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映画音楽史(92) 『河は呼んでる』 1958年公開

2014-04-02 00:19:24 | 映画音楽



『河は呼んでる』 L'eau Vive (仏) 1958制作
監督 フランソワ・ヴィリエ
音楽 ギー・ベアール
主演 オルタンス … パスカル・オードレ
    シモン … シャルル・ブラヴェット
    ロシュブリーヌ … モンコルビエ
主題歌 『河は呼んでる』 ( L'eau Vive ) 唄・ギー・ベアール

ダム建設を背景に村の少女の成長を綴ったジャン・ジオノの書き下ろしシナリオによる作品。
アルプスから流れるデュランス河の美しい村がダム工事で沈んでいこうとしていた。
莫大な補償金を受け取った老人が亡くなり、遺産は清純な娘のオルタンスに受け継がれる。
それを目当てに欲の強い親族たちが醜い争いをはじめ、オルタンスに魔手が伸びる。
危機を逃れたオルタンスは現金をスクーターに積んで山村のシモン伯父のもとへ走る。

主題歌の『河は呼んでる』はエジプト生まれのシャンソン歌手ギー・べアールの作詞作曲です。
元建設省の役人という変わり種でしたが、モンマルトルで唄っていたのを監督に見いだされました。
映画では冒頭でギー・ベアール本人が唄い、また彼のギターソロが要所要所に流れていました。

Ma petite est comme l'eau, elle est comme l'eau vive
Elle court comme un ruisseau, que les enfants poursuivent
Courez, courez vite si vous le pouvez
Jamais, jamais vous ne la rattraperez

↓はギー・べアールの『河は呼んでる』 YOUTUBEより