主税日記 - 藤本主税公式ブログ

ロアッソ熊本 藤本主税の素顔がわかる公式ブログ!

札幌戦

2013年04月28日 | Weblog
金曜日に練習合流して、ようやく復帰に辿り着いた。チームがしんどい今こそ、少しでもフレッシュなパワーを送り込みたいと思ってこの遠征に臨んだ。

今日の試合は、キタジのブログに書いてあった通り、「神風」が吹いてくれた。これ程までに強風下でプレーした覚えがなく、本当に難しい試合だった。寒さやグラウンドの凸凹も想像以上で、この中で勝ち取った勝ち点3の意味は非常に大きい。

立ち上がりのビッグチャンスをモノにできず、直後に失点したことで、メンタル的にもキツくなってしまったが、前半を終えて0-1、最小失点に抑えたぞ!と選手には声を掛けた。ポジティブに後半へ入って欲しかったし、後半は風上に立てることで、優位に試合を進められると思っていた。

案の定、はじめにも書いたが「神風」の後押しもあり、3点を奪い取ることができた。

正直、室内のウォーミングアップ場で体を動かしてたので試合内容は分からないが、結果勝ったこと、これが全てなのかなと思う。

「これがサッカー」「これもサッカー」と言い方は色々あるだろうけど、結果相手より多く点を取って勝ち点3を奪ったのがロアッソ熊本だということ。

はるばる北海道まで足を運んでくれて、あの悪天候の中、最後まで声を掛け続けてくれたファン・サポーターのみなさんには、心から感謝の気持ちでいっぱいです。涙を流してくれた方もいらっしゃいました。本当にみんなで勝ち取った勝利だと思います。本当にありがとうございました。

次はホームゲーム、今度は熊本の地で、最高の勝利を飾れるように、また良い準備をして臨みたいと思います。


山形戦

2013年04月21日 | Weblog
今日は雪という悪条件の中、集中の難しい試合だったと思う。だが、それは全く同じ条件でもあるし、何の言い訳にもならないので、結果…負けた事は事実なわけで、3連敗を重く受け止めなければいけない。

結果も良くなかったが、内容も同じく良くはなかった。

一番気になったのは「バランス」で、攻撃も守備も自分勝手に動く選手が多く、攻守共に90分を通して修正できなかった。

攻撃と守備は表裏一体、良い攻撃ができている時は、ボールを奪われて守備に切り替わっても、本来必要な場所に必然に選手が配置されているので大崩れしない。逆に良い守備ができている時は、ボールを奪った瞬間に、効果的なカウンターをし掛けられる。

今日の試合で多かったのは、攻撃のバランスが悪く、動き過ぎて片方に寄り過ぎるので、サイドチェンジができなかった。

例えば、中盤のサイドの選手が中央を超えて逆サイドまで移動することで、ボランチにボールが渡った時に、中盤のサイドの選手を経由してサイドバックを上がらすというパターンが生じなかった。結局同サイドに突入して奪われることになり、尚且つ、ボールを失った瞬間に同サイドに前線の選手が寄っているので、逆サイドに展開された時に誰も居ないという現象が起きる。そうなると、ラインを下げざるを得なくなり、高い位置で奪い返すことができない。

あと気になったのは、プレーの選択が消極的だったこと。遊びのパス(ゆっくりな縦パス)を通して相手を揺さぶったり、わざと食いつかせたりという余裕がなかった。映像は立体的に見えるので分かりやすいが、実際にプレーしている選手は平面で見ているので、スペースを見つけることは当然難しい。しかし、チームが機能している時はそれが見えている。そう、できるはず!なんだけど、今日の試合では相手との距離が5mでもプレッシャーに感じているように見えた。良い時なら相手との距離が3mでもパスを通せて、ボールも受けられるのに…と。

後半から中盤をひし形に替えてトライしたが、好転したようには感じなかった。

ハヤトの仕掛けやファビオの体を張ったプレーなど、90分間走り続けるファイトは、今のチームに必要な要素なのかもしれない。でも、そのプラスαとして必要なのは、頑張る質(動き方、プレーの質)を上げる事!そこを理解してやって欲しい。

チームを分析して、個人を分析して、とにかく「今」やれる事をやるしかない。上位との差はもちろん気になる。リーグ戦はポイントを争っているのだから当然のこと。でも、足元を見つめ、自分達の成長に目を向けることを怠ったら、この先何も得ることはできない。

俺自身も怪我で出られず、こんなに悔しくて歯痒いことはない。チームの誰より昇格への気持ちは強いと思っている。だからこそ、チームに対する分析・評価も厳しくなるし、目を背けることを絶対にしたくない。プレーしていなくても、試合に出た選手たちと同じように悔やんだり喜んだりしたい。そうしないと、自分自身が復帰へのモチベーションを保つことができない。

厳しい批判も当然受け止める。ロアッソ熊本を愛する人たちが、愛のある叱咤激励を送ってくれることは、自分達への愛の証だし、深く受け止め、自分達を奮い立たすパワーに変えたい。

1試合でも早い復帰を目指し、明日のリハビリも頑張りたい。


祝!大宮アルディージャ

2013年04月20日 | Weblog
素晴らしい!素晴らしい過ぎる!

大宮アルディージャのJリーグ不敗新記録樹立&さいたまダービー勝利。大宮に関わる全ての方達に祝福の言葉を送りたいです。本当におめでとうございます!

大宮の試合は欠かさず見てますが、1試合毎の戦術・戦略の徹底ぶりには、ホントに驚かされます。今日の試合に限っては、あの浦和レッズを相手にマンツーマンディフェンスで対応するズデンコ(監督)さんの策略ぶり…脱帽です。

誰一人サボることのないハードワークがベースにあるからこそ成り立つ戦術だし、実際に90分間やり続けた選手に大拍手を送りたいです。特に青木と金澤のダブルボランチのポジショニング、運動量、効果的な攻撃参加、二人の距離感、グンを抜いて素晴らしかった。片岡も久しぶりにスタメンで出て変わらぬフィジカルの強さ、大剛のテクニック、北野の安定感と、共にプレーした選手たちの堂々とプレーする姿に感動して、心の底から奮い立つ、熱いものが込み上げてきました。

ホントにおめでとう!記録を樹立しても、休む間もなく連戦が続くけど、この勢いを継続して、最高のシーズンにして欲しいと願います。

大宮を離れて1年ちょっと、全く記録には関わってないですが、少しだけ自分のことのように感じさせて下さい(笑)

大宮アルディージャの選手、スタッフをはじめ、ファン・サポーターの皆さん、地域の皆さん、スポンサーの皆さん、本当に素晴らしい記録達成、おめでとうございました。

あと一回だけ言わせて!

素晴らしい過ぎる!!!


愛媛戦

2013年04月17日 | Weblog
はじめの言葉が見つからないので、内容を振り返りたい。

前節同様、相手は3-4-3のシステムで、さすがに選手も対応が早く、攻撃でも良いポジショニングが見られた。しかし、もっとやれるはず。ボランチ経由のボール回しが少なく、たまたま繋がったっていう場面で誤魔化されているけど、後ろで回すにしても、効果的とまでは言えない感じだった。

その中では、ファビオが空いたスペースをよく見つけていて、特に相手のウイングバックの裏に流れて起点になってくれた。2度ほどそのプレーが続いたので、もっと的を絞って徹底的にそのスペースを使っても良かった。

ただ単にそこへ流れて行ったら繋がった…ではなく、スペースを共有しながら、空いたスペースを有効的に使っていくとそのスペースを使うことになる…という、意図のある良い動きだし、良い崩しだったと思う。

攻撃で押し込むシーンも多く、リスク管理がしっかり出来ていたことが良かった。取られ方が悪くピンチになることもあったが、比較的良かったと思う。

前半からカズキの守備時のポジショニングが悪く、後半に入って特にそのスペースを狙われることが多かった。連続でそこを狙われた時に、グラウンドの中で解決しなければいけない。相手のミスに助けられたけど、ホントに危ない時間帯だった。ノゾミに代わるまでの時間は見ていてヒヤヒヤした。

全体的にはやろうとすることが見られたし、ポジティブな要素の多い試合内容だった。結局最後の精度の問題が浮き彫りになってしまうが、そこは永遠のテーマで、チームとしてはもちろん、個人の意識の問題が大きいので、確率を上げるために努力し続けるしかない。

もったいない結末となってしまったこの一戦・・・ホントに悔しすぎる

前節の負け(負け方)に比べると、断然ポジティブな要素の多い試合ではあったが、ホームでこの負け方はダメージが大きい。

最後スタンドを眺めていたが、ブーイングではなく、応援歌を歌ってくれたサポーター、ジーンと込み上げてくるものがあった。結果は出ていないけど、このサッカーを続けて行くしか道はないと思っている。ノーリスクのサッカーがもしかしたらベターかもしれない。でも先のある、高いレベルのサッカーを目指したい。ボールを保持しながら、ジャブのように相手をジワジワと痛めつけ、チャンスを多く生み出す。まだまだ未熟な部分は多々あるけど、必ず良い方向に向かっていると信じてやっている。

次節もすぐやってくる。気持ちをリフレッシュさせて、何とか勝ち点3を奪いたい。


長崎戦

2013年04月15日 | Weblog
正直な感想をいうと、ヒドい試合内容だった。もちろん結果も出ないし、見ていて気が重くなる試合だった。

相手は3-4-3のシステムで、高い位置からプレッシャーをかけてきた。熊本の4人DFに対しては相手の1トップと2シャドーが、中盤はほぼマンツーマン、カズキとファビオの2FWにはリベロを余らせてマンツーマン、この相手に対して全くボールが回せなかった。

空いたスペースがないなら、自分たちで"作る"という作業ができなかった。

守備では相手の2シャドーが掴みきれず、熊本のボランチも前がかりになっていたので、センターバックの前にスペースができてしまい、そこをうまく使われることがあった。ボランチが前がかりになるのは、全体がコンパクトになっていれば問題ないが、あれだけ間延びした中でそれをやってしまうと、当然守備は機能しなくなる。

全体的に攻守において落ち着かず、バランスも悪かった。攻撃時も守備時も、常に次のことを考えてポジショニングすることが大事で、ただ攻撃する、ただ守るだけでは、切り替わった時に本来居なければいけない場所に人が居ないということになり、当然良いバランスとは言えない。

とにかくロングボールが多かった。意図のあるロングパスならいいのだが、困って蹴るロングボールでは、相手に蹴らされているだけなので、繋がる確率は低い。ボールを回すにしても、そのままのシステムではどっぷり相手のシステムにハマってしまうので、ボランチの1人(タクorコウヘイ)を上げて、ワンボランチぎみにする。相手のボランチ2人が熊本のボランチ2人をマンツーマンで見ているから、両サイドの中盤(養父orハヤト)が絞って相手のボランチ1人にわざとマークされる。そうすればタクかコウヘイがフリーになるはず。

これは1例だが、何かしら変化を付けながら、誰かをフリーマンにする工夫がないと、4-4-2のシステムのままでは当然ボールは回せない。GKに戻してロングボールがオチだろう。

グラウンドの滑り具合、天候(暑さや風)、スタジアムの雰囲気など、テレビでは伝わりきらない部分はあり、思うようにやれなかった理由はあるかもしれない。ただ、それを差っ引いても、今シーズンで一番ワーストに近い出来だったことは否定できない。

引き分け続きでどうしても勝ちたかった一戦、本当に歯痒い、情けない。ここで勝つことで、引き分け4連戦を肯定的に捉えることができた。でも、ここで負けるということは、ただ単に勝てないチームと…そう捉えられても否定できない。

これから連戦が続き、修正に時間をかけられない。今できること、チームとしてはもちろん、選手一人一人が考え、意識改革することが必要だろう。

自分は怪我のため出場できない。チーム状況を考えると休んでいる場合ではないが、チームに喝を入れ、アドバイスを送ることしか出来ない。ホントに腹立たしい。。。1試合でも早く復帰できるように、最善の努力をしてカムバックしたい。

若い選手の頑張りに期待したいし、伸び伸びプレーする環境を作っていきたい。必ずやれるはず!トライすることへの勇気を是非とも持ってプレーして欲しい。

どうしたらいいんだろう、チーム状況は厳しい、J1は高い壁だ、そんな事を考える暇があったら、「今」自分たちは何をするべきなのかを考えて欲しい。結果は後からついてくる。プロセスに集中し、足元を見つめる事を忘れないで欲しい。

チーム一丸、ファン・サポーターの皆も一緒にこの苦境を共に乗り越えて欲しい。熱い声援を送って、選手はそれに必ず応える。皆が一つに!上を向いていこう!俺たちは絶対に諦めない!!!


横浜FC戦

2013年04月08日 | Weblog
今日の試合、色々と思うところはあるけど、結果は妥当かなと思う。俺が決定機を外した責任は大きいし、決めきれなかった…結果0点。相手にも決定機を与えたが、雄太のビックセーブに助けられ…結果0点。強風の中、やりたい事が半分もできなかったストレスもあり、横浜FCとは好条件の中でガチンコ対決したかったなぁというのが本音かな。でも、色んな条件下でやる事がサッカーであり、その中で何ができるのかが、チームの力として評価される。そういう意味では、熊本はまだまだ力不足なのだろう。これは決してネガティブな言葉ではなく、伸び代がある事を前提に話ししてるので、決して白旗を挙げたわけではない。

一つずつクリアにしていかなければいけない課題があり、それを追いかけるからこそ日々のモチベーションが高まるわけで、明日は休んで、また明後日からTRに励みたいと思う。それしか成長の道はないからね。

あまり今日の試合は参考にならないけど、良かったのは失点が0ということ。守備のバランスは比較的良かった。終盤ボランチとセンターバックの距離が広がった時はバランスを崩した感があったけど、全体的にはコンパクトにバランスよく配置できていたと思う。

悪かったのは、ボールを回すテンポが遅かったこと。判断の遅さが一つ言えるが、風が強くてボールが収まらず、フワフワした状態でコントロールしなければいけなかったので、コントロールに意識が集中してしまった。その辺りは致し方ないかなと。今週のTRで背後を狙う意識を徹底したのもあり、背後の動きだしは増えたけど、タイミングもなく、意図的なランニングではなかった。ただ走れ!では意味がないので、連動性からの背後へのランニング、そのランニングした選手の空けたスペースを違う選手が使うなど、単独ではなく、人との関わりの中でそれができれば、もっと効果的な動きになると思う。

今日のような悪条件での試合は、シーズン通して5試合もないだろう。その試合を落とさなかったこと、勝ち点1を良しとして、次の試合に"前向きに"進んで行くことが大事だと思う。

あまり詳しく振り返るほどの内容ある試合ではなかったので、今日はこのくらいにしておきます。

只今、夜中の2:00です。北九州便からバスに乗り換えてのハードな移動。あと30分で到着します。

今日も大きな声援、ホントにありがとうございました。