パンドラの箱を開けるとちむがいた

書くスピード早いですが、誤字脱字多し。

25冊目(目標の4分の1です)

2006-06-24 08:35:52 | Weblog
△25「下流社会」三浦展、2005、光文社新書

感想:
×か△かで迷いましたが、参考になったので、△にしました。
本書は、ほとんどが上流、中流、下流の人たちの意識調査で占められており、
最後の最後にようやく筆者の意見が出てくるといった構成で、基本的に
グラフや表の説明に終始しています。

面白そうなグラフがあったらその解説を読むといった感じでした。
特に面白かったのは、下流の女性は「歌ったり踊ったり」してすごして
いる人が多いとか、年収700万円以上から上流意識を持ち始めるとか、
上流の人ほど、スポーツとか、健康に気を使ったりして、下流の人ほど
だらだらすごしているとか、下流のキーワードは3P(パソコン、ページャー=携帯電話、
プレイステーション)+2P(ペットボトル、ポテトチップス)だとかいった
ことが面白かったです。ただ調査のサンプル数が少ないのが少し残念です。

筆者の主張である、下流社会の固定化を避けるため施策(国立大学の無料化等)
は正論だと思います。

もう少し、グラフや表の解説以外のことも書いてほしかったです。






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