梅の香庵~うめのかあん~

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とりとめないことをとりとめなく・・・

高校球児に愛をこめて

2012-12-09 00:22:53 | 日記
もうずいぶん前の話題ですが、
阪神タイガースがドラフトで大阪桐蔭の藤浪くんを1位指名したとか。
そんで2位指名が光星学院の北条くんだったとか。

それを聞いて、わたしゃ嬉しさひとしおでした。
プロ野球にはさっぱり興味ないけれど。

なぜって。
この秋、私は藤浪くんと北条くんの試合を何度も見ていたからです。


今年のコミックイラストグランプリは高校野球をモチーフにしよう!

そう決めたのはこの夏の甲子園が始まる頃でした。
なのであらかじめ、甲子園の決勝戦とテレ朝の「熱闘甲子園」最終回を録画しておくことにしたのです。資料用に。

さてその「資料」である決勝戦の試合。
大阪代表・大阪桐蔭VS青森代表・光星学院。
私はあくまで、選手たちの表情とか仕草とかを見たかったわけです。
更にはユニフォームってどんな作りなのかとかグローブってどういう仕組みなとかとか、
球場の様子とか。
そういうのを見るために録画したのですが、

気がつくと試合に見入っている自分。

やはり雪国出身としては光星学院を応援したい。
雪が降る地方は野球が弱いとか聞いたことがありますよ。冬場グラウンドで練習できませんからね。
光星学院がどれほど降雪があるか知りませんが、野球は圧倒的に西と南が強い。
なのでやはりついつい光星に声援を送ってしまう。

結果は分かっているのにですよ。

こうして私は資料である試合映像を何度も見ているうちに、すっかり両校のチームが大好きになったわけです。

今回の一番の注目株・大阪桐蔭の藤浪くん。
他の選手よりも頭一つ飛び出る長身で、ずば抜けた剛腕投手。
プレッシャーを感じさせない投球で、決勝戦の9回で今大会1番の速い球をなげちゃう嫌みな奴。
そんでまたこれが男前なんですよね~。
絵に描いたような切れ長で涼しげな目元。
出来すぎててかえって小憎たらしい。
でもね、
時折見せる笑顔が無邪気でかわいくてね~。
悔しいけど、こいつかわいいなーと思わずにはいられない。
プロに行っても華のある存在になることでしょう。

対する光星学院の北条くん。
彼はあまり表情を崩さないクールガイ。
この大会ナンバーワンスラッガーと謳われながら、決勝戦、藤浪くんは打てなかった。
でもね、君相手の時は藤浪君、特にきばって投げてたよ。
君は彼にとって相応しい相手だったんだよ。
最終回。最後のチャンスの場面で4番北条くん。
ここで打たなきゃ4番じゃねーぜ!って場面で打ち上げっちゃったあの時、
どれほど悔しかっただろう。
おねーさんは個人的に北条くんがタイプです。

そして光星のキャプテン、キャッチャーで3番の田村くん。
彼もまた常に冷静沈着なクールガイ。
いかにもキャッチャーという落ちつきぶり。
彼もまたチーム屈指のスラッガーながら、なかなか藤浪くんを打ち崩すことが出来ず、
わずかながらの悔しげな表情の奥で、どれほど歯噛みしていたんだろう。
にも関わらず試合後のインタビューまできっちりしっかりこなしていた。
君はきっと将来、デキる大人になるに違いない。

2年生ながら藤浪くんの女房役を務めた桐蔭のキャッチャー森くん。
末恐ろしいなぁ。
来年もがんばれよ。
それと桐蔭の田端くん。
君笑いすぎだ。
少々おっちゃんぽい顔立ちだが常に豪快な笑顔。
そのキャラクター大事にせぇよ。
対して光星の大杉くん。
最後のサヨナラのバッター。
見事3振。
その後君、閉会式始まってもずっと号泣なんだもん。
おねーさんはそれを見て泣き笑いでした。


こんな具合にすっかり各チームを把握するほど見て描いた作品が、
コンテストで賞をいただきました。

ありがとう。
君らのおかげです。



ちなみに、
実際の試合映像の他に録画した「熱闘甲子園」今季最終回。
これすごいっす。
私これ資料なので何度も見ましたが、
何度も見てるのに、

毎回泣けます。

そのへんの映画よりも確実に泣けます。

30分の番組の前半は決勝戦のダイジェスト。
そして後半は今大会の「感動場面」ダイジェストなのですが、
これがもう、何回も見てるのに、そのたびに泣くんです。
試合映像以外にも、宿舎での風景とか、インタビューとか、
試合後、号泣する2年生の頭を笑ってたたく3年生とか。
もう、分かってるのに見る度に泣ける。
あほです。制作者の思うツボです。
そう思っても泣いちゃいます。

涙を流すのはストレス発散にいいそうですよ。
これDVDにしたらいいんじゃない?と思ってたら、ちゃんと発売してました。DVDあんどブルーレイ。
ストレス発散にいかがですか。

この録画、消すに消せず、
受賞が決まって、ビール飲みながら久しぶりに見ました。
やっぱり泣きました。