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映画音楽史(104) 『殺られる』 1959年公開

2014-04-16 00:17:13 | 映画音楽



『殺られる』 Des Femmes Disparaissent (仏) 1959年制作
監督 エドアール・モリナロ
音楽 アート・ブレイキー
主演 ピエール … ロベール・オッセン
    ベアトリス … エステル・ブラン
    コラリーヌ … マガリ・ノエル
    トム … フィリップ・クレー
主題歌 『殺られる』 ( Des Femmes Disparaissent ) 演奏・アート・ブレイキーとジャズメッセンジャース

マルセイユを舞台にしたオリジナルストーリーで、非情な暗黒世界を描いたフィルム・ノワール作品。
労働者のピエールは恋人のベアトリスが謎の外出をしたのを不審に思い後をつけ、彼女が入った別荘に
侵入する。別荘ではパーティーが開かれていたが、それは女性人身密売組織の罠であった。
ピエールは組織仲間のコラリーヌの手助けで組織と対決。警官隊も駆けつけて派手な銃撃戦の末に
ベアトリスは危機一髪のところで助け出される。

主題歌の『殺られる』の作曲は、アート・ブレーキ―と、テナーサックス担当のベニー・ゴルスンによる共作で
これもまた時代の流行となったモダンジャズを取り入れたフランス映画です。
映画では、タイトルバックにおいてシンバルとドラムによる斬新的なリズムが効果を盛り上げていました。

↓はアート・ブレイキーとジャズメッセンジャースによる『殺られる』 YOUTUBEより