パンドラの箱を開けるとちむがいた

書くスピード早いですが、誤字脱字多し。

1冊目

2007-04-26 01:31:30 | Weblog
○「企業バカ」渡辺仁、光文社、2005



感想:
起業してもうまくいかなかったケースを具体例を挙げて示しています。
筆者も雑誌出版社を設立して、倒産させた経験があり、生生しい体験談が書いてあります。

特に面白かったのが、筆者がのめりこんだ不動産ブローカーの話。
信託銀行を売り手に、買いサイドに立って交渉を進め、いざ手数料振込みの段階になって、
ブローカーを飛ばされ、直接信託銀行との取引に切り替えられて、結局坊主だったという話。
有象無象の不動産業界ではよくある話だと思いますが、
筆者は「宅建の資格も持っていない人間がブローカーとして間に入っては痛い目にあう」
ともうこりごりのようなことを言っています。

まあ、基本的に、不動産仲介は売り先買い先が決めればあとは必要ありません。
僕も中古マンションを買うときに、仲介業者を介しましたが、
どうせ手数料を払うのだからと、さんざん無理なお願いをしてこき使った記憶があります。

本書では、そのほかにも沢山の起業失敗の事例が載っており、勉強になる一冊でした。

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優秀な人材とは?

2007-04-13 01:56:22 | Weblog
2月に書いた中途採用の人間が、「事前に聞いていた仕事内容と違う」と騒ぎ出した。
彼はそもそも大手家電メーカーの子会社の物流専門会社のようなところにいたらしい。

うちで3社目なので、30歳そこそこで2回も転職していることになる。
最初はメーカーだったが、どういうわけかそこを退社し、その物流会社に転職した。
その物流会社での仕事はかなりきついらしく、残業は100時間程度で、
どんどん人が辞めていくような状況で、落ち着いて仕事がしたいという理由で当社に入社した。

課長から聞いた話では、非常に優秀だから採用したとのことで、特に室長よりも担当役員に買われて
採用になったようだ。

彼は僕の仕事を徐々に覚えるということになったので、引継ぎを徐々にしていったが、
ベーシックなところは出来ているし、なかなか素直に話を聞くので「見所があるな」と思っていた。
(年齢は2つ下の29歳)

しかし、今回の一件で「やっぱりダメか」と思ってしまった。そもそも仕事をロクにやっていないにもかかわらず、
仕事を選別するようなことを言い出すこと自体問題だし、謙虚さがない人間は成長しない。
それに、僕から言わせれば、必死になって与えられた仕事に取り組んでいない。

丁度彼と同じ年齢のときに僕も転職してきたが、僕の場合は業務の知識を誰よりも吸収しようと思い、
関連する本を読んだり、わからないことは周囲に恥ずかしげもなく聞いてそれをもとにあんちょこを造ったり、
独自資料を作成したり、検定を取りに行ったりと、必死に勉強した。
そのかいあって、金融→メーカ という転職にもかかわらず、
1年後には、品質については理屈を理解して、専門の人間ともそこそこ自信を持って話ができるようになった。

彼はどうか?今環境関連の仕事を引き継いでいるが、ISOについてどれほど知っているのか?
これからVEを引き継ぐが、素材やつくりかたについてどれだけ知っているのか。家で勉強しているのか?

そう考えると、彼は世間的には優秀かもしれないが、申し訳ないが、僕の思うレベルまでの人材ではないし、
仮に僕の前任の会社だと、一年以内に辞めてしまう「ああ、あいつやっぱりだめだな」というレベルの人材に過ぎない。
それに本当に優秀な人材は、何をやらせても一級のパフォーマンスを発揮できるし、
僕は前任の会社では、そのような人間といっしょに仕事をしてきた。

これから彼がどうなるのかはわからないが、引き継ぐ内容もレベルを落として(つまり深いところまでは教えない)引き継ぐし、
おそらく、彼の得意を称する分野についての知識、経験も大したことないだろうな、と容易に想像した。

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今年度の目標

2007-04-01 22:34:20 | Weblog
期が変わったので今年度の目標を立てる。

1.読書数目標
これは今期も続ける。ただし、目標を年100冊から80冊に引き下げる。
今年度は、文芸書などの本も読んでいく予定。

2資格目標
今年度は資格を取る。
語学ではTOEIC650点以上、仏検準2級を取る。
その他は日商簿記2級を取る。

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