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それにしても眠れないのだ

日々の眠れない出来事を虚実織り交ぜて

それにしても「マンガ家としての大友克洋をテレビで観た感想」なのだ。

2025-04-09 17:15:54 | Weblog
 ヒットメーカーなマンガ家の浦沢直樹は、大友克洋に多大な影響を受けたそうな。大友の描いた童夢を読んだ時、ショックでマンガを買うのを忘れて家に帰ってしまったとか。大友克洋は、マンガに多大な影響を与えたとか。それは「大友以前、大友以後」という言葉が生まれた程だ。
 筆者が、大友克洋をしっかり認識したのはいつ頃だか全く記憶に無いけど、確かAKIRAが映画化されていたので、映画監督として先に認識した。というか、マンガを描いている事なんて知らなかった。また、筆者が初めてAKIRA(初上映から何年も経ってから)を観た時、既にマンガやアニメはその影響を受けまくっていただろうし、筆者はその影響を受けた物をいくつも先に見ていただろうから、AKIRAの何が凄いのかさっぱり分からなかった。例えば、日本で水道水はそのまま飲めるし、飲食店ではタダで飲み水が出てくるしおかわりもタダで何度でもできる。これ、日本で育つ人にとっては、普通であり日常なわけで、何の感情も動かない出来事だけど、世界でこれはかなり珍しく、体験すると心が動くそうだ。ま、筆者とAKIRAはそういう感じだったと。ま、変わる瞬間を体験できなかったのは惜しい感じもするけど、変わった後のより良い世界を日常で享受できるのは幸せだと思える。
 で、今回何が言いたくて大友克洋を引っ張り出したのかっていうと、大友克洋はマンガを変えた人物だと聞き、つまりそれはマンガの神様の手塚治虫とある意味並ぶ神様だと思え、そして、マンガを変えた手塚治虫と大友克洋は何をやったのかっていうと、実写映像が何も考えなくても持つ動きや奥行きをマンガに上手い事取り入れた・・・って事なんだと思ったのだ。で、あるなら、映像作品の持つ状況の切り取り方と表現手段が生み出すその印象を徹底的に科学すれば、マンガの新しい世界が広がるんじゃないかなって。あ、もしかしたらだけど、庵野秀明が映画を作る時に「新しいアングル、見た事ないアングル」ってうるさく言っているのは、本能的にこれを求めているからなのかな?言葉が少ない人のようだから、凄く分かり辛いけど。なんて、ちょっとそう思っちゃったりして。ただ、大友克洋みたいに自分で考えついて実行しちゃうなら周りの人は良いだろうけど、自分に確たるイメージが無いままに「何か違う、何か違う」って延々と付き合わされる周りの人は大変だなぁと思う。
 なんとなく新しいマンガという物が見えたような気もするけど、頭の弱い筆者が描いた妄想でしかない可能性が非常に高く、でも上手くすればマンガの神様になれるわけで、なのでもっと考えに信憑性を持たせたいと思ったので、でもそれは早々に何とかなりそうもなく、今日は寝る事ができないかもしれない。


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