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それにしても眠れないのだ

日々の眠れない出来事を虚実織り交ぜて

それにしても「気分が悪くなるマンガは読みたくない」なのだ。

2025-04-28 17:34:12 | Weblog
 たかし♂著「これだからゲーム作りはやめられない!」というマンガを読んだ。内容は、ゲーム開発会社のプログラマーをする女性が主人公で、納期直前の仕様変更など色々な悪しきあるあるに苦しめられるも乗り越えていく・・・そんな内容だ。感想は、とにかくイヤ~な気持ちになった。
 というのも、納期直前の仕様変更とか会社の悪しきあるあるによって主人公がやりたくも無い残業だ休日出勤だとイヤな思いをするハメになるんだけど、周囲はそこに対して「社会ってこんなもんだから」と何らフォーローしないで、「この仕事に興味が無いんだね。ま、自分が良いと思うなら、それでい良いんじゃない」や「仕事した分だけ良い物ができるのに何でやらないの?」と追い打ちをかける。マンガだから、何か解法的な物を描くけど、結局それは自分の心を悪しきあるあるから目を反らしているだけなのだ。
 大体、納期直前の仕様変更で「これやった方が良い物ができる!」って、お前らは適当に口を働かせて残業もしないで仕事をやった気分になっているけど、初めからちゃんと頭を働かせないから今頃仕様変更なんて思いついているわけで、それによって実働部隊は今までやってきた事と時間が無駄になる上に、余計な残業で肉体的・精神的疲労が発生しているわけで、会社にも個人にも迷惑をかけているのに、謝罪の一つも無しで「良い物ができる!」と強弁する。そんなの実働部隊は納得するわけ無いじゃない。で、それによってできあがった物が評判良かったからといって、実働部隊の苦労が直接浮かばれたわけじゃ全然無いのに、何か達成感を得ちゃっているのも腹が立つ。大抵そういうのは、チームの口だけ働かすリーダーが実績と評価を全部持って行っちゃって、実働部隊には何も残らないのだ。最後に「特に頑張ってくれてありがとう」のねぎらいの言葉一つも無い。そりゃ、実働部隊の不満はたまるよ。
 で、「この仕事に興味が無いんだね。ま、自分が良いと思うなら、それでい良いんじゃない」という言葉もありがちで、酷いだけ。上の立場の人で、目下の人の悪い点が分かっていながら、それを改善する方向を一切示さない。目下の人は、分かっていないから(その上の人の目線的に)ダメな物を良しとしているわけで、追い打ちかけたって答えはすぐに見つからないよ?例え答えにたどり着いたとしても、それは目下の人が頑張っただけだから、目上の人に対して恩義なんか感じないし、好感度は下がりっぱなしだからね?
 「仕事した分だけ良い物ができるのに、何でやらないの?」ってのは卑怯な言葉だよね。よっぽど上手く反論しないと、社会人として自分は意識が低いと告白しているだけになるからだ。じゃあ、その仕様変更を受け入れるから、徹夜しないで済むだけの適正な時間の猶予も追加しろって。あくまで、お前らの怠慢が招いた追加工数だという話の元に。ってか、やる気の搾取だよ。逆に「作業時間やお金は、出した分だけ良い物ができるのに、何で出さないの?」って聞いてみたいよ。
 これ以外にも社会の悪しきあるあるが毎回出てくる。だから読んでいて楽しめない。なので、途中で読むのを辞めた。って、これを書いていて思い出したけど、昔高橋しん著「いいひと。」というマンガがあった。主人公は、新商品開発で社会の悪しき慣習と実際に使う現場の人も含めて幸せに昇華する・・・そんな内容だったと思う。これだからゲーム作りはやめられない!は、ただ流されているだけなのが、凄く残念な気持ちになるのだ。マンガなのに夢を語らない、オリジナリティを作らない。どこの誰に向かって、何が描きたいのか?・・・まあ、これ以上、このマンガについて考えていても得る物は無いだろうし、それどころか夜寝る時間が短くなってしまいそうなので、もう止めようと思うのだ。


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