「RUN」
流浪のストライカー、福田健二の闘い
体の底から熱くなりました。
同い年で、ユース代表の時から知っている友人であり、B級講習会でも一緒で、久し振りに会って、その"熱さ"に懐かしさを感じました。
俺の知っているプロサッカー選手の中でも、飛び抜けてプロフェッショナルだし、志が高く、自分に対しても厳しい姿は、今も昔も変わっていません。
この本には、その理由が溢れんばかりに書かれていて、あの芯の強さの所以が分かりました。
心を揺さぶられる想いになったし、同い年の選手として、これ程までに"人としての器"に差があるものかと、自分を見つめ直す事になりました。
いろんな意味で、余りにもショッキングな内容に言葉を失っていますが、福ちゃんの人としての奥深さ、改めて言いますが、人としての器のデカさに感服しています。
この度、愛媛を退団し、横浜FC香港へ移籍する事になりましたが、ストライカーとして、変わらぬ点を取る事への執着心、貪欲さに驚かされます。
更なる領域へのチャレンジを応援すると同時に、自分自身も負けずに頑張りたいという、強い想いにかられました。
家族愛の深さや大切さを、改めて感じさせてくれる内容でもありました。
皆さんも是非ご覧になってみて下さい。きっと心にポッと火が付くのを感じられると思います。
「RUN」
小宮良之 著
ダイヤモンド社
