**はやりっち**

いろんな色があるように
いろんな花があるように
いろんな話もあるのです。

【レビュー】『チェンジリング』

2010年02月22日 | 【レビュー】映画
「ノンフィクション」や「実話を元に」
…という言葉を見ると
ついつい興味がそそられてしまいます
皆さんはどうでしょうか?


この映画も、1920年代にロサンズルスで実際にあった
「ゴードン・ノースコット事件」を元にしているそうです。

実際の事件の内容はとても残酷なのですが、
映画では残酷な部分は省略されているので
グロテスクな表現が苦手な方でも見やすくなっています。

『チェンジリング 』- goo 映画
(2008年/アメリカ)
監督: クリント・イーストウッド
出演:アンジェリーナ・ジョリー、ジョン・マルコヴィッチ

ストーリー
1928年ロサンゼルス郊外、
シングルマザーのクリスティンは
一人息子のウォルターと暮らしていました。
ある日、クリスティンが仕事から帰ってくると
自宅にいるはずの息子の姿がありません
息子が行方不明になったウォルターは
失踪届けを出し、悲しみに暮れた生活を送っていました

5ヶ月がたち、警察から息子が見つかったと連絡が…
しかし戻って来た息子は全くの別人でした

警察に「息子ではない」と訴えるも、
警察は自分たちのミスを隠すために
ウォルターの訴えを無視し、
さらに、本当の息子の捜査も止めてしまいます

あきらめきれないウォルターは
独自に息子の行方を追うことに…。


感想

実話を元にしているので
少し濁した終わり方をしていますが、
それほどモヤモヤが残る感じはありません。

この映画の一番の見所は
堕落したロサンゼルス警察でしょうか
自分たちの保身の為ならば
非人道的なことでも平然と行います。
この時代の警察の被害に遭ったであろう方たちを思うと
やりきれない気持ちでいっぱいになります

個人的には、コードン役の
ジェイソン・バドラー・ハーナーさんの
演技もかなり見所です。
演技だとわかっていても、
コードンに対して嫌悪といら立ちを感じます

明るい映画ではありませんが、
丁寧に作られている映画で
いつの間にか気持ちが入り込んでしまっています
真剣に見たい時にオススメの映画です。


映画の中で「割礼」という言葉が
たびたび出てきて、
ちょっとしたポイントにもなっています。
もしご存知なければ、
調べてから映画を見ることをオススメします。



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