増田カイロプラクティックセンター たまにひと言 

神経筋骨格・アレルギー(NAET(R))・感情の統合療法。同行ドクター斉藤友美恵の近況レポート

アウトドア派の人は気を付けましょう。

2008年08月03日 | アレルギー・NAET
70歳の女性が日本紅斑熱で死亡という記事がありました。
山でマダニに刺されて、マダニに寄生しているリケッチアという生物が体内に入ったため、このような不幸な結果になってしまったのです。

日本ではなじみが薄いのですが、北米などでは、年間数万~数十万人もの報告があるライム病という病気もマダニなどを媒介としてボレリア・ブルグドルフェリというスピロヘータが体内に入り、全身に回ることで様々な症状を起こします。

感染初期には、咬まれたところを中止に遊走性(動く)紅斑ができ、頭痛、発熱、悪寒、筋肉痛、関節痛、だるいなど、風邪様症状が見られ、抗生物質で治ります。

しかし放置または問題を特定できずに慢性化すると、スピロヘータは全身にひろがり、全身の慢性関節炎、顔面神経麻痺、角膜炎、脳炎などへ移行します。

だから、たかが「ダニ」なんて思っていてはいけないのです。
しかしこのような問題を起こすダニは家にいるホコリダニとは大きさが明らかに違います。

普通は2~3mmですが、これらのマダニが吸血すると1cm近くにもなるので、そんなものがくっついていたら、すぐに皮膚科で診てもらいましょう。

山などへ行った後に、赤く腫れているところがあれば、とりあえず尿で自己治療して、一度皮膚科で診てもらったほうがいいでしょう。

また服装も軽装ではなく、長袖・長ズボンで靴下も履いておきます。
帰ってきて服を脱ぐときにも、シャワーするときにも、何か変なものがくっついていないか確認しておきましょう。



温暖化でこれからもこういう事態は増えていく可能性があります。
繁殖時期も繁殖場所もずれ込んでくる可能性が高いです。
実際に日本では以前見られなかった南国のウィルスなどもすでに日本に来て問題を起こし始めています。

わからないものに感染したら、とにかくまず体液(唾液・尿)を使って自己治療しておきましょう。
ダニやむかでなどにひどくかまれてしまった場合には、唾液・尿にくわえて、刺されたところから搾り出した体液も一緒に治療しましょう。

すぐに自己治療しておくだけでも、予後が全然違います。

ヘビにかまれた場合は搾り出した体液で自己治療しながら、関節を縛って血流を抑え、血清を打ってもらいに病院へいそぎましょう。
その後にNAET治療を追加すれば、腫れも痛みもすぐよくなります。

私もキャンプ・BBQは大好き。
特に川原でスイカや野菜冷やしながら、BBQするのがお気に入りです。
でも自然な中で遊ぶにも、気をつけなければいけないことは知っておかなければいけません。

皆様、楽しい夏休みを過ごされますように。