目覚めた孔雀。独り言三昧。

目覚めた孔雀の独り言です。

今日はなぜか亡くなった親父を思い出す。

2018-05-28 09:25:22 | 初期の記事
私の親父は本気で海兵入りを望んだ人だったから、まあ、負けず嫌いのスタイリストだった。

どんなに具合が悪くても、病院からの帰りのバスで近所のバス停で降りると、背筋をピンと伸ばしてスタスタ歩いて家まで戻った人だった。

母親は今でも俺に甘いが、父親は私に厳しかった。
しかし、手を上げたことはない。

ただ、三回だけ叱られたことがある。
曰く、
母親に口答えするな。
曰く、
考えろ。
曰く、
女には気をつけろ。

この三つだ。

最後の女には気をつけろというのは、まあ、親父の遺言みたいなもので、今でも鮮明に覚えている。

確かに父親が子供の時代。
つまり戦争中の親が子に言い聞かせた言葉は、

アカにかぶれるな、女にたぶらかされるな。

この二つだったそうだから。

さて、母親に口答えするな。
目上の人は、しかるだけの理由があってしかるのだから、しかられる理由を考えて反省せよ。
そういう意味だったことが、最近よくわかりました。

それと考えろ!

私は思いついたことを、思考というフィルターを通さずに口にするので、対人トラブルが絶えません。

ところが亡き父や、老母や妹は、思いついたことをしこうというフィルターを通して口にするので、対人トラブルを起こしません。私もよく操作されます。

それはさておき、父は口べたでしたが、言うべきことは端的に言う男でした。
やっぱり父にはかないません。