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映画音楽史(232) 『ブーベの恋人』 1964年公開

2014-09-14 03:24:54 | 映画音楽



『ブーベの恋人』 La Ragazza di Bube (伊) 1963年制作
監督 ルイジ・コメンチーニ
音楽 カルロ・ルスティケッリ
主演 マーラ … クラウディア・カルディナーレ
    ブーベ … ジョージ・チャキリス
    ステファノ … マルク・ミシェル
主題歌 『ブーベの恋人』 ( La Ragazza di Bube ) 演奏・サウンドトラック

第二次大戦末期のパルチザン戦士と純朴な女性との愛を描いたネオリアリズムの香りを残す反戦映画。
1944年の動乱の最中、戦友の戦士を伝えるために田舎町にやって来たブーベはマーラに出会い文通を重ねるうちに
二人は恋に落ち将来を約束する。ある日、ブーベが誤って憲兵を殺してしまい、ブーベはマーラをつれて実家に逃げ
帰った。しかし、そこにも追手が迫りブーベはマーラを置いて仲間の手引きでユーゴに脱出する。やがて大戦が終結して
ユーゴ政府は殺人犯のブーベをイタリアに送還してきた。マーラはブーベの無実を信じて法廷の証言台に立ったものの
ブーベには懲役14年の刑が下される。ブーベの出所を待つ決意をしたマーラは今日も汽車に乗って刑務所へ面会に通う。

哀愁をおびた主題歌の『ブーベの恋人』 はカルロ・ルスティケッリの作曲によるもので、サウンドトラックの演奏も彼の
楽団によるものです。このサントラ盤が日本で爆発的な人気を得たため映画も興業的に大成功となりました。
レコードとしてはラジオ番組のヒットパレードを席巻したサントラ盤の他、カルロ・ルスティケッリ楽団やマリオ・ガリーニ
楽団の演奏などが競演しました。

↓はカルロ・ルスティケッリ楽団の『ブーベの恋人』 YOUTUBEより


あまり馴染みがないかもしれませんが、マリオ・ガリーニ楽団の演奏は個人的に思い入れの強い名演です。
↓はマリオ・ガリーニ楽団の『ブーベの恋人』 YOUTUBEより

(削除されちゃいました)