それにしても眠れないのだ

日々の眠れない出来事を虚実織り交ぜて

それにしても「骨伝導イヤホンについて思いついちゃった事」なのだ。

2018-06-03 18:39:46 | Weblog
 道具が作られる時、まずは機能・性能に注目して開発が進み、その後使いやすさ・デザインに注目して開発が進む。で、最初からそれらがとても高いレベル・誰もが心底これ以上はないと納得できる顧客満足度最高状態で販売開始されるかというと、メーカーはもちろん手を抜く事はなかったとしても、残念ながらそんな事はなく、どれだけ丹念にテストをしても、多くのユーザーによる実用した感想には及ばない。メーカーにとって、これは今更言うまでもない当たり前の事なんだけど、なかなかちゃんと対応するのは難しいようだ。
 そういえば、最近は“おしゃれ習字道具入れ”という物が人気のようだ。習字道具入れというと、かつては黒か赤で味気も面白みもない四角い入れ物で、『人気』なんて言葉とは縁の無かった物が、今ではカラフルでかっこよかったり可愛かったりするデザインの物が様々販売されていて、子供に人気を博していると聞く。それを使ったからといって習字の技術向上や運搬に役立つわけではないけど、デザインの重要性を知る一つの例と言えよう。
 といったところで、今回作りたいと思ったのが『オシャンティー骨伝導イヤホン』だ。まずはそもそもの「骨伝導イヤホンってなんぞや?」ってことなんだけど、補聴器みたいな用途の物で、骨伝導という振動を直接頭蓋骨へ伝える技術によって耳や鼓膜に頼らなくても音を聞く事が出来る物だ。メーカーによって様々だろうけど、形状は親指サイズくらいの長丸のような感じで、耳たぶに辺りに装着して使う。筆者は、たまたま骨伝導イヤホンを売り場で見かけたんだけど、その瞬間「これをおしゃれ、いやオシャンティーにしたらもっと売れるんじゃないかな?」「じゃあ作っちゃおう!」と思った次第なわけだ。
 で、どうオシャンティーにするかなんだけど、一つはイヤリングみたいなジュエリー風にするって見せ方。もう一つは、ミステリークロックのように内蔵機器がわからないように見せて、フレームで遊ぶやり方。またはスチームパンク風で、外連味ある歯車とかが色々くっついているような見せ方。他にも、世代やターゲットを絞って考えればアイデアは色々出てくる。
 骨伝導イヤホンってのは、使用者本人より他人の方が目にする機会が多く、顔を合わせれば100%目に入る装置なわけだから、ファッションに気を使いがちな人達が多い世の中の事を考えれば、デザインに力を入れるのはとても重要な事だと思うのだ。また、現在は聴力に不安のある人自身が主なターゲットのようだけど、教会の説教時や音楽イベントなどで聴衆に強制使用させる使い方も有用に違いない。というのも、文字通り“言葉が骨身に染みる”わけだから。
 そんなこんなで、まだメジャーじゃない存在の骨伝導イヤホンにここまで本気になれば、こっちの世界のパイオニアになって大儲けできそうだと思えちゃったので、早いとこ作って売り出したい思うので、今日から寝ている暇なんて無いのだ。
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