港町のカフェテリア 『Sentimiento-Cinema』


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1966年 『春がいっぱい』 シャドウズ

2015-09-18 01:54:47 | 続・60年代ポップス変遷史

”Spring is nearly here” The Shadows



ヴェンチャーズ、スプートニクスと共に世界の三大エレキ・バンドであるイギリスのシャドウズのヒット曲。
作曲はシャドウズのメンバーでドラムス担当のブライアン・ベネットで 当時は歌詞もあったそうです。
この曲の特徴は、私が個人的に忌み嫌うエレキ+ドラムスという単調なバンド演奏ではなくストリングスと調和
した演奏スタイルによって、いっときのアル・カイオラ楽団を思い起こさせて共感を誘います。
実際には、エレキ・バンドとしてヒット曲の多いシャドウズが、『春がいっぱい』一曲のためにストリングスを連れて
ツアーで舞台演奏するのは不可能であったため本国イギリスでも全く演奏されなかったようで、レコーディング
だけの夢の共演に終わった曲のようです。
しかし、日本においてはこのレコードが大ヒットし、今でも日本の春には欠かせない名曲となってしまいました。

↓はシャドウズの『春がいっぱい』 YOUTUBEより