パンドラの箱を開けるとちむがいた

書くスピード早いですが、誤字脱字多し。

やる気なし解析

2006-09-22 04:00:53 | Weblog
先日書いたことを読み返していると、認識違いがあった。

総じてやる気がないが、キャリア形成と読書は関係ない。
原因はおそらく、肉体面では季節の変わり目と夏休みの疲れの2つだと思う。
精神面では2週間ほどまえに親会社への転職が難しいことを知り、
精神面での緊張がなくなり、やる気がなくなったのだろう。
それに引っ張られる形で読書もやる気がないのだと思う。
おもしろい本がないというのは、探せばあるので理由にならない。
生活にそこそこ満足しているのも、前からそうなので理由にならない。
7の当初の配属と違うというのは既に過去に消化していることなので
今回のやる気なしシーズンの理由にはあたらないだろう。

さて、どうすればやる気が出るのか。
たぶん、何もせずにボーとしてたらそのうちやる気がでるだろう。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やる気なし

2006-09-21 01:57:23 | Weblog
ここ2~3週間の「やる気なし」振りはひどく、
ろくに本も読んでいない。原因を考えてみた。

1.夏休みの後半ぎりぎりまで旅行をしていて、疲れが残っている
2.季節の変わり目で身体がだるくやる気が出ない
3.最近おもしろそうな本がない
4.仕事に見切りをつけて、自分の能力を伸ばしキャリアをつける仕事から、そこそこの暮らしをするための仕事に変わった
5.2~3年のうちに親会社に再度転職しようと考えていたが、どうやら慣習で子から親への転職はほとんど不可能だということがわかった。
6.生活にそこそこ満足している
7.転職した当初の仕事内容と現在の仕事内容が違っている

以上が考え付く要因だが、一番の要因は5だと思う。
親会社に転職するのを目標にしており、そのために英語の勉強や業務経験をつもうと考えていたのだが、
事実上不可能だとわかると、急にやる気がなくなり、
「まあ、仕事楽だし、スキルアップしても無駄だから適当に仕事しておこう」と思ってしまった。
この親会社には、現役のときにこの親会社の大学推薦枠に入っていて、先輩から大変熱心な勧誘をうけたが、
当時は全く興味なかったので相手にしなかった会社なので、
「従業員のレベルなど大したことないよ」と心のどこかで思ってしまう癖があるので厄介だ。

次は7で、当初は海外派遣要員として転職し、修行として別の部署に配属されたのだが、
そのままその部署に人事凍結になってしまい、
あとから入社した年上の人がぼくが赴任されるはずの地域の担当になってしまい、
結局彼が海外赴任することになってしまったのだ。その彼が仕事ができる人なら納得もできるが、
全くできない人なので、余計に「なんだこの会社は?」と思い幻滅してしまったのだった。
要は人材戦略がないのだ。

こんなことならもう一つ内定していた違う会社で海外事業の建て直しの仕事をしたほうがずっとキャリア的には良かったし、
事実上この転職先の選定でぼくのキャリアは終わってしまったのかもしれない。

何か目標を見つけないとだめだな。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

動物園

2006-09-13 23:58:51 | Weblog
会社を休んで動物園に行ってみた。
6年ほど前に一度同じ動物園に行ったが、当時よりも寂れていた。

動物たちも相変わらずやる気がなかったが、
一人(一匹?)気を吐いていたのが熊軍団だった。
「熊のようにうろうろする」というが、ほんとうにうろうろしていた。

と同時に、巨大な月の輪熊やヒグマとガラス一枚隔てて対峙しているわけだが、
もし、このガラスがなければ、ぼくはこの場で死を覚悟するだろうと思った。
実際に東北や北海道ではこんな巨大動物が出没するのだから、遭遇した人の恐怖は想像に難くない。

テディーベアや熊のプーさん、それに幼児用製品はやたら熊マークのものが多いが、
こんな怖い動物がなぜあんな愛嬌のある動物として扱われているのか謎である。

「アイアイ」という歌があるが、あの歌を作った日本人は、アイアイという猿を一瞥もせずに作ったらしい。
アイアイは相当グロテスクで、原住民からは「森の悪魔」と呼ばれ、嫌われているそうだ。

このパターンと同じで、テディーベアやプーを作った人は熊をよく知らなかったのではないだろうか。

熊は想像以上に大きくて、動きも軽やかで、怖い動物でした。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

45冊目

2006-09-08 01:35:24 | Weblog
◎45「パワポ使いへの警告」榊原廣、2006、講談社



感想:
タイトルからしてナニ?と思いましたが、
内容は企画立案の方法について実践的に書かれた本です。
企画と企画書の違いから説いています。

筆者は博報堂のプランナーで、何をやっている人なのかよくわかりせんが、
イメージ的には外部顧客がマーケティング戦略の立案を依頼してきて、
それに回答するといった内容のような気がします。

企画に携わる人にとっては、まず最初に読んでおきたい本で、非常にお勧めです。
☆にしようかと思いましたが、ぼくにとっては普段やっている仕事の
再確認的な意味合いにしか感じなかったので、
「なるほどー」というサプライズがあまりなく、「そうそう」程度にしか思わなかったので◎になりました。

しかし良書であることは間違いなく、企画に携わる人の基本となる本でしょう。
発想の段階では絶対にパワポを使わない(要は企画書を書きながら、企画を考えることはできない)。
次に全体の流れをワードでまとめたら、ほとんど企画は完成したと同じで、パワポで企画書を書くという内容です。

ぼくの場合は、
1.これまでの実施事項
2.ターゲットと現状の把握=これが問題にあたり、あるべき姿と現状のギャップを示す
3.問題点と課題の抽出(筆者はこの課題の抽出が一番重要だと説いている)
4.課題から導き出される今後の活動計画
を、一本のストーリーとして成立するように企画を作成しますが、
大体このパターンに当てはめると企画は通ります。
また、発想の段階では、手書きで思いついたことを紙に次々に走り書きします。
パソコンを使うと融通がきかないし(例えば図とか絵)発想の瞬発力がなくなるので、
とにかく思いつくままに書きます。

企画にたずわわる人にとっては必須の本です。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スティーブ・アーウィン

2006-09-05 01:15:18 | Weblog
実にショックなことですが、「クロコダイルハンター」として有名なスティーブ・アーウィンさん(44)が、
ドキュメンタリー番組の撮影中にアカエイに左胸を刺されて亡くなったとのこと。

ここ2年ばかりはケーブルTVを取っていないので彼の番組は見ていませんが、
それまではアニマルプラネットの「クロコファイル」は必ず見ていたし、
彼の明るいキャラクターや、必要以上にコモドオオトカゲやワニに近づいた危険なシーンでは
TVに釘付けになっていました。

日本にも、最近はTVですっかり見かけなくなった某王国主催(←最近どうしたのか?)の某氏がいますが、動きが全然違います。
(ちなみに某氏が東大理学部在学時に、文学部に大江さんがいて、
大江さんの小説が当時の東大の学内懸賞雑誌か何かで掲載されたそうですが、
そのあまりの完成度の高さに、小説家志望だった某氏は大変なショックを受けたとのこと)

彼はオーストラリア動物園(もともと爬虫類の動物園だったがその他の動物にも拡大したらしい)の園長で、
動物園を通して自然保護を訴えていた姿は印象的です。

TVでもクドク感じるほど自然保護を訴えていました。
そもそも彼自身は自分がTVに出ることで、
少しでも自然保護を訴えて行きたいという思いがあったような気がしてなりません。
残念でなりませんが、ご冥福をお祈りします。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

44冊目

2006-09-02 06:51:53 | Weblog
☆44「京都料亭の味わい方」村田吉弘、2004、光文社新書



感想:
久々の☆です。筆者は京都の老舗料亭「菊乃井」の主人ですが、かなり有名な人らしく、
テレビとか雑誌とかNHKの料理番組とかいろいろ出ているようです。

京懐石は何ぞやから始まって、料亭と割烹、東京への進出で終わっています。
語り口が軽妙で、あっという間に読み終えました。
関西弁で書かれているので、最初は読みづらいですが、すぐに慣れます。

京懐石と茶の湯との関係や、出される料理の順番など、
基本のところから書いてあり、素人にもお勧めです。
「菊乃井」での食事の値段は赤坂で20000円程度らしいので、そんなに高くはありません。
京都本店では昼の懐石もやっており、8000円程度~なので、
京都に行ったときには食べてみたいと思います。

「すきやばし次郎」で20000円の鮨を食べるくらいなら、「菊乃井」で京懐石を食べたほうが、
得するような気分になると思いますが、
そもそもそんな発想をすること自体が貧乏臭いなーとふと思うのでした。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

43冊目

2006-09-01 00:13:58 | Weblog
○43「物語 現代経済学」根井雅弘、2006、中公新書


感想:
内容が多少マニアックなので(さすが大学の先生。新書を論文のように書いています)、
経済学を勉強したことのない人だと、ほとんど内容を理解できないと思います。

根井さんの主張は、多様な経済学を認めない経済学の世界に対して警鐘を鳴らしていますが、
大学院レベルの経済学か、学部でもしっかり勉強した人でないと、
「何言ってるの?」で終わります。

確かに根井さんの「経済学は排他的」との主張は当たっています。
ぼくも経済の勉強をかじった時に、先生から(この人はミクロ経済+産業組織論専門)、
医療とか環境とかを取り上げる経済学なんて2流といわれました。
あくまで、数学的裏づけに基づいて、古典的な命題を動学化したり、
よくわからない数学を使って緻密に分析し、
理論を構築することを好しとしていました。
ただ、最近の経済学は、あまりにも数学に走りすぎて、
数学の本と同じになっており、そっちの方にも大きな懸念を抱いていました。

この本の最後の章は説得力もあり、読み応えがあります。マル経やケインズ経済が没落し、
その流れを汲んだニューケインジアンやレギュラシオン経済学は今も決して陽のあたる経済学ではなく、
細々と続いているのが現状のようです。

まあ、ぼくには関係ないといえば関係ありませんが。根井さん心配はよくわかります。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする