『わらの男』 L'Uomo di Paglia (伊) 1958年制作
監督 ピエトロ・ジェルミ
音楽 カルロ・ルスティケッリ
主演 アンドレア … ピエトロ・ジェルミ
ルイザ … ルイザ・デラ・ノーチェ
リータ … フランカ・ベットーヤ
ジュリオ … エドワルド・ネヴォラ
ベッペ … サーロ・ウルツィ
主題歌 『わらの男』 ( L'Uomo di Paglia ) 演奏・カルロ・ルスティケッリ楽団
妻子ある中年男と若い娘の恋をベースにして小市民生活の哀歌を描いたジェルミのオリジナル作品。
機械職人アンドレアの一人息子のジュリオが肺炎になり療養のために妻のルイザと共に実家に戻った。
そのためアンドレアは一人暮らしを余儀なくされる。ある日、近所のアパートに住むリータと知り合い、
彼女の弟の就職を世話したことから親しくなり、うしろめたい恋が始まる。
やがてアンドレアの妻子が戻る日が近づくが、アンドレアのリータに対する態度は煮え切らない。
リータはアンドレアとの恋に絶望して飛び降り自殺を図る。真相を知った妻は再び実家に戻った。
大晦日の深夜、アンドレアは苦い酒に酔い誰もいないはずの自宅に戻ると、そこに妻子の姿があった。
アンニュイなメロディーの主題歌『わらの男』はカルロ・ルスティケッリの作曲によるもので、映画の全編に
流れて映像と連動して主人公たちの不安定な情感をかもし出していました。
↓はカルロ・ルスティケッリ楽団の『わらの男』 YOUTUBEより