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1966年 『蜜の味』 ハーブ・アルパートとティファナ・ブラス

2015-09-14 00:13:46 | 続・60年代ポップス変遷史

”A taste of honey” Herb Alpert's & Tijuna Brass



この曲は、1960年にニユーヨークで上演された女流劇作家シェラ・デラニーの戯曲『蜜の味』の間奏曲で作曲は
ジャズ・ピアニストのボビー・スコットによるもので、リック・マーローが歌詞を書いています。
これをアメリアッチにアレンジしたのが1963年にティファナ・ブラスを結成したリーダーのハーブ・アルパートでした。
日本では1966年の2月から5月にかけて大ヒットしています。
また一部で、この曲は1963年公開のトニー・リチャードソン監督のイギリス映画『蜜の味』の主題歌と勘違い
されている方が多いようですが、映画『蜜の味』ではこの曲を使っておりません。

↓はハーブ・アルパートとティファナ・ブラスの『蜜の味』 YOUTUBEより



また、この曲にはサラ・ヴォーン、トニー・ベネット、バーバラ・ストレイザンド、アンディ・ウィリアムスなどが競って
レコーディングしていますが、中でも1964年のサラ・ヴォーン盤が秀逸でした。

”A taste of honey” Sarah Vaughan



Cold winds may blow over icy seas
And I'll take with me the warmth
A taste of honey
Tasting much sweeter than wine
I'll return, I will return
I'll come back for the honey and you

↓はサラ・ヴォーンの『蜜の味』 YOUTUBEより