make my style

日常の視点

畑の循環システム・カリフラワーの場合

2008年02月04日 | my畑


my畑は、NO農薬 NOケミカルをモットーに、なるべく肥料もやらずによい土になるよう工夫を重ねております。

今日は、畑にあるカリフラワーを一気に全部収穫しました。
カリフラワーは、ご存知の通りキャベツの仲間でキャベツみたいな葉っぱに包まれた中の蕾みがカリフラワーとして食べられる部分です。

カリフラワーの普通食べるところをナイフですっぱりと収穫するとそこに残るのは、つぼみのなくなったキャベツみたいな葉っぱとそれを支える固い茎の部分。私の畑でさえ45ℓのポリペールいっぱいの残渣が、カリフラワーを収穫するだけで出てしまいます。

普通は残ったカリフラワーのクズを引き抜いて、生ごみにしたり焼却処分にするのでしょうが、私は畑の中で出来たものはなるべく畑の中で循環していくシステムが好きなので、その場で細かく切り刻み、発酵を促進する「ボカシ」という米ぬかでできたものをまぶして、


カリフラワーの残処理



今、引き抜いて何もなくなってしまったカリフラワーの跡地に穴を掘って、土に混ぜ込み、ビニールシートで保温と乾燥を保ってカリフラワーの残渣を完全に土に戻しています。


ボカシを混ぜて畑へ♪


発酵させた野菜クズには微生物がたくさんいて、分解が始まります。
分解の時にできるガスや有機物の腐敗の気配に感づいて、ミミズなどの生物が集まってきて、あっというまに1ヶ月もすればきれいさっぱりこれらの残渣はなくなってしまって、とてもバランスのよい状態の堆肥の土に変っています。

その場所で夏野菜の植付けをすれば、肥料もそんなにいらず健康な土でのびのびと濃い野菜が収穫できます。

採れた野菜を調理する時に出た野菜クズは、家でも同じように細かく刻んでボカシや米ヌカをまぶし、一時的にコンポストのようなものにためておいて一杯になったら畑に戻しています。

そうやって、もとの場所に戻していく循環システムはとてもエコロジーで、私は全ての考え方にそんな循環システムを取り入れたいと思ったりしています。




最新の画像もっと見る