てっぺんからの景色

ちょっと前まで絵ばっか描いてたかーちゃんが、
昨日から突然ごろごろしてるにゃ。
ヒトってやつはよくわからん。



はい。
コミックイラストGP。
昨日無事、2点発送いたしました！

いやー。久しぶりに顔面すべりこみでした。
12日必着の作品を、
11日午前2時完成。
やっとの思いで仕上げた我が子を眺めるヒマもなく、
即梱包、即就寝。

当初の予定に反して〆切ぎりぎり。
最後はけっこうきつかったー。

でも、久しぶりに水彩で描いて、楽しかったな。

鉛筆での下書きや、切り絵をしている時や、パソコンいじってる時には
遠慮なく私の手許に飛び乗ってくる椿が、
絵の具を塗り始めたらそれをしなくなった。

人語を理解して私のお願いを聞いてくれたのか、
絵の具を扱っている緊張感を野生の勘で察したのか、
こういう時の猫さんは不思議だ。
椿さんて、意外と優しかったのね。感涙。

そんな椿さんの協力もあって、どうにか2点完成しました。



私は登山の趣味は無いけれど、
絵描きは山登りに似ているのかもしれないと思う。

スタートした時点では、目指す頂は遥か遠く。
むしろ、木々に視界を覆われて見えやしない。
ほんとに着くのかな？と疑いながら、資料を漁ったり構図を練ったりと地味な作業が延々続く。
この段階ははっきりいってさほど楽しくない。
時間ばかりが過ぎていって、前に進めているのかよく分からない。
焦りが募る。
ひたすら足元だけを見ながらあるき続けて、
お！？
いつの間にかけっこう高い所まで登ったんじゃん！と気付く。
視界が開けて、眼下には歩いてきた道が見える。
よっしゃ！頂上まで一気に行くぜ！
ラストスパートの段階は、
体力的にはかなり疲労が蓄積しているんだけど、
作業自体は一番楽しい。
頂上が視界に入る。わくわくする。
4時間寝れれば大丈夫だろ。
睡眠時間の基準がおかしくなってくる。
あと少し。あと少し。


よっしゃぁ！
てっぺーん！！



頂上から見る景色は、多分こんな気分なんじゃないだろうか。

実物をゆっくり眺めることが出来なかったので、
携帯で取っておいた写真を眺めて、にやにやしながら、そう思うのです。

登ったぞー！