幕末から明治。激動の時代を智恵と愛で生き抜いたある家族がいた-
代々加賀藩の御算用者(経理係)である下級武士の猪山直之(堺雅人)は、
稼業のそろばんの腕を磨き出世する。
しかし、親戚つき合い,養育費、冠婚葬祭と、
武士の慣習で出世のたびに出費が増え、
いつしか家計は火の車。
一家の窮地に直之は、”家計立て直し”を宣言。
家財を売り払い、妻のお駒に支えられつつ、
家族一丸となって倹約生活を実行していく。
見栄や世間体を捨てても直之が守りたかったもの、
そしてわが子に伝えようとした思いとは-。
世間体や時流に惑わされることなく、
つつましくも堅実に生きた猪山三世代にわたる親子の絆と家族愛を描いた物語。
このような流れのストーリーもすごくいいです。
その中にもしっかりとした考えがある。
お薦め度★★★★☆