ここをキャンプ地とするっ!IV

根っこが生えてしまってからの活動記録

秋の味覚

2016-10-22 21:47:43 | 父ちゃんのグルメ
ある日曜の午後、さるお方より業務連絡。「アレたくさん買ったから、夜に○○ご飯食べに来るか?」って。

アレ、食べたことないよね。噂にゃ聞いたことあるけどね。永谷園のお吸い物なら知ってるよ、飲んだことあるし。炊き込みご飯作ってジャーに匂いついちゃって後始末が大変なやつね。
ここは当然二つ返事でしょ。「いく、いく〜!!」みたいな。

実はその時、七輪で火遊びしつつ昼間っからワインの真っ最中。普段酒など飲まんのに調子に乗った私、恥ずかしいくらいの少量で恥ずかしいくらいヘロヘロの状態。クラクラ気持ちよくなって、あろうことか濡れ縁でお昼寝。
10月の風は冷たかったよね。酔いなのか冷えなのかわからんけども、ガタガタ震えちゃってモー大変。「えらいことになった!(真田昌幸)」とか言いたくなったよね。

こりゃアレは見送りだなー、なんて思ってたら向こうからやって来てくれました。大変申し訳ないことを…ちょっとだけ反省いたします。



風呂敷に包まれた妙に立派な"おひつ"の中身は…「松茸ご飯」。長野県の青木村で「PlayStation4 500GB」が買えるくらいの値段で入手したモノが(全部ではないが)入ってるらしい。「国産だぜっ」と、さるお方の鼻息は荒い。

"おひつ"のふたを開けた時思わず拝んじゃったよね。「アリガタヤー」ってさ。
そして漂う松茸の良い…というか強烈な香り。さすがにたくさん入ってると香りがすごいねーなんて呑気に言ってると…ここで嫁さんの通称「シナモンセンサー」が作動。
嫁さんはシナモンが大の苦手。その苦手な香りが松茸ご飯から香って来るってよ?

アップルパイに入ったシナモンもバインミーに入ったパクチーも、なんでもよくわからんで食べちゃう(だから多分グルメ度の低い)私はクエスチョンマーク。
まっさかーとか言いながら調べたら、そのまさかだったよね。結論から言うと香り成分がほぼ同じだった。
シナモン(ニッキ)は漢方?で言うところの「桂皮」。そして松茸に含まれる独特の香りの主成分は「桂皮酸メチル」なんだそうだ。(マツタケオールって成分もあるけど、これはキノコ全般に含まれてるらしい。)

すっごいねー、嫁さんの嗅覚。嫁さん頑張ってたけどあえなく途中リタイア。子どももそれほど興味を示さず、3合近くあったご飯は(何日かに分けて)ほとんど私が美味しく食べましたとさ。

ちなみに松茸で有名な青木村、地理的には上田市の西であり正式には長野県小県郡青木村。真田昌幸(草刈正雄)がよく口にしていた小県(ちいさがた)って名称がちゃんと残ってんだね。

「では、おのおの抜かりなく!」酒を飲むときは特に…ね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿