんですけど、
ナウシカでなくて紅の豚の話なんです。


今回の作画中、BGMに「紅の豚」を3夜連続で聴いたことがありました。
聴く、とは。

以前友人が作画中に「紅の豚」流してたと聞いて、それはいいなと思いマネをしてみましたところ、
なるほどこれはいい。
以来、私の作画BGMのレパートリーに入っております。

紅の豚は、観てもいいけど、聴くにもいい映画なのです。

あの映画は、どこのシーンもかっこいい。
アクションとかだけでなく、しびれる台詞が多々ある。
なんていうかなー。
全編を通して、品のある音楽のような、絵画のような、そんな感じ。

それは、映像を見ていなくても心地いいし、
何度聴いても飽きない。

これがね、ラピュタとかナウシカとかもののけ姫だとね、つい見ちゃうんだな。
でも紅の豚はおだやかな気持ちで耳だけを傾けていられるのです。

歳を重ねるごとに、私の中の紅の豚人気はぐんぐん上昇中。
なんか色々想像しちゃう。
なんでポルコはジーナと友達のラインをキープし続けているのか。
ジーナがどんな思いで他の男性と結婚したのかとか。

「かっこいいとはこういうことさ」ってのはポルコのことに対しての宣伝コピーだと思っていたけど、
映画観てると、ジーナのかっこよさも相当なもんですよ。
映画の終盤。
「ジーナ、こいつをカタギに戻してやってくれ」
「ひどい人。いつもそうするのね」
「・・・すまねぇ」
「・・・・・・・・・・・・・出して」

ここ!
このジーナの「出して」がもう毎回しびれる!切ない!ポルコのバカ!!
諦めと達観と愛しさと。
そういう感情の凝縮した一言。
ジーナかっこよすぎ。

あと私の好きな台詞は、
フィオとポルコの出会いの場面。
「私が女だから不安なの?それとも若すぎるから?」
「両方だよお嬢さん」

ここで、たいがいの女性キャラならば「なんだとー!」と反論を試みるのに、フィオときたら
「そうね。当然だわ」

このさらりと肯定する潔さ。
男女平等を声高に主張するやかましいだけの女よりもよっぽどかっこいい。
そしてその後のポルコの台詞も好き。
「ただし条件がある。徹夜はするな!睡眠不足はいい仕事の敵だ。
それに、美容にもよくねえ」

あとピッコロ親父のこれも好き。毎回笑っちゃう。
「そういうのをな、アジアじゃ『ブッダに教えを説く』って言うんだ!」

釈迦に説法を訳すとそうなるのか。


そしてなんと言ってもこの場面。
ジーナの庭に忍び込んだカーチスにジーナが大笑いしてこう一言。
「私、あなたのそういうバカっぽいところ好き」

この台詞大好きなんですけど、
なんていうかな~、アニメも台詞っぽくない斬新さがある上に、
私もこいつのバカっぽいとこは好きですよ。
バカなところじゃないんですよ。バカっぽいところなんですよ。
このニュアンスの違い。
脚本書いた人(宮崎監督?)に拍手。

そしてそして、この台詞に
「ほんと!?」と問うカーチスに答えるジーナの一言。

「でもダメ」

くー!!
色っぽい!そして可愛い!
加藤登紀子さんバンザイ!


そんな具合ですね、一人で大盛り上がりの今更紅の豚談義なんですけど、
最近わたくし、新事実を知ったのです。
もしかしたらすごい有名な話かもしれないのですが、

紅の豚を見た、いや聞いた翌日、
ちょっと調べたいことがあってウィキペディアを見てたら、なななんとな一文、

映画の終盤の終盤。
物語のその後を語るフィオの声が流れ、
アドリア海をフィオの飛行機が飛んで行くあの場面。

眼下に見えてきたホテルアドリアーノ。
その、
プライベートの庭に通じる小道の先に、
紅い飛行艇が・・・・・・・・・・・・・・・・。


マジかー!
全然気づかなかったー!

というわけで、
さっそくその夜、前夜も見た「紅の豚」を再生。
目的の場所を見るには最後の方だけ観ればいいんだけど、せっかくだから最初から。

しかしこの日、途中で睡魔に負けて居眠りしてしまい、気づくと映画は終わっていた。
ちくしょー。

翌日リベンジ!
3夜連続で聴いても全然おっけーですよこの映画。
そしてついにこの日、私は見ました。
紅い飛行艇。

ジーナ・・・・・よかったねぇ。
映画なんだもん。
せめてスクリーンの中では、大団円を信じたいよ。






動物しりとり

2014-07-05 16:03:14 | イラスト
金曜ロードショーでジブリが放映される季節になりました。
夏ですね。

「もののけ姫」の開始5分で一気にその世界へ連れていかれる吸引力に、
今年も感服した昨夜。
何度見てもヤックルが射られるシーンで、はわわわわわヤックル~!!!と叫んでしまう私。
ヤックル可愛いすぎる。


というわけで、
梅の香堂のトップイラスト更新しました。


「動物しりとり」
しりとりやってみて下さいね。


何が大変て、
一周するしりとりを考えることが実際の製作よりも大変でした。
つながったー!っていう瞬間のあの感動といったらもう。

今作の無駄知識。
カモノハシが発見されて発表された当初、
「これ、合成でしょ?」
と言われ、全然信じてもらえなかったそうです。

こう見えて毒がある生き物。


ところで、
昨夜もののけ姫の後で、「僕らの音楽」チラ見したらまこっちゃんが出てる!愛の才能キター!!
まこっちゃんて言ったら川本真琴ちゃんですよ。
いきなりノリノリで歌いだした私に椿が迷惑そうな顔してる。

まこっちゃん聞くと大学時代へタイムスリップしちゃうんですよ。
渋滞の8号線に連れてかれちゃうよ。
愛の才能と1/2はカラオケの十八番だったよ。
実はライブにも行ったことのあるけっこうなファンでした。

そっぽ見て待ってるから ポッケの迷ってる手で ほっぺに触れて

は、ノーベル文学賞モノだと思う。

どうにもたまらなく聞きたくなって久しぶりにCDを取り出した。
今日はまこっちゃん聞きながら絵描こうっと。