『ニューヨークの王様』 A King in New York (英) 1957年制作
監督 チャールズ・チャップリン
音楽 チャールズ・チャップリン
主演 シャドフ王 … チャールズ・チャップリン
アン・ケイ … ドーン・アダムス
ルパート … マイケル・チャップリン
主題歌 『マンドリン・セレナーデ』 ( Mandolin Serenade ) 演奏・ヘルムート・ツァハリアス楽団
レッド・パージでアメリカを追い出され、沈黙を保っていたチャップリンが
ロンドンで制作したアメリカ文明に対する皮肉たっぷりの作品。
革命が起こってヨーロッパの小国エストロヴィアのシャドフ王はニューヨークに亡命した。
しかし、随行していた大臣が全財産を持ち逃げし無一文となってしまう。
そこにアナウンサーのアンが王様をTVショーに出演させる。王様は一躍全米の
人気者になり、CMなどにも引っ張りだこになる。ある日、王様はマルクスの本を
読んでいた十歳のルパートと知り合うが、ルパートの両親が共産主義者だということで
非米活動委員会から訴追されルパートも追われる身となったのをかくまう。
それにより王様自身も疑われてしまい、王様はそんなアメリカに嫌悪を感じて
アンとルパートに見送られて飛行機でヨーロッパに旅立っていった。
主題歌の『マンドリン・セレナーデ』はチャップリンが作曲しボリス・サーベナックが編曲したもので、
他にも『春の調べ』、『ウィーピング・ウイロウ』などが挿入されています。
↓はヘルムート・ツァハリアス楽団の『マンドリン・セレナーデ』 YOUTUBEより