『大砂塵の女』 La Cucaracha (墨) 1959年制作
監督 イスマエル・ロドリゲス
音楽 ラウル・ラヴィスタ
主演 ラ・クカラチャ … マリア・フェリクス
アントニオ・セタ … エミリオ・ヘルナンデス
カベラ … ドロレス・デル・リオ
ヴァレンタン・ラソ … ペドロ・アルメンダリス
主題歌 『ラ・クカラチャ』 ( La Cucaracha )
1910年に勃発したメキシコ革命の女闘士で歌にまでその男遍歴を唄われた"ラ・クカラチャ"を描いたメキシコ映画。
メキシコ革命戦争の最中、浮気女の"ラ・クカラチャ"はメキシコ革命軍の連隊長セタに想いを寄せる。
そんな時、敵軍の奇襲で革命軍は大混乱になるが"ラ・クカラチャ"の鼓舞により敵を退けた。
やがて戦いも激しさを増しセタが戦死。"ラ・クカラチャ"は彼の意思を受け継いで戦列に飛び込んでいく。
主題歌の『ラ・クカラチャ』は作者不詳の古いメキシコ民謡で、メキシコ革命の英雄であったパンチョ・ヴィリアの
率いた軍隊の愛唱歌といわれていて歌詞も様々あるようです。
ラ・クカラチャの言葉の意味はゴキブリですが、パンチョ・ヴィリア軍のことを指しているとも言われています。
映画ではタイトルバックなどに多用されていましたが、サントラ盤もなく主題歌のクレジットもありませんので
歌手や演奏者は不明です。
また、"ラ・クカラチャ"は1934年にもメキシコで映画化され、この曲が使われていました。
La cucaracha, la cucaracha,
ya no puede caminar
porque no tiene porque le falta,
marihuana pa' fumar.
↓はトリオ・ロス・パンチョスの『ラ・クカラチャ』 YOUTUBEより