増田カイロプラクティックセンター たまにひと言 

神経筋骨格・アレルギー(NAET(R))・感情の統合療法。同行ドクター斉藤友美恵の近況レポート

塩の塩梅はむずかしいのです。

2008年08月06日 | アレルギー・NAET
脱水のことを少し前に書きましたが、脱水を改善するのは簡単ではありません。

昨日テレビで「塩の摂りすぎは脱水になる」ってTVでやっていたと患者さんが言っていました。

私は見ていないのでどう言っていたのか定かではありませんが、「塩を摂ってはいけない人が摂れば、または摂らなければいけない人が摂っていなければ脱水になる」のが本当だと思います。


脱水とはいくつかの意味を含みますが、大きくは身体の細胞ひとつひとつに水分が足りていないということです。
かすかすみかんのような感じ。

細胞に水がなければ、代謝ができず、電気信号も伝わりませんから、身体の中でいろいろな機能が果たせないことになります。

そして水が足りないからといって、がぶがぶ水を飲めばいいのかというとそうではありません。

水(H2O)にもアレルギーはあります。
だから水にアレルギーのある人は飲んでも飲んでも、汗や尿として出て行くばかりです。

もしくは身体から出られずに、細胞外液の貯留としてあちこちにむくみを作ります。東洋医学では、水毒といいます。

むくみの結果は、痛み・かゆみ・喘息・耳鳴り・めまい・しびれ・だるさ・体重増加などいろいろです。


脱水には、大きく3つ、水・塩・砂糖が関係しますので、これらに対してどういう状況にあるのかを知らなければいけません。

例えば塩で言えば、
塩を摂っているのか、いないのか
塩が身体に入っている(吸収されている)のか、いないのか
塩を摂っていいのか、いけないのか

たいていの人は塩を摂っていなくて、しかも身体に入っていない、そしてたくさん摂ってもいけないのです。

ストライクゾーンが狭いんです。

足りなくてもすぐ問題になり、多く摂りすぎてもすぐ問題になるのです。

だから治療としては、摂った塩がしっかり身体に吸収されるようにすること。
その上でいい塩をしっかり摂ってもらうのです。

塩・砂糖・水が身体にしっかり入るようになれば、この暑さでもしゃっきり元気に働くことが出来るんです。

入っていないのに、補給ばかりしていてもそのうち無理がたたります。
入っていないものを摂り続けるということは、身体にとっては余計な仕事をさせられているわけですから、毎日毎日残業なんです。

だるい、食欲がない、吐気がつよい、起きられない、手足やからだの力が入らない、動けない、風邪が治らない、喉が痛い、声がかれる、かゆみがひどい、皮膚がかさかさ、目やに、かすみ目、ひぶん症状、咳が止まらない、頭痛がひどい、筋肉痛・関節痛、めまい・耳鳴りがする、微熱が下がらない、こむら返りする、同じ姿勢や寝起きがつらい、よく寝違える、血圧が高い・低い、動悸・息切れ、便秘・下痢が続く、鼻炎、中耳炎、出血がつづく、感覚過敏、生理痛がいつもよりひどい、てんかん発作、痙攣、ちょっとしたことでイライラするなどなど。

今これらの問題がある人は、身体の塩の塩梅がよくなれば、もっと楽になるでしょう。