「プレシャス」「大統領の執事の涙」のリー・ダニエルズ監督が、
1959年に44歳の若さで死去したアメリカジャズ界の伝説的歌手ビリー・ホリデイを描いた伝記ドラマ。
人種差別を告発する楽曲「奇妙な果実」を歌い続けたことで、
FBIのターゲットとして追われていたエピソードに焦点を当て、彼女の短くも波乱に満ちた生涯を描き出す。
1940年代、人種差別の撤廃を求める人々が国に立ち向かった公民権運動の黎明期。
合衆国政府から反乱の芽を潰すよう命じられていたFBIは、
絶大な人気を誇る黒人ジャズシンガー、ビリー・ホリデイの大ヒット曲「奇妙な果実」が
人々を扇動すると危険視し、彼女にターゲットを絞る。
おとり捜査官としてビリーのもとに送り込まれた黒人の捜査官ジミー・フレッチャーは、
肌の色や身分の違いも越えて人々を魅了し、逆境に立つほど輝くビリーのステージパフォーマンスにひかれ、
次第に彼女に心酔していく。しかし、その先には、FBIの仕かけた罠や陰謀が待ち受けていた。
お薦め度☆☆☆☆