港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


献立は…  
シネマ・ポップス…ときどきイラスト

映画音楽史(110) 『五つの銅貨』 1960年公開

2014-04-23 00:47:00 | 映画音楽



『五つの銅貨』 The Five Pennies (米) 1959年制作
監督 メルヴィル・シェイヴェルソン
音楽 リース・スティーヴンス
主演 レッド・ニコルズ … ダニー・ケイ
    ボビー … バーバラ・ベル・ゲデス
    ドロシー(6~8才) … スーザン・ゴードン
    ドロシー(13才) … チューズディ・ウエルド
    ルイ・アームストロングス … ルイ・アームストロングス
主題歌 『五つの銅貨』 ( The Five Pennies ) 唄・ダニー・ケイ

1920~30年にかけて活躍したデキシーランドジャズのコルネット奏者レッド・ニコルズの音楽伝記映画。
人気奏者のレッドは歌手のボビーと結婚し娘のドロシーが生まれるが小児マヒにかかってしまう。
そのためレッドは音楽を捨てて娘の治療に全力を尽くす。娘の病も癒えたころ音楽界に復帰しようとしたが
既に名声は薄れてしまっていた。しかし、レッドは見事なカムバックを果たす。

主題歌の『五つの銅貨』はダニー・ケイ夫人のシルヴィア・ファインの作で彼女は他にも二曲提供しています。
また、ジャズの定盤である『聖者の行進』や『リパブリック讃歌』などの名曲が目白押しで、サッチモの他にも
レイ・アンソニー、ボブ・クロスビー、シェリー・マンらが出演し音楽ファンを楽しませた一編でもありました。
なお、映画におけるダニー・ケイのコルネット演奏は当時55歳のレッド・ニコルズ本人が吹き込んでいます。

This little penny is to wish on
And make your wishes come true
This little penny is to dream on
Dream of all you can do

↓はダニー・ケイの『五つの銅貨』 YOUTUBEより


ダニー・ケイとサッチモの掛け合い『聖者の行進』も忘れられない一曲です。

Now when the saints, marching in
When the saints go marching in
Yes, I want to be in that number
And when the saints go marching in

↓はダニー・ケイ&ルイ・アームストロングの『聖者の行進』 YOUTUBEより