それにしても眠れないのだ

日々の眠れない出来事を虚実織り交ぜて

それにしても「新型コロナがもたらした現実と未来に思う」なのだ。

2020-08-23 15:17:35 | Weblog
 新型コロナの影響により今までの社会活動が困難になり、多くの場面で活動形態の変更が余儀なくされている。テレビだと、以前は出演者全員が一つのスタジオに集まってワイワイガヤガヤ収録していたのだけど、今では“密”を避けるために、MCとかがスタジオに一人か二人で他の出演者は別場所からテレビ電話的なツールを使ったリモート出演をする・・・みたいなケースが増えた。この変化に対して、「状況は理解するけど、他の人達のリアクションがわからなかったり、タイミングが遅れたりで、すごくやり辛い・・・」と、多くの出演者がこぼしている。
 そんな話を聞いて、あることを思い出した。それは、CGが多様されだした頃の映画界の話だ。それまでも合成撮影自体はあったけど、CGの高性能化によってそのハードルは大幅に引き上げられ、例えば人間とCGキャラがふれあって共演する場面が増え、出演者は撮影時に何もない空間に向かってあたかもそこに何かがいるかのような演技を求められるものだから、「最終形が想像できなくて演技がすごく難しい!」と、嘆く人が多かったとか。
 映画は、その時代に比べると、今は更にごく普通にCGが多用される時代になったんだけど、果たして出演者達はどう思っているのだろうか?大抵プリビズ(撮影前に、どんなシーンになるかをCGでざっくり作ること)でラフな完成形を見せてくれるから、大概平気になったのだろうか?だとしたらテレビもその辺を見習ったら、収録がスムーズになるかもしれない。ま、テレビの場合、台本にないアドリブや生のやりとりが発生するんで、その辺はもうちょっと考えどこかもしれない・・・けど、収録なら編集で体裁はどうにでもなるんじゃないの?生番組は、頑張りましょう。
 ところで、何年か前に放送されたテレビのトーク番組の、MCがひな壇に座る十数人の芸能人の近況を写真を交えて話すコーナーで、ある人は年末に撮った一枚として、バーチャルキャラクターの番組に出るため、広めの会議室風の片隅でヘッドセット等を装着してこじんまりとした姿の写真が紹介された。これを見たMCや他の出演者達は、「何この寂しい感じ!」と大いに笑った・・・んだけど、筆者的にはこれは、未来の、機器や形態は変わるだろうけど、テレビ収録や実生活でありふれた姿になると想像され、「未来先取りじゃん!」「これをだた笑う感覚って・・・」と思ったものだ。
 新しくやることは、はじめは上手くいかずに何かとめんどくさい思いをするけど、ほっぽり出さずにやり続けるとコツがわかって面白さややりがいを感じる事ができるようになる・・・事が多い。今日日こんな状況で、これから新しく何をやらなきゃいけなくなるかわからないけど、きっと確実にそう遠くない未来にそれが必要になると思われ、そうなった時のことを考えると・・・実に気が重くなって、今日の夜は眠れなくなるかもしれない。
コメント
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