増田カイロプラクティックセンター たまにひと言 

神経筋骨格・アレルギー(NAET(R))・感情の統合療法。同行ドクター斉藤友美恵の近況レポート

自分に出来ることは。

2008年08月13日 | アレルギー・NAET
仕事場ではうつで家に帰れば元気になる新型うつ病だとか、シュガー社員だとか、これからの日本を支えていく人たちが何だか「危ない」と思っているのは私だけではないでしょう。

病気とシュガー社員を混ぜて考えることは、いいことではないのかもしれないが、アレルギー治療の観点から見れば、どちらも一緒です。

自分は関係ないと思っている人でも、いつそうなるかわからない。
それが今の日本であり、地球なのだから。

吸う空気、食べもの、飲み水、住む家、着るもの、日用品…
すべてがどんどん汚染されている中で、心も身体も元気なはつらつとして人間が生きていける環境ではなくなっている。


人間も、動物も、植物も、全て生き物は食べたもの(摂取したもの)からできている。
だから現代における摂取する食べ物・飲み物・使うものの質的低下と栄養の摂り方の偏りは、明らかに私たちの身体を蝕んでいる。

そんな欠陥だらけの身体だから、いくら薬を飲んでも治らないし、ストレスに弱いし、自己中心的にしか考えられない大人が増えているんじゃないでしょうか。

健全な肉体にしか、健全な心は宿りません。
心と身体の関係は、卵と鶏とは違います。
卵と鶏はどちらが先かわからないものの例えですが、身体と心は明らかに身体が先なんです。

心が安定すれば身体が安定するというのは、明らかに間違いです。
そう思う人は陽性体質の頑張りやさんだけ。

陽性体質の一部の人には、心のアプローチは有効です。
しかし陰性体質の人には逆効果になります。
やればやるほど自分を責め続け、却って心と身体の健康バランスを崩します。


そしてもう一方で健康に気をつけている人がかえって「あだ」になって問題を起こしているというケースも多いのが現代です。
健康志向が高いうえに、いろいろな健康産業が花盛りですからね。

そしてよく有機の野菜だから、虫食いがあっても形が変でもいいんだという考えがあるようですが、それは間違いです。

たとえ有機であっても、土がよくないから虫食いができ、形が変になるんです。
土の栄養(特にミネラル分)や水のバランスがきちんとしていれば、農薬を使わなくても虫食いもなければ、変形もない、おいしい本当の野菜・穀物がとれるんです。

これは人の身体も一緒。
身体に悪いものを摂らず(無農薬野菜やジャンクフードを摂らない)、一般に良いといわれるもの(有機野菜や栄養豊富なバランスのとれた食品)を摂っていても、心身の健康が保てない、いわば虫食いの曲がったキュウリのような人がたくさんいます。

なぜならその人が栄養素を取り込めない身体であるからです。
玄米食にしてから調子を崩す人が多いのはこのためです。
特に玄米にはカドミウムなどの重金属が多く含まれますから、摂れば摂るだけ後になって問題を起こします。

一般的に気をつけている人がこれですから、気をつけていない人はさらにひどいのは当たり前です。

少年院や刑務所で、ジャンクフードや甘いお菓子やジュースを止めて、バランスの取れた食事を取るだけでも体調や気性までが変わっていくのはよく知れたことです。
しかし現実に戻れば、また世の中にはそういう食べ物が蔓延していますから、再犯性が高いというのも当たり前のことでしょう。


最近の信じられないようなニュースの数々も、自分の鏡としてひとりひとりが捉えなければいけないと思います。
他人事で済ませてしまっているとしたら、自分とは違う世界のことだと思っていたら、いつか痛い目に遭うかもしれませんよ。

本当にそんな世の中なんですから。


私はいままで6年くらいNAETを行ってきましたが、自分の診断・治療技術は年々変化、向上していると思っています。しかしデビに比べたら、まだまだ若造です。

しかしこんな若造でも、付いてきてくださる患者数が増え続けていることは感謝にたえないことであり、日々の臨床から更なる診断・見たての質的向上を目指して意識を集中させていきたいと思っています。

NAETを選び、続けてくださっている先生は、みんな同じ気持ちです。
どんな道であっても、一人前になるには最低10年。
師匠を超えるには、一生をかける必要があります。
まだまだ折り返し地点にも到達していないところなのかなと思いますが、「頑張らない、あきらめない」気持ちでこれからもより早く・安く・上手い(効果的な)治療であり続けるために精進していきたいと思っています。

健康教室も少しずつ広がっていて、自分で自分を守るという考え方を草の根的に広げていければいつか大きな実を結ぶと信じて、一歩一歩進んでいきたいと思っています。

ひとりひとりが、自分にとって、家族にとって、日本にとって、地球にとって、宇宙にとって出来ることをひとつずつ行動に移していったら、きっといい世の中になってくれるのではないかと信じています。