『拳銃に泣くトム・ドーリイ』 The Legend of Tom Dooley (米) 1959年制作
監督 テッド・ポスト
音楽 ロナルド・スタイン
主演 トム・ドーリイ … マイケル・ランドン
ローラ … ジョー・モロー
カントリイ … リチャード・ラスト
エーベル … ディー・ポラック
主題歌 『トム・ドゥーリイ』 ( Tom Dooley ) 唄・キングストン・トリオ
キングストン・トリオの『トム・ドゥーリイ』をヒントに企画されたもので、若者の悲劇を描いた作品。
南北戦争の終結を知らなかった南軍のトムは仲間二人とともに北軍の輸送車を襲撃してしまった。
強盗殺人犯として手配されたトムは恋人のローラのもとに逃げるが、彼女を盾にした保安官と争いになる。
ナイフで刺されたローラを抱きかかえたトムは逮捕され、待っていたのは絞首台であった。
主題歌の『トム・ドゥーリイ』の原曲は、ノースカロライナ州で恋人を殺して絞首刑になったトム・ドゥーラ
のことを唄った古いフォークソングで作者はトーマス・C・ランドです。
これをキングストン・トリオのリーダーであるデイヴ・ガードがアレンジして大ヒットとなりました。
Throughout history
There've been many songs written about the eternal triangle ……
Hang down your head, Tom Dooley,
Hang down your head and cry.
Hang down your head, Tom Dooley,
Poor boy you're bound to die.
↓はキングストン・トリオの『トム・ドゥーリイ』 YOUTUBEより
ちなみに、絞首刑になった実在のトム・ドゥーラは、1866年に婚約者であったローラ・フォスターが
心変わりをしたという理由で彼女を刺殺します。トムは裁判で犯行を否定しますが、罰を受け入れて
自ら絞首台の露と消えました。事件の真犯人はトムの愛人だった女性アン・メルトンだともいわれましたが
その後アンも自殺してしまったため、事件の多くの謎は解明されることはありませんでした。