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日常の視点

冷たいかぼちゃのスープ

2008年07月18日 | kitchen

畑の大家さんHaradaさんちでは、次々と大きなかぼちゃが収穫されています。

たくさん収穫されるものの中には、日に当たりすぎた部分が一部腐ってしまったものが何個かあるようです。
そこの部分だけ取り除けば、全然問題のないかぼちゃですが、やはり売り物になりません。そういうのは率先して家で食べるのが普通だけど、Haradaさんちでは、おじちゃんが戦時中の生まれのせいか、「かぼちゃの煮つけやら食わんくさ!」と言い放つ(おじちゃん実は洋食好き)ありさまで、おばちゃんは「どうしようかね~もらってくれんかね~」と、私に譲ってくれました。

食欲がなくなってくる暑い夏に栄養たっぷりの冷たいスープは本当に嬉しいもので、早速痛んだ部分を切り取って、自家製の玉ねぎと皮を剥いたかぼちゃをバターで蒸し煮して、少量のスープを加え煮込んでちょっと冷ましてミキサーでペーストにしたら、その日食べる分だけ取り出して、牛乳などで好みの濃度にのばして出来上がり。

うちは今、冷蔵庫に空きスペースが無い状態(保存用の瓶詰めやらぬか漬けのホウロウなどが多くの場所をくっています)なので、できたそばからおすそ分けをしてまわりたい気分で、今回の分は食欲が減退気味だとぼやいていた実家の母にペースト状のものを送りました。とても喜ばれたので、Haradaのおばちゃんに美味しかったです、と報告すると、おばちゃんは煮付け以外のかぼちゃの料理の仕方をしないようで、ポタージュにとても興味を持っていました。

冷たいポタージュだったらおじちゃんも食べてくれるかもしれないな~と思ったので、「作ってきます!」といって、またかぼちゃをもらってきました。

あきらかに世代が違うおばちゃんと私(70くらいと30代)の料理を通じた交流はなんだかとても素敵な交流だな~と思っています。
私はおばちゃんから漬け物の漬け方を習ったり、保存食の作り方をならったりしています。おじちゃんとおばちゃんに、彼らが作った野菜で目新しい料理を作ってもっていくととても喜ばれているような気がします。
食を通したお付き合いはグッと距離が縮まるようで、いちいち感激したりしています。

田舎のお付き合いもちょっと慣れてきたような気がします。

 



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