アフリカ大陸ケニア。
イギリスの植民地支配から独立を勝ち取った39年後の2003年、
政府がついに無償教育制度をスタートし、
田舎の小学校の前には何百人もの子供たちが押し掛けた。
その中にただ一人、老人の姿が。
今まで教育を受ける機会がなかったマルゲは、
“文字を読みたい”一心で、馬鹿にされながらも、
何キロもの道のりを学校まで来ては門前払いされる日々を繰り返していた。
そんな彼の情熱に突き動かされた若い女教師ジェーンは、
周囲の反対を押し切り、マルゲの入学を認めさせる。
6歳の子供たちに交じり、初めて学ぶことの楽しさを体験するマルゲ。
だが、50年前の悪夢は、毎夜彼を苦しめ続けた。
独立戦争の戦士として闘い、
愛する妻子や仲間を目の前で虐殺され、
強制収容所で拷問にかけられた日々…。
過去に打ち勝つため、未来を変えるため、マルゲは勉強を続ける。
その情熱は、歴史を知らない幼い級友たち、
そして政府までも動かしていく。
名作でしょう!!
お薦め度★★★★