**はやりっち**

いろんな色があるように
いろんな花があるように
いろんな話もあるのです。

【レビュー】ダン・ブラウンの処女作「パズル・パレス」

2009年06月23日 | 【レビュー】本


もしワタシたちが日々送っているEメールが
誰かに公然と傍受されているとしたら
どう思いますか?

市民のプライバシーを取るか?
国家の安全をとるか?

国家安全保障局(NSA)を舞台に
ネット上の全通信を傍受・解読できる
スーパーコンピューター「トランスレーター」
の是非をめぐって繰り広げられる
テクノスリラーです


パズル・パレス(上・下)
ダン・ブラウン著
角川文庫
詳しいあらすじなどはコチラをどうぞ。
角川文庫特設ページ


著者のダン・ブラウンは
「ダ・ヴィンチ・コード」で一躍有名になった
アメリカの作家さんです
最近その続編「天使と悪魔」が映画化され、
記憶に新しい方も多いのではないでしょうか?

ワタシはどちらも原作を読んでいたので
この「パズル・パレス」も文庫になるのを待って
ウキウキと購入しました


処女作というだけあって、まだどことなく
詰めが甘いところが見えますが
(特にとある人物の動機が何とも…
?いつの間にそんな話に?って感じでした。
登場人物ももっと絞ってよかった気がする

丁寧に作られた謎解きの面白さと
ラスト付近のスピード感は秀逸です

登場人物に感情移入しにくかったのが
残念なところでしたね。
アメリカ人じゃないしね、ワタシ

ただ、上記2つの出世作よりも
軽く読めたので、
ダン・ブラウン入門編としては
良いかもしれません
すっきりキレイな謎解きが
お好きな方にはです。



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