パンドラの箱を開けるとちむがいた

書くスピード早いですが、誤字脱字多し。

47冊目~49冊目

2008-12-29 12:29:38 | Weblog
◎47「ボーイング747を創った男たち」アーヴィング
感想:
非常に丁寧に書かれていて、航空機の開発方法等がよくわかり、ためになった。
そもそも747は期待されていたプロジェクトではなく、パンナムはいずれ貨物に
使用しようとしていたなど、驚きの話がたくさんあった。

△48「仕事力10倍アップのロジカルシンキング入門」村沢義久
感想:
オーソドックスなロジカルシンキングで、知っていることばかりだった。

○49「議論のルールブック」岩田宗之
感想:
東大大学院からデンソーに入社という何とも物悲しい過去から決別するかの
ような起死回生の本です。前半はよくできているが、後半はあきらかに
ウィトゲンシュタインの影響をうけた話の展開や、やたらと法哲学的な
話へと分散しており、まとまりがなく、何か言いたいのかわからない。
ただ、めちゃくちゃ頭がいいのはわかる本です。

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自動車業界の落ち込み

2008-12-29 12:20:34 | Weblog
自動車業界の落ち込みが激しい。あのトヨタが営業赤字、デンソーも営業赤字になる。
あとは日産、ホンダ等だが、これらもひょっとして赤字に修正されるかもしれない。
では、将来的に自動車は斜陽かといえばNOだ。

今回はレアケースであり、ここに来て中古車がだぶついているや、
車はもうだめと言っている浅はかな人もいるが、将来的には成長産業だ。
例えばBRICSはこれからGDPの上昇に応じてモータリゼーションが起こることは
間違いない。その時期が後ろにずれただけである。
しかし、いつごろからその需要が復活するのかが難しく、
そこまでは各社耐久戦になると思う。
あれほど政府の介入を不公平だと騒ぎ立ててきた、資本主義経済大国アメリカですら、
不公平な資金を銀行やビッグ3に入れようとしている。そんな状況なのだ。

この危機が収束したあとには、世界一のトヨタと何社かに減ったBIG3、VW、HONDAあたりが、世界の主要プレーヤーとして残って、
あとは日本、韓国、中国等のメーカーが弱者連合を組むと思われる。

いずれにせよ、今後はガソリンに頼らない動力源を確保しないといけないし、
電機メーカーやベンチャー企業を巻き込んだ、ルールチェンジをしていかないと、
あっという間に逆転は起こりうるだろう。

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GMは破産するのか

2008-12-13 01:51:44 | Weblog
年内にGMにつなぎ融資をしないと破綻するおそれがあるらしい。
米国議会で法案を検討しているが、共和党の反発があり難航している。
それを受けて今日の円は一時88円台まで突入した。
GMは破綻もしくは他社と合併させるべきだろう。
雇用云々の問題もあるが、つなぎ融資を受けて復活するだけの材料が
自動車業界にはないからだ。

かりに生き延びられても、延命処置にすぎない。なぜなら、自動車の需要が
しばらく回復しないし、環境技術・小型車の技術がGMにはないからだ。
ないというより、日本車に勝てるだけのネタがないということだ。

ガソリン価格が急落して、大型車は売れるようになるかもしれないが、
時代は大きく変化していて、大型車にどれだけ人が戻ってくるかもわからない。
経営でのミスを犯し、それは取り返しがつかないところまできているので、
ここはCH11を出して、米国労働組合への医療費もチャラにして、債務もデッドエクイティ
スワップで事実上返済しないことにして、やり直した方が、GMのためになる。

最後はそれで落ち着くのではないだろうか。

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