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みらいのダ・ヴィンチたちへ

できるかできないか。そんなことは明日に任せて、今このときを一所懸命に「ぼく・わたしは考えたよ。描いたよ。作ったよ。」

当たり前を開放しよう!

2013年12月13日 09時44分06秒 | インポート

きちんとしないといけない性格?固まってしまった発想。こうでなければならいという、その子なりの決めつけを、制作中にもよく耳にします。具体的にお話しします。「大きさ(比較)の些細な違いが理由で何度も消しゴムで真っ白に消しては描き直すばかりで進まない子」納得いかない気持ちはよくわかります。でもね、トラがゾウに見えてこなければいいんだよ。(ここは丁寧に伝えなくては、その子の自尊心にふれることになりますから)ヒゲ先生だってホラ、下描きは全然トラにみえないでしょ。薄い線で百本くらい描いていくと(実際は十本くらいですが)その中からいい線がみえてくるんだよ。描きはじめの濃い一本線だけでは描けないよ。薄い線を百本描かないとトラは姿を現してはくれない。長いとか短いとか、大きい小さいとか、比較しながら、決めつけながら描いていては線は進みません。感じたままで描いてみよう。

子どもの網膜に焼きつけられた映像の収納量、感動の経験値を増やすことが大切になるのは言うまでもありませんが、無いなりに表現する方法、場数を踏むことでこれを克服することは十分にできると考えます。

宇宙船内から見える地球をのびのびと描く子がいます。その隣の年上の子(4年生)は船内の複雑な機器が上手く描けず、時間ばかりが、、。年上ゆえの探究心、こだわりと理解してはいけないのです。慎重に判断して私は彼に「この絵は機器の位置や大きさが違うなんて、だれも言える人はいないんだよ。こんなイメージなんだろうな。複雑でゴチャゴチャしているんだろうな。それでいいんだよ。だから、たくさん描いた方が勝ちさ!」
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幸せの黄色いクジラが描きあがりました。(山本涼太くん 2年生)

2014年もたくさん「ドッカン~!」しよう。

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