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それにしても眠れないのだ

日々の眠れない出来事を虚実織り交ぜて

それにしても「苦音を出すストリートピアノ炎上案件に見る傾向と対策」なのだ。

2025-03-25 16:21:27 | Weblog
 大阪のとあるストリートピアノを設置している管理者が、Xに投稿した内容で炎上した。内容とは、こんな提示はしたくなかったと前置きしつつの、クレームも入っているので「練習は家でしてきて」「形になってからここを使って」「手前よがりな演奏は『苦音』です」と。で、これに対して、超多くの一般人と数人の有名人がかみついた。「ストリートピアノの定義に反する!」「じゃあ下手はどこで上手くなれって言うのか!」「撤去すりゃあ良いじゃん!」などなどと。またあるコメントで、「このピアノが設置されている場所はフードコートで、施設を利用中の人は聞きたくなくても聞かざるを得ず、また幼児が鍵盤をバンバン叩いて騒音を出しているいる場面に遭遇した事がある」とあった。でも、「そんな場所にピアノを置く方が悪い」「上手な人がタダで素敵な演奏をしてくれる魂胆だったんだろうけど、見通しが甘い」などともあった。
 これ、管理者は下手を打ったなぁ(打つは二つの意味で)・・・って感じだ。ま、書いた事は偽らざる本音なんだろうけど、書き方が悪かった。こんな時代だから賛同者も多いんだろうなぁって期待したんだろうけど、思惑を大きく外れる展開に、経緯を知らないその会社の上の方の人達にさぞかし怒られているんだろうなぁ。ピアノだって安くないし、清掃や調律とかで維持管理費も少なからずかかっていただろうに、このままじゃ撤去待ったなしだろう。でも、それは管理者の負けを意味する。元から黙って撤去していたら「あ、無くなったのか、残念」で終わっただろうけど、今撤去したら「思い上がりが民意に屈した結果だ!」と唾を吐きかけられ世間に記憶されるだけだろうて。
 もし撤去しないのであれば、管理者のとる行動は、このピアノをストリートピアノからフードコートピアノ(ないし、オリジナルの名前なら何でも可)に改名する。こうすれば、ストリートピアノのコンセプトはそもそも・・・って雑音は一切無視できる。あと、ピアノの横に大きく注意書きを置く。内容は「利用可能時間内はどなたでも利用できますが、場合によっては権限のある者によってご遠慮いただく事、警察を呼ぶ事もあります。」として、嬉しくない利用者を排除する旨をしっかり告知するといった事だろう。
 今回の一件で、以前あった、行楽帰りにコンビニで物買うついでに行楽時に出たゴミをコンビニのゴミ箱に捨てたら注意された・・・って件と、任天堂がスマホに有料ゲームを出した時の世間の反応の件が思い出された。あ、あと、お店とかで「客は神様なんだろ?」って言って、無理を押し通そう等する人も。もうね、大概の人は、管理者からある程度の自由や恩恵を与えられたら、すぐにそれに慣れて感謝を忘れて、それが当然の大前提の権利だと心から思って、それが制限される事に多大な拒否反応を示すわけなので、管理者はそこを見越して行動しないと。って、なんか同じような事を以前も書いたような気がするけど、まあしょうがない。そういう事なんだから。
 ・・・とか書いていて、もう一度ネットで検索したら、件のストリートピアノの管理者が撤去を視野に入れたしばらくの運用休止を発表した事がニュースになっていた。あー・・・、負けちゃいましたか。ま、妥当な判断だけど、・・・何か、野次馬的には、物足りない感じだ。まぁ味噌は付きつつも予算削減に繋がったから、別にこれが世界唯一の音楽家支援プロジェクトでもなんでも無いだろうから世の中への影響は微塵もないだろうし、損して得取った・・・っとも考えられるんじゃないでしょうか。
 そんなわけで、人の振り見て我が振り直せって事で、感謝の正拳突きを1000回やろうと思うので、終わるまで相当時間がかかると思われ、今日は寝られないかもしれないのだ。


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