彼の名は「ぱんしゃー」くん。
椿より古株の我が家の同居人です。
ぱんしゃーと椿は仲好しこよし。
よく、ぱんしゃーの毛づくろをしてあげたり、
ぱんしゃーのおヒゲをはみはみしたりしています。
その結果。
そのぱんしゃーくんの大事なおヒゲが
見事なぐるぐる巻きに。
まるでサンジの眉毛のようだぜ。
と、
さらっと思ってしまうほど、ワンピースっ子になってしまった私。
そうです。
昨年の暮れから読み始めたワンピース。
ついに、最新刊65巻まで読破しましたよ!
やったー!
これで「読み終わらないと他のことなんにも出来ないよ~の呪い」から脱したぞ!
まーしかしワンピースですよ。
こんだけ大人気漫画について今更語るなんて、
「ナウシカって、すっごいいい話なんですよー!」
って言うようなもんじゃないすか。
とっくに知ってるっつーの世の中の皆さんは。
でも面白いぜワンピース!
私的にツボなワンピースの面白さは、
そのお話の背景がすごくリアルだってことですね。
お話自体は「不思議の世界」が舞台なんだけど、
そこで起こっていることは、
軍事力で他民族に制圧・搾取される人々だったり、
国王軍と反乱軍の内戦だったり、
同じ聖地を奪い合う領土問題だったり、
異民族間の差別問題だったり、
奴隷制度だったり、
歴史上リアルにあった出来事。
いや、今現在もあのへんとかそのへんとかでは現存する問題ばっかり。
政府にとってまずいことを知ったばっかりにささいなことを大罪にでっちあげられてしょっぴかれるとか、
あのへんの国とかちょっと前のあの国とか戦時中の日本でだって、あったであろう出来事。
今の政府にとって知られてはまずい「前の為政者の歴史」を隠すべく、考古学者を迫害する、なんていうのも
実はけっこうある話だと思うのですよ。
歴史って誰が作ってるかっていうと「今の為政者」だから。
中国の歴代王朝はみな歴史書を残していて、政府公認の歴史書を「正史」と言いますが、
それを誰が書いたかっていうと、その次の王朝なのです。
ある王朝が生まれると、その王朝はいっこ前の王朝の正史を書きます。
なんでかっていうと、
自分がいかに正当に現在の座についたかを主張するためです。
と、教わりましたよ学生時代。
違ったらクレームは先生へお願いします。
まぁ大概の王朝ってのは、前の王朝を武力で滅亡させて王位を奪うわけですけど、
それをそのまんま書いたら、民は納得しないわけですよ。
そんな奴らに支配されたくないぞと。
だから、
これこれこういう正当な経緯があって、我々は君らの支配者になったのだよ。
っていう理論武装なわけですね。
だから本当に本当の出来事が語られているかって言われたら、それはクエスチョンなんです。
現代の正史は教科書に当たるんじゃないかなぁと思います。
だから国によって、
あの虐殺はあったとかなかったとか、
あの攻撃は必要だったとかんなわけねーだろとかで揉めるんだろうなぁ。
ひとつの出来事も誰を主観に見るかで「悪者は誰か」が変わるわけだし。
自分の国の国民を統治するのに都合のいいことを書いてあるっていのは、
実のところ今も変わってないと思うけど、
まぁこいう話は小さな声で言っておきましょう。
なんか話がそれましたが、そういうリアルな問題が、
ただ強い敵を倒せばいいっていう戦闘漫画にとどまらない深みを与えていて、
読んでるこっちも、あーどうすりゃいいんだろうって入りこんじゃうんだな~。
読んだことある人にしか分らない、しかもネタバレな話をしちゃうと、
アラバスタ編で、反乱軍を止めるべく、ビビが一人、群衆の前に立ちふさがる場面がありましたが、
もしやこれで反乱軍の赤い目が青く変わって黄色い触手が出るんじゃあるまいな・・・
その者青き衣をまといて・・・・
と、うっかり婆様の声が聞こえてきましたが、
でも、反乱は止まらなかった。
ナウシカは止められたけど、こっちは止まらなかった。
どんだけ止めても止めても止まらない反乱が、なんかすごくリアルで固唾を飲んで読みました。
あとストーリーの作りこみがハンパない。
後付けの設定とか見当たらないと思う。
全部最初からばっちり作りこんである感じ。
あんな最初に出て来た伏線が今頃~!?っていうことが多々あって驚かされます。
そしてなにより驚いたのが、
作者が私の1コか2コ上だということ。
ワンピースの連載が始まったのは、確か私が大学4年生だったと記憶しております。
なんで覚えているかっていうと、4年生の頃に
「私、ジャンプ卒業する」と宣言したからです。
「もうすぐ社会人だし、ここからはマガジンとサンデーだけにするわー」と。
そんな私のジャンプ卒業と入れ替わりで始まったのがワンピース。
みんな「面白い!」って言ってたけど、
でももうジャンプはいいやって思って読まなかったんだよね。
私がふらふらだらだら学生やってたあの頃に、同年代の人がこんなすげーお話を作ってたんだ。
って知ってけっこうショッキングでしたよ。
あーまたなんか長々小難しいこと書いちゃいましたねすんません。
何はともあれ一漫画好きとして、読んでよかったっすよワンピース。
ちなみに私はゾロが好き
さて冒頭でぱんしゃーの丸まったおヒゲを紹介しましたが、
こちらは椿さん。
よく見ると、
このヒゲだけ先っぽが曲がってるのがお分りでしょうか。
これはですね、
点火中のコンロに飛び乗って火であぶられてちぢれちゃったんですね。
ばかもーん!!
動物は本能的に火を恐れるって、多分ウソです。
椿より古株の我が家の同居人です。
ぱんしゃーと椿は仲好しこよし。
よく、ぱんしゃーの毛づくろをしてあげたり、
ぱんしゃーのおヒゲをはみはみしたりしています。
その結果。
そのぱんしゃーくんの大事なおヒゲが
見事なぐるぐる巻きに。
まるでサンジの眉毛のようだぜ。
と、
さらっと思ってしまうほど、ワンピースっ子になってしまった私。
そうです。
昨年の暮れから読み始めたワンピース。
ついに、最新刊65巻まで読破しましたよ!
やったー!
これで「読み終わらないと他のことなんにも出来ないよ~の呪い」から脱したぞ!
まーしかしワンピースですよ。
こんだけ大人気漫画について今更語るなんて、
「ナウシカって、すっごいいい話なんですよー!」
って言うようなもんじゃないすか。
とっくに知ってるっつーの世の中の皆さんは。
でも面白いぜワンピース!
私的にツボなワンピースの面白さは、
そのお話の背景がすごくリアルだってことですね。
お話自体は「不思議の世界」が舞台なんだけど、
そこで起こっていることは、
軍事力で他民族に制圧・搾取される人々だったり、
国王軍と反乱軍の内戦だったり、
同じ聖地を奪い合う領土問題だったり、
異民族間の差別問題だったり、
奴隷制度だったり、
歴史上リアルにあった出来事。
いや、今現在もあのへんとかそのへんとかでは現存する問題ばっかり。
政府にとってまずいことを知ったばっかりにささいなことを大罪にでっちあげられてしょっぴかれるとか、
あのへんの国とかちょっと前のあの国とか戦時中の日本でだって、あったであろう出来事。
今の政府にとって知られてはまずい「前の為政者の歴史」を隠すべく、考古学者を迫害する、なんていうのも
実はけっこうある話だと思うのですよ。
歴史って誰が作ってるかっていうと「今の為政者」だから。
中国の歴代王朝はみな歴史書を残していて、政府公認の歴史書を「正史」と言いますが、
それを誰が書いたかっていうと、その次の王朝なのです。
ある王朝が生まれると、その王朝はいっこ前の王朝の正史を書きます。
なんでかっていうと、
自分がいかに正当に現在の座についたかを主張するためです。
と、教わりましたよ学生時代。
違ったらクレームは先生へお願いします。
まぁ大概の王朝ってのは、前の王朝を武力で滅亡させて王位を奪うわけですけど、
それをそのまんま書いたら、民は納得しないわけですよ。
そんな奴らに支配されたくないぞと。
だから、
これこれこういう正当な経緯があって、我々は君らの支配者になったのだよ。
っていう理論武装なわけですね。
だから本当に本当の出来事が語られているかって言われたら、それはクエスチョンなんです。
現代の正史は教科書に当たるんじゃないかなぁと思います。
だから国によって、
あの虐殺はあったとかなかったとか、
あの攻撃は必要だったとかんなわけねーだろとかで揉めるんだろうなぁ。
ひとつの出来事も誰を主観に見るかで「悪者は誰か」が変わるわけだし。
自分の国の国民を統治するのに都合のいいことを書いてあるっていのは、
実のところ今も変わってないと思うけど、
まぁこいう話は小さな声で言っておきましょう。
なんか話がそれましたが、そういうリアルな問題が、
ただ強い敵を倒せばいいっていう戦闘漫画にとどまらない深みを与えていて、
読んでるこっちも、あーどうすりゃいいんだろうって入りこんじゃうんだな~。
読んだことある人にしか分らない、しかもネタバレな話をしちゃうと、
アラバスタ編で、反乱軍を止めるべく、ビビが一人、群衆の前に立ちふさがる場面がありましたが、
もしやこれで反乱軍の赤い目が青く変わって黄色い触手が出るんじゃあるまいな・・・
その者青き衣をまといて・・・・
と、うっかり婆様の声が聞こえてきましたが、
でも、反乱は止まらなかった。
ナウシカは止められたけど、こっちは止まらなかった。
どんだけ止めても止めても止まらない反乱が、なんかすごくリアルで固唾を飲んで読みました。
あとストーリーの作りこみがハンパない。
後付けの設定とか見当たらないと思う。
全部最初からばっちり作りこんである感じ。
あんな最初に出て来た伏線が今頃~!?っていうことが多々あって驚かされます。
そしてなにより驚いたのが、
作者が私の1コか2コ上だということ。
ワンピースの連載が始まったのは、確か私が大学4年生だったと記憶しております。
なんで覚えているかっていうと、4年生の頃に
「私、ジャンプ卒業する」と宣言したからです。
「もうすぐ社会人だし、ここからはマガジンとサンデーだけにするわー」と。
そんな私のジャンプ卒業と入れ替わりで始まったのがワンピース。
みんな「面白い!」って言ってたけど、
でももうジャンプはいいやって思って読まなかったんだよね。
私がふらふらだらだら学生やってたあの頃に、同年代の人がこんなすげーお話を作ってたんだ。
って知ってけっこうショッキングでしたよ。
あーまたなんか長々小難しいこと書いちゃいましたねすんません。
何はともあれ一漫画好きとして、読んでよかったっすよワンピース。
ちなみに私はゾロが好き
さて冒頭でぱんしゃーの丸まったおヒゲを紹介しましたが、
こちらは椿さん。
よく見ると、
このヒゲだけ先っぽが曲がってるのがお分りでしょうか。
これはですね、
点火中のコンロに飛び乗って火であぶられてちぢれちゃったんですね。
ばかもーん!!
動物は本能的に火を恐れるって、多分ウソです。